K-POPの不都合な真実
サーチナにK-POP人気はやっぱりねつ造?「きな臭い話」と言う記事がありました。
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韓国のポータルサイト「Daum」の掲示板では、筆者が「SMエンターテインメントのLA公演の真実」と題した記事を紹介した。それに対し、さまざまな意見が寄せられた。以下、韓国語による書き込みを日本語訳した。
●スレ主:セント
イ・ドンヨン韓国芸術総合学校教授が次のように発言した。
2010年9月4日、SMエンターテインメント社は、K-POPの世界化の重要なきっかけとなった、ロサンゼルス(LA)公演を開催した。この公演は、ソウルから始まって、上海、東京、パリ、ニューヨークなど世界の主要都市へのK-POP世界の巡礼の中で最も重要な意味を持っていた。
しかし、一つ疑問がわいたのは、マスコミがどのようにこのような賛辞を、まるで約束でもしたように、一斉に報じたという点だ。その公演は本当にマスコミの報道通りに成功だったのだろうか?「SM Town Live in LA」の公演には、両方の不都合な真実が隠れている。
この公演を取材するために主要日刊紙、インターネット、メディア、放送局など、国内20社以上の報道機関は、SM社が提供したチャーター機に乗って同行取材をしたという事実。
第2の不都合な真実は、実際にこの日の公演に集まった観客たちが、すべて切符を「買って」入ってきたのかという点。
イ教授は、K-POPは、現在、英米、ヨーロッパ圏ではまだまともなライセンスのアルバムをリリースしたこともなく、企画会社の収益構造を見ると、日本市場と契約を結ぶなど、むしろ日本の市場に吸収されていく傾向が現れていると指摘。また、あまりにもアイドルが画一的なので、文化の多様性が実質的に抑圧されている現実も問題との見方を示した。
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韓国芸術総合学校教授が、東方神起や少女時代が所属しているSMエンターテインメントによる昨年のワールドツアーに関する「SMエンターテイメントのLA公演の真実」と言う記事です。マスコミの同行取材や観客がチケットを買っていたのかという疑問や芸能会社のこと、そして放送局の関係それらに関する記事とその掲示板の抜粋のようです。
しかしこれは「Daum」からの引用ですが元々の記事は「PRESSian」と言うサイトに載っている記事そのままです。
実際の記事を見てみると結構長いので抜粋のみを紹介します。記事は、昨年のSMエンターテインメントのワールドツアーの一つでPOPsの本場アメリカで行われたロサンゼルス公演に関するもので韓国マスコミが大々的に「成功」と報じました。中央日報日本語版にも『43人のアイドルを乗せた「10億チャーター機」が米国を攻略』と言う記事が載っています。
この日の公演開始5、6時間前からステイプルズセンター周辺には数千人の米国ファンが長い列を作った。韓国系、中国系などアジア系米国人はもちろん、白人、黒人、ヒスパニックなど多様な人種のファンが会場を訪れた。SM側は「前売り内訳を確認した結果、半分以上が非東洋人ファンだと推算された」と伝えた。
7階まである客席(フロア含み)には1万5000の観客が埋まった。公演会場はミニ地球村のように見えた。
これらの記事に関して教授は、「ところで一つ疑問を感じたことはマスコミがどのようにこのような賛辞をあたかも約束でもしたようにこの一時に吐き出したかという点だ。 その公演は本当にマスコミの報道のとおり成功的であったか?このような 'SM Town Live in LA' 公演には二種類不便な真実が隠れている」としています。その一つが報道機関とSMエンターテインメントの関係です。
韓国のK-POP関連の報道に関しては、韓国国内でも「TVで国民洗脳をした"韓流ブーム"が色あせる」という意見があることを紹介したように批判的にみられているようになってきて来ます。そういうことを象徴する一つの記事を紹介します。
「T-ARA、かわいくてセクシーな魅力ある」 日本列島が熱狂という中央日報日本語版2011/07/06の記事です。
ガールズグループT-ARAが‘ねこダンス’で日本の男性ファンを‘ホリック(中毒)’にした。T-ARAは5日、日本東京SHIBUYA-Xで行われたショーケースで、「Bo Peep Bo Peep」など3曲を歌い、かわいくてセクシーな魅力で約1500人の観客にアピールした。 この日の公演(1500席)には現地ファン7万人が応募し、T-ARAの人気を実感させた。観客の大半は10-40代の男性で、日本でも相変わらず‘アジョシ(おじさん)ファン’の威力を感じさせた。 7人のメンバーは赤い服を着て登場し、「あなたのせいで狂いそう」を歌いながら観客を圧倒し始めた。席を立って手を振りながら声援を送るファンもいた。以下略
この記事中の下線部(以下の部分)はすべて間違っています。
①「Bo Peep Bo Peep」など3曲を歌い
②現地ファン7万人が応募し
③観客の大半は10-40代の男性
④7人のメンバーは赤い服を着て登場し
実際には
①実際にはアンコールを含めて8曲を歌った。マスコミ向けてでも歌ったのは4曲
②応募者数は会見や本番の時にも発表され「10万1186通」
③男性も多かったが、女性の方が当然のごとく多かった
④赤い服は記者会見用の時で、本番はブルー系の服
だったことがサンケイスポーツ文化報道部次長(韓Fun編集長)宇佐美彰彦さんのブログで紹介され、「しかし、本日出ていた中央日報の記事は、アレレな内容でした」と呆れています。中央日報の記者は実際の公演は見ていないまま、マスコミ用に公開した内容とか配布された資料だけで記事を書いたんでしょうね。さて教授の記事に戻ります。
こうした報道も公演の様子が動画サイトで流れるとアジア系の観客が多いことに気が付きます。
韓国マスコミでは大成功となった米国公演ですが、その後11月19日にマキシシングル「The Boys」で全米進出した少女時代はどうだったのでしょう・・・。日刊サイゾーと言うサイトに「ランクの形跡なし......」日本マスコミが伝えない少女時代全米進出の"大惨敗"と言う記事があります。
「日本のオリコンに当たるビルボードチャートにランクインしたという話は聞きませんね。アメリカのiTunesチャートでシングルが74位、アルバムが122位を記録したことがわずかに報じられたぐらいです」(K-POP雑誌編集者)
74位と122位......なんとも微妙な順位ではある。ビルボードではなく、iTunesチャートというのも韓国の熱心なファンがアメリカのiTunesでダウンロードすれば、それがチャートに反映されるので、本当の意味でアメリカ人に支持されているかどうかの指標にはならないのではないか。
成功はこれでもかというぐらい大きく報じられ、失敗はスルーというのが、昨今の韓流ブームの実態。少女時代の全米進出の顛末も大手メディアでは報じられることなく、ささやかな成功のみがフレームアップされ「空前のK-POPブーム」という形で、日本人ファンに刷り込まれていくだけなのか。
また昨年5月に行われたパリ公演の後のK-POPのその後はどうだったのでしょう・・。『wenoirのウェブログ』さんの記事にパリ視察の報告(フランスにおける韓流ブームの真相)と言う記事があります。「フランスで韓流が大人気」との報道をインターネットで知って以来その真偽が気になって気になってしょうがなかったので、パリ出張のついでに調べてきました。」と言うことですが、言ったのは何と韓国大使館とシャンゼリゼ通りにあるヴァージンメガストアと言うところで、韓国大使館では
「죄송합니다.지나가는일본사람입니다만,조금묻고싶은것이,있는데요…(どうもすみません。通りがかりの日本人ですが、ちょっとお聞きしたいことがありまして・・・)」
「무엇이에요?(なんですか?)」
「일본마스미디아에서는,브란스에서한류가붐이되고있다는보도가있는데,그러한사실을파악하십니까?
(日本のマスメディアでは、フランスで韓流がブームになっているという報道があるのですが、そのような事実を把握していらっしゃいますでしょうか?)」
「미안합니다만,우리들에게는모르겠어요(申し訳ありませんが、私どもでは分かりかねます。)」
はあ、そうですか・・・
だそうです。一方、シャンゼリゼ通りにあるヴァージンメガストアにはJ-POP/J-ROCKのコーナーはあるもののK-POPに関しては
「もうK-POPのケの字もない!」
ということで、シャンゼリゼ通りのヴァージンメガストアの規模と客層から考えて、シャンゼリゼ通りのヴァージンメガストアにK-POPが全く見当たらなかったという事実から、少なくともフランスには、日本のネットで見た程の韓流ブームは存在しないと僕は判断します。
だそうですww。またパリを案内してくれた女性(在仏在日韓国人)の方にフランス人の持つ韓国に関する印象について質問したところ
「韓国ですか・・・、うーんまあ、やっぱりあんまり存在感ないんじゃないですかねえ。しいて言うなら、やっぱサムスンとか。」とのことです。。。
確かにヨーロッパにおけるサムスンの存在感はSONYを上回っている雰囲気がするけれど、やはり文化としての韓国はフランスではあまり存在感がないようだ。
とまとめています。ブログの記事が書かれたのは9月ですから5月にK-POPが大成功ならばちょうど盛り上がる頃かと思いますが全くそのような気配がないという記事になっています。
イ・ドンヨン韓国芸術総合学校教授は、海外で大成功と報じられるたびにSMエンターテインメントの株価が2008年から3年で10倍以上上昇していて、最大株主であるSMエンターテインメント会長は韓国エンターテインメント市場で最高の株式保有者となったと書いています。
また2012年1月のKBS,MBS,SBSの歌謡番組がほとんど同じようなアイドルグループが出演ている。どうして差別化しないで同じような番組になるのか歌謡番組の芸能ディレクターに質問すると「視聴率が・・」と答えるが、それらの平均視聴率5%程度だと言うことです。そしてそれには「胸が痛む事だが地上波、ケーブル芸能局ディレクターたちが過去から定期的に出演を対価にいわゆるPR費を受けて拘束された事例たちが多かった」とし、2008年に収賄容疑で逮捕されたディレクターが特定の会社の株を保有していることから、番組に出演させようとする芸能会社との間の現金ではない新たな増収手口ではないかとしています。
さらにお互いの利害が一致していることから「制作会社-メディア- 株式市場:が三角同盟を結び、社会の独占を正当化する" サムスン 神話 "の論理、反則がちょっとあってもグローバルな競争力で国の品格の高い先進社会成し遂げようとすることは、MBの国政哲学のもう一つのバージョンだと書いています。
私は日本も同じようにダークな部分があるんだろうなと思っています、いわゆる「事務所の力」とか業界と放送局の関係とか・・・、そしてもしかすると韓流とかK-POPに関しても日本のメディアは知っていて乗っかっているのかもしれないとも思っています。しかし例えばそれは「CD売り上げが下がっているから」とか「視聴率をあげるため」とか一部業界のためにだけ一方的に韓国的なものを持ち上げようとすることが、慰安婦問題とか竹島のこと、その他含めて韓国に対する免疫機能を低下させていく、批判的な報道はしない姿勢とかにつながっていくことになりかねない、もしかするともうそうなりつつあるのかも・・と思います。
【参考】
その他にも同教授によるKーPOP関連の記事がシリーズで載っています。一読してみてください。
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韓国のポータルサイト「Daum」の掲示板では、筆者が「SMエンターテインメントのLA公演の真実」と題した記事を紹介した。それに対し、さまざまな意見が寄せられた。以下、韓国語による書き込みを日本語訳した。
●スレ主:セント
イ・ドンヨン韓国芸術総合学校教授が次のように発言した。
2010年9月4日、SMエンターテインメント社は、K-POPの世界化の重要なきっかけとなった、ロサンゼルス(LA)公演を開催した。この公演は、ソウルから始まって、上海、東京、パリ、ニューヨークなど世界の主要都市へのK-POP世界の巡礼の中で最も重要な意味を持っていた。
しかし、一つ疑問がわいたのは、マスコミがどのようにこのような賛辞を、まるで約束でもしたように、一斉に報じたという点だ。その公演は本当にマスコミの報道通りに成功だったのだろうか?「SM Town Live in LA」の公演には、両方の不都合な真実が隠れている。
この公演を取材するために主要日刊紙、インターネット、メディア、放送局など、国内20社以上の報道機関は、SM社が提供したチャーター機に乗って同行取材をしたという事実。
第2の不都合な真実は、実際にこの日の公演に集まった観客たちが、すべて切符を「買って」入ってきたのかという点。
イ教授は、K-POPは、現在、英米、ヨーロッパ圏ではまだまともなライセンスのアルバムをリリースしたこともなく、企画会社の収益構造を見ると、日本市場と契約を結ぶなど、むしろ日本の市場に吸収されていく傾向が現れていると指摘。また、あまりにもアイドルが画一的なので、文化の多様性が実質的に抑圧されている現実も問題との見方を示した。
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韓国芸術総合学校教授が、東方神起や少女時代が所属しているSMエンターテインメントによる昨年のワールドツアーに関する「SMエンターテイメントのLA公演の真実」と言う記事です。マスコミの同行取材や観客がチケットを買っていたのかという疑問や芸能会社のこと、そして放送局の関係それらに関する記事とその掲示板の抜粋のようです。
しかしこれは「Daum」からの引用ですが元々の記事は「PRESSian」と言うサイトに載っている記事そのままです。
実際の記事を見てみると結構長いので抜粋のみを紹介します。記事は、昨年のSMエンターテインメントのワールドツアーの一つでPOPsの本場アメリカで行われたロサンゼルス公演に関するもので韓国マスコミが大々的に「成功」と報じました。中央日報日本語版にも『43人のアイドルを乗せた「10億チャーター機」が米国を攻略』と言う記事が載っています。
この日の公演開始5、6時間前からステイプルズセンター周辺には数千人の米国ファンが長い列を作った。韓国系、中国系などアジア系米国人はもちろん、白人、黒人、ヒスパニックなど多様な人種のファンが会場を訪れた。SM側は「前売り内訳を確認した結果、半分以上が非東洋人ファンだと推算された」と伝えた。
7階まである客席(フロア含み)には1万5000の観客が埋まった。公演会場はミニ地球村のように見えた。
これらの記事に関して教授は、「ところで一つ疑問を感じたことはマスコミがどのようにこのような賛辞をあたかも約束でもしたようにこの一時に吐き出したかという点だ。 その公演は本当にマスコミの報道のとおり成功的であったか?このような 'SM Town Live in LA' 公演には二種類不便な真実が隠れている」としています。その一つが報道機関とSMエンターテインメントの関係です。
報道機関とSMの関係 ■国内20個余り報道機関がSM提供のチャーター機に乗り同行取材をした すべての航空料,宿泊費など取材に必要な経費(警備)はSM側で負担した。公演翌日SMのLA公演がインターネット ポータルサイトの壁紙のようになったことは他の見方をすれば当然だ。とにかく便宜を提供されて同行した記者たちは報酬に報いなければならなかったためだ。 |
韓国のK-POP関連の報道に関しては、韓国国内でも「TVで国民洗脳をした"韓流ブーム"が色あせる」という意見があることを紹介したように批判的にみられているようになってきて来ます。そういうことを象徴する一つの記事を紹介します。
「T-ARA、かわいくてセクシーな魅力ある」 日本列島が熱狂という中央日報日本語版2011/07/06の記事です。
ガールズグループT-ARAが‘ねこダンス’で日本の男性ファンを‘ホリック(中毒)’にした。T-ARAは5日、日本東京SHIBUYA-Xで行われたショーケースで、「Bo Peep Bo Peep」など3曲を歌い、かわいくてセクシーな魅力で約1500人の観客にアピールした。 この日の公演(1500席)には現地ファン7万人が応募し、T-ARAの人気を実感させた。観客の大半は10-40代の男性で、日本でも相変わらず‘アジョシ(おじさん)ファン’の威力を感じさせた。 7人のメンバーは赤い服を着て登場し、「あなたのせいで狂いそう」を歌いながら観客を圧倒し始めた。席を立って手を振りながら声援を送るファンもいた。以下略
この記事中の下線部(以下の部分)はすべて間違っています。
①「Bo Peep Bo Peep」など3曲を歌い
②現地ファン7万人が応募し
③観客の大半は10-40代の男性
④7人のメンバーは赤い服を着て登場し
実際には
①実際にはアンコールを含めて8曲を歌った。マスコミ向けてでも歌ったのは4曲
②応募者数は会見や本番の時にも発表され「10万1186通」
③男性も多かったが、女性の方が当然のごとく多かった
④赤い服は記者会見用の時で、本番はブルー系の服
だったことがサンケイスポーツ文化報道部次長(韓Fun編集長)宇佐美彰彦さんのブログで紹介され、「しかし、本日出ていた中央日報の記事は、アレレな内容でした」と呆れています。中央日報の記者は実際の公演は見ていないまま、マスコミ用に公開した内容とか配布された資料だけで記事を書いたんでしょうね。さて教授の記事に戻ります。
公演の観客 ■次に、実際にこの日公演に集まった観客が皆チケットを購入したのかという点 マスコミは、1万5000人の観客がこの公演チケットを買ったし、70%が非東洋人だったと報道した。私が調べてみた参席者によれば、観客相当数がチケットを無料で受けて,公演会場に入ってきたという。さらにはこの日出演する歌手が誰なのかも知らずに入ってきたヒスパニック系観客もあった。 公演会場の外でチケットを無料にばら撒くのを目撃したという観客もあったし、70%以上が非アジア系というものも事実でなく、ほとんどの観客は東洋人らとヒスパニックで満たされたという。もちろんチケットを購入して入ってきた観客も多かったが、誰かが大量購入して、客席を満たすためにチケットをばらまいたり、でなければ初めから有料チケット観客が言論に報道された内容とは違うように低調だったと疑われる部分だ。 筆者も直接行ってみたLAステイプルス センターは座席が総2万5000席規模で、コートにスタンディング席まで勘案すれば3万5000席がはるかに越える。 舞台セッティングのための席を考慮してもステイプルス センターで売り切れをするためには少なくとも2万5000席以上のチケットが売れなければならない。 "ステイプルス センター屋根最後まで連結された1万5000席の席をいっぱい埋めたファンたち"(韓国経済)と同じ記事は厳密に,言ってみれば事実とは程遠い。 興味深く2011年9月にあった 'SM Town Live in New York"の記事を読んでみればLA公演と同じ数字が出てくる。偶然の一致なのかは分からないが,1万5000人の観客に70%が非アジア系という統計までも同じだ。 誰かがすでに作成した報道資料を言論が書き取っていないかという疑問を感じる。 |
こうした報道も公演の様子が動画サイトで流れるとアジア系の観客が多いことに気が付きます。
韓国マスコミでは大成功となった米国公演ですが、その後11月19日にマキシシングル「The Boys」で全米進出した少女時代はどうだったのでしょう・・・。日刊サイゾーと言うサイトに「ランクの形跡なし......」日本マスコミが伝えない少女時代全米進出の"大惨敗"と言う記事があります。
「日本のオリコンに当たるビルボードチャートにランクインしたという話は聞きませんね。アメリカのiTunesチャートでシングルが74位、アルバムが122位を記録したことがわずかに報じられたぐらいです」(K-POP雑誌編集者)
74位と122位......なんとも微妙な順位ではある。ビルボードではなく、iTunesチャートというのも韓国の熱心なファンがアメリカのiTunesでダウンロードすれば、それがチャートに反映されるので、本当の意味でアメリカ人に支持されているかどうかの指標にはならないのではないか。
成功はこれでもかというぐらい大きく報じられ、失敗はスルーというのが、昨今の韓流ブームの実態。少女時代の全米進出の顛末も大手メディアでは報じられることなく、ささやかな成功のみがフレームアップされ「空前のK-POPブーム」という形で、日本人ファンに刷り込まれていくだけなのか。
また昨年5月に行われたパリ公演の後のK-POPのその後はどうだったのでしょう・・。『wenoirのウェブログ』さんの記事にパリ視察の報告(フランスにおける韓流ブームの真相)と言う記事があります。「フランスで韓流が大人気」との報道をインターネットで知って以来その真偽が気になって気になってしょうがなかったので、パリ出張のついでに調べてきました。」と言うことですが、言ったのは何と韓国大使館とシャンゼリゼ通りにあるヴァージンメガストアと言うところで、韓国大使館では
「죄송합니다.지나가는일본사람입니다만,조금묻고싶은것이,있는데요…(どうもすみません。通りがかりの日本人ですが、ちょっとお聞きしたいことがありまして・・・)」
「무엇이에요?(なんですか?)」
「일본마스미디아에서는,브란스에서한류가붐이되고있다는보도가있는데,그러한사실을파악하십니까?
(日本のマスメディアでは、フランスで韓流がブームになっているという報道があるのですが、そのような事実を把握していらっしゃいますでしょうか?)」
「미안합니다만,우리들에게는모르겠어요(申し訳ありませんが、私どもでは分かりかねます。)」
はあ、そうですか・・・
だそうです。一方、シャンゼリゼ通りにあるヴァージンメガストアにはJ-POP/J-ROCKのコーナーはあるもののK-POPに関しては
「もうK-POPのケの字もない!」
ということで、シャンゼリゼ通りのヴァージンメガストアの規模と客層から考えて、シャンゼリゼ通りのヴァージンメガストアにK-POPが全く見当たらなかったという事実から、少なくともフランスには、日本のネットで見た程の韓流ブームは存在しないと僕は判断します。
だそうですww。またパリを案内してくれた女性(在仏在日韓国人)の方にフランス人の持つ韓国に関する印象について質問したところ
「韓国ですか・・・、うーんまあ、やっぱりあんまり存在感ないんじゃないですかねえ。しいて言うなら、やっぱサムスンとか。」とのことです。。。
確かにヨーロッパにおけるサムスンの存在感はSONYを上回っている雰囲気がするけれど、やはり文化としての韓国はフランスではあまり存在感がないようだ。
とまとめています。ブログの記事が書かれたのは9月ですから5月にK-POPが大成功ならばちょうど盛り上がる頃かと思いますが全くそのような気配がないという記事になっています。
イ・ドンヨン韓国芸術総合学校教授は、海外で大成功と報じられるたびにSMエンターテインメントの株価が2008年から3年で10倍以上上昇していて、最大株主であるSMエンターテインメント会長は韓国エンターテインメント市場で最高の株式保有者となったと書いています。
また2012年1月のKBS,MBS,SBSの歌謡番組がほとんど同じようなアイドルグループが出演ている。どうして差別化しないで同じような番組になるのか歌謡番組の芸能ディレクターに質問すると「視聴率が・・」と答えるが、それらの平均視聴率5%程度だと言うことです。そしてそれには「胸が痛む事だが地上波、ケーブル芸能局ディレクターたちが過去から定期的に出演を対価にいわゆるPR費を受けて拘束された事例たちが多かった」とし、2008年に収賄容疑で逮捕されたディレクターが特定の会社の株を保有していることから、番組に出演させようとする芸能会社との間の現金ではない新たな増収手口ではないかとしています。
さらにお互いの利害が一致していることから「制作会社-メディア- 株式市場:が三角同盟を結び、社会の独占を正当化する" サムスン 神話 "の論理、反則がちょっとあってもグローバルな競争力で国の品格の高い先進社会成し遂げようとすることは、MBの国政哲学のもう一つのバージョンだと書いています。
私は日本も同じようにダークな部分があるんだろうなと思っています、いわゆる「事務所の力」とか業界と放送局の関係とか・・・、そしてもしかすると韓流とかK-POPに関しても日本のメディアは知っていて乗っかっているのかもしれないとも思っています。しかし例えばそれは「CD売り上げが下がっているから」とか「視聴率をあげるため」とか一部業界のためにだけ一方的に韓国的なものを持ち上げようとすることが、慰安婦問題とか竹島のこと、その他含めて韓国に対する免疫機能を低下させていく、批判的な報道はしない姿勢とかにつながっていくことになりかねない、もしかするともうそうなりつつあるのかも・・と思います。
【参考】
その他にも同教授によるKーPOP関連の記事がシリーズで載っています。一読してみてください。
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