岡山県の農園経営会社「西山ファーム」の投資詐欺事件で、逮捕状が出されている元副社長の男は、取材に対し「勧誘役らがやった」などと関与を否定していました。
西山ファームの元幹部・伊藤弘敏容疑者(37)と、投資の勧誘役の花本将光容疑者(32)ら男5人は、クレジットカードを使ったウソの投資話で、女性から現金およそ790万円をだまし取った疑いで逮捕され、18日午前、送検されました。
警察は5人の認否を明らかにしていませんが、全国で少なくともおよそ134億円を集めたとみられています。
また、警察が同じ容疑で逮捕状を取っている当時副社長の山崎裕輔容疑者(40)は、2019年に東海テレビの取材に対し、「勧誘役らがやった」などと自身の関与を否定していました。
山崎容疑者(2019年):
「西山ファームはこの件に関して集客してないんですよ。それ(勧誘)をアウトソーシングしてたんですね。僕らは『営業代行』と呼んでいるんですけど。それが結局一人歩きしてって」
山崎容疑者は去年2月、海外に出国していますが、警察は犯行を主導していたとみて行方を追っています。