岡山県赤磐市の観光農園経営会社「西山ファーム」を巡る投資詐欺事件で、事業の実態を疑った一部のクレジットカード会社が決済を停止したことを受け、社長の山崎裕輔容疑者（40）＝詐欺容疑で逮捕状＝が、勧誘役だった花本将光容疑者（32）＝同容疑で逮捕＝らに「（出資者に）止まっていないカードを使わせろ」と指示していた疑いがあることが18日、関係者への取材で分かった。

　同社が手掛けた転売事業は、出資者がカード決済で商品を購入すれば数％の配当付きで代金が返金される仕組み。カード会社からの入金が途絶えると破綻する恐れがあったことから強引に事業継続を図ろうとしたとみられる。