
プログラム概要
デライト・ベンチャーズは、日本における起業のハードルをとことん下げ、起業家が世界で活躍するのを全力で支援するベンチャーキャピタルです。起業を、当たり前のキャリアパスの1つと考え、成功者も失敗者も次々とチャレンジを続けられる社会を目指しています。
当プログラム、第1回ベンチャー・ビルダー・チャレンジでは、起業を検討している社会人の皆様を対象とし、起業支援事業 “ベンチャー・ビルダー” の中でも事業の企画・検証フェーズにご参加いただきます。
事前審査通過者は、合計4ヶ月間で起業のベースを作り、さらに当プログラムで本開発審査を通過された方は、デライト・ベンチャーズから給与(報酬)をもらいながらスピンアウト準備ができるEIR(客員起業家)として採用されます。
起業のプロの支援を受け、成功確率を上げながらスピンアウトを目指していただくことができるプログラムです。
起業の専門家と共に、大きな事業を生み出してみませんか?
プログラム内容
<対象者>
1000億円を超える規模の課題を解決できるようなデカい事業の創出に挑戦したい社会人の方
合計4ヶ月の間、本気で起業支援プログラムに参加できる方。また、その後給与をもらいながら起業準備ができるデライト・ベンチャーズにEIR(客員起業家)*として採用されるのを望む方
*EIR(=客員起業家制度)とは、デライト・ベンチャーズに所属し給与(報酬)を得ながら起業の準備ができる制度です。採用されると、デライト・ベンチャーズの契約社員として、または業務委託契約を結びながら、自身が起業するためにデライト・ベンチャーズ、およびDeNAの資産や人材のサポートを受けることでリスクを減らしながら起業をすることができます。▼詳細なベンチャー・ビルダーの解説はこちら
<プログラムスケジュール>
2021年11月22日(月)〜2021年12月24日(金) アイデア企画・検証計画作成
2022年1月5日(水)〜2022年3月31日(木)事業の検証・事業計画立案
2022年4月4日(月)〜2022年4月8日(金)本開発審査会
<参加のメリット>
デライト・ベンチャーズで日々蓄積している起業のアイデアやノウハウを得ることができます
デライト・ベンチャーズで起業支援を行なっているメンバーからの1on1のメンタリングが受けられます
検証フェーズでのコストは上限100万円までデライト・ベンチャーズが負担します
本審査通過者にはスピンアウトを目指し、累計上限5,000万円の予算でプロダクトを開発・運営できます
スピンアウト時には株式(潜在株含)を 創業者:デライト・ベンチャーズ=75%:25%の割合で保有いただきます
<応募資格>
IPO・大型M&Aを目指し、起業を志す方
最長4ヶ月間のプログラムにコミットいただける方、またその後本気で起業を志す方(プログラムは現在従事されているお仕事をされながら参加いただくことが前提です。月0.1~0.3人月ほどの工数を想定)
必要スキル・経験:
新規事業立ち上げにオーナーシップを持って関わった経験
(※インターネットの特性や技術を活かした事業が望ましい)
プロダクト企画・開発の経験
マネジメント能力・経験
※エンジニア・デザイナーなどの経験者も歓迎です
歓迎する経験:
スタートアップを創業し一定の規模まで成長させた経営者(CEO/COO/CTO/CPO等)経験
上場規模のベンチャー企業において一定の規模まで事業成長させた事業責任者(事業部長・子会社社長・開発責任者等)経験
起業家としてのExit経験(IPO・売却など)
プログラム参加の流れ
一次選考(書類):応募フォームにご登録いただいた内容をもとに、総合的に判断します。通過者のみ二次選考面談のご案内をいたします。
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二次選考(個別面談):一次選考の視点に加え、参加者の起業への熱意やこれまでの経験、強みを伺います。
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事前審査通過者へ連絡:二次選考通過者にキックオフミーティングのご連絡をさせていただきます。
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キックオフ:下記のいずれかのミーティングにご参加いただき、プログラムの概要等ご説明します。
11月18日(木) 9:00-10:00
11月22日(月)12:00-13:00
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アイデア企画・検証計画の作成:1on1にてメンタリングを開始します。(1週間に1回程度ミーティングを実施)
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事業の検証・事業計画の立案:検証に値するアイデアと検証計画ができた方から、具体的な事業案の検証を進めていただきます。(※事業の規模が小さいなどアイデアが当ファンドの投資対象外となった場合、アイデア企画の段階でプログラム終了となる可能性もございます)
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本開発審査会:事業検証の結果も含め、当該事業のプレゼンを行っていただきます。審査通過者は、開発のステップに進むことができます。
応募方法
①経歴 ②志望理由 ③起業アイデア (現時点であれば)について、こちらの応募フォームにてご記入の上、ご提出ください。書類審査の上、面談に進んでいただく方にのみご連絡させていただきます。
応募締め切り
2021年11月8日(月)正午12:00
*応募多数の場合、第2回以降に参加をお願いする可能性がございます。
Q&A
オンライン説明会でいただいた質問をもとに、以下記載させていただきました。応募の際に疑問に思われたらぜひ以下をご参照ください。
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まず、大企業の新規事業は、その事業の存続が会社の売上に依存しているため、会社の業績が傾くと新規事業を畳まざるをえないということが起こりがちです。また、大企業内では、多くの調整・議論が必要とされ、スピードが出にくいというデメリットもあります。一方でデライト・ベンチャーズは、独立系VCとして、スタートアップの環境を保てるような仕組みを作っており、DeNAの業績に関わらず、スピード感を持って事業の成長を促進できることが魅力の1つです。さらには、大きな違いとして、大企業での新規事業において、創業者は株式を保有することができないことがほとんどですが、デライト・ベンチャーズでは創業者は株式のマジョリティを保有して独立ができます。
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会社員、フリーランスなどどういったステータスの方でも参加可能です。基本的には、本業の傍ら副業的に兼務するというかたちで、空き時間を使って参加いただきます。フェーズごとに徐々に工数を増やしていく想定で、下記のようなイメージになります。
・企画フェーズ:無償にて、1ヶ月間、週1回目処で1on1ミーティングを実施
・検証フェーズ:業務委託で本業に対して30%程度の工数を使って検証を進めていただく
・開発・運営フェーズ:契約社員or業務委託としてご契約し、基本的には100%コミット
・スピンアウト:代表として100%コミット
※原則として、開発フェーズ以降はデライト・ベンチャーズにメインの工数を充てていただきたいものの、退職して起業にコミットするための、自信が持てるまで副業として続けることも可能。
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企画・検証の段階では雇用はいたしませんが、フルコミットで働いていただく分には問題ありません。働く時間の上限を決めているわけではございません。
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既にエンジニア等とチームを編成されてのプログラムへの参加は大歓迎です。
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無償でも事業に関わってはいけないという会社にお勤めの方には難しいですが、副業として勤め先以外から収益を得てはいけないというルールであれば、無償にての参加が可能です。(検証フェーズでは、人件費も含め予算枠として100万円が準備されていますが、人件費をゼロにして検証に費用を配分することも可能です)
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予算(累積上限5000万円)が承認され、チームが決まってスピンアウトするまでが雇用期間となりますが、これまでの実績では、およそ1年~1年半の期間となっております。ちなみに、スピンアウトに際しては、デライト・ベンチャーズ以外のVCからの調達ができることを条件としています。
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応募段階で具体的な事業アイデアは固まっている必要はなく、どの領域で起業したいかの希望程度で問題ありません。デライト・ベンチャーズで検討している事業アイデアや、アイデアの見極め方のノウハウ等を参考に、一緒にアイデアを磨いていきましょう。
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まず、デライト・ベンチャーズでは、事業アイデア以前に「どういった課題を解決するのか」という点を重視しています。課題の領域としては、主に「情報の非対称性を解消するビジネス」「社会生産性を劇的に改善するビジネス」「社会の持続性(サステイナビリティ)に直接貢献するビジネス」の3つを投資領域としています(参考)。
また、基本的には、インターネットやテクノロジーを生かした事業案の方が、デライト・ベンチャーズとしても実績があり、ノウハウもたまっているので望ましいものの、絶対条件ではありません。
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まずは、どのようなターゲットの、どのような課題を対象としており、またその課題が既に存在しているのかどうかを確認します。次に、その課題が十分に大きいかを重視しています。ちなみに大きさというのは、例えば、◯◯業界は◯兆円といった一般的な市場規模ではなく、実際にそのターゲットが困っている課題の規模感を推定的に算出してみて、それが1000億円を超えているか、というのを条件としています。その他、その課題を解決するためにターゲットが他に利用している代替手段や競合が既に存在しているか、また、それに対して優位性が持てるかを確認します。最後に、なぜ今その事業をやるのか、というタイミングに必然性があるのかを、投資の基準として判断しています。
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特に定員は設けていませんが、支援メンバーの人数に限りがあるので、一定絞らせていただきます。企画フェーズへのご参加が最大20名程度、その後検証フェーズでは10名程度と考えております。
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応募資格すべてを満たさない場合でも、どこか突出した部分があれば、そこを含めて総合的に判断いたします。
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企画・検証フェーズは基本的におひとりでやっていただき、開発フェーズ以降でチーム組成を進めていただきます。チームの作成方法としては、1)DeNAのエンジニア等に向けて募集して採用 2)DeNAのOB・OGのネットワークに対して募集して採用 3)デライト・ベンチャーズやDeNAに所属しているメンバーに初期フェーズの立上げを支援してもらう という3つのパターンがあります。ご自身の知人等とチームを組んでも結構です。その場合は業務委託契約で参画いただくことを想定しています。
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外部のVCから調達できスピンアウトができる段階では、株式(潜在株含)を 創業者:デライト・ベンチャーズ=75%:25%の割合で分け合うことになります(外部VCの保有分は除く)。この実現方法はテクニカルかつ複雑であり今覚える必要はないですが、大まかにいうと、新会社の普通株の譲渡と、デライト・ベンチャーズが立て替えたコストを新会社が返済をするためのキャッシュを投資して得る新株予約権(J -KISS)の2つから構成され、結果として75%:25%の割合に仕上がるようにこの2つの要素を組み合わせて設計します。
創業者の負担額ですが、資本金1万円で評価額も簿価で譲渡しますので、負担額としては1万円以下となります。
また、スピンアウト時に、デライト・ベンチャーズ関係者を取締役を入れなければならない等の条件は特にありません。
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VCとして、投資先の1社としてスピンアウト以降もサポートさせていただきます。