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都留文のノイジーマイノリティの人達は、「男らしさ・女らしさという概念は悪。何故ならそのような概念が存在するだけで単純に男・女に分類できない人が辛い思いをするから」と言っていますが、これについて僕が「ジェンダーフリーと言うなら男らしさや女らしさという概念も認めるべきなんじゃないか」と言ったらお叱りを受けてしまいました。この件については普段リベサヨアンチをしている友人の中でも賛否あったのですが、いずれにせよ僕の考えが十分に伝わっていないような気がしたので、思考を整理する意味合いも兼ねてここに書いてみようと思います。
まず定義を統一しないと話にならないのでそこから説明すると、男らしさとは「がっしりとした身体つきをしていて力仕事は率先して引き受け、社会に出て働き家族を養う事」。で、女らしさとは一言で言えば「女子力」だったり、見た目で言えば「髪が綺麗でメイクが上手で胸やお尻が大きい」あとは「出産して家で子育てをする」といった感じになると思います。あっ、あくまでこれらは一般常識というか、みんなが持ってるイメージを書いただけですから、怒らないでくださいね。
で、これらは『ジェンダーロール』と言って、これらを全て無くす事が「ジェンダーフリー」であり絶対的な社会正義であると言われています。ちなみに、これに異を唱えた場合、その人は「意識がアップデートされていない」「不勉強」「バカ」などと揶揄されてしまいます。そう、僕の事です。
じゃあ何故僕が『ジェンダーロール』はあってもいいじゃないか!」と声を上げるのかと言うと、今の社会が成り立っているのはどこの国でもジェンダーロールを利用していて、それを完全に放棄したら日本、および世界が終わるからです。至って真面目に話しているのでちゃんと最後まで読んでください。
例えば「女性が子どもを育て男性が働く」というジェンダーロールを逆転させたらどうなると思いますか?まあ言わずとも分かるだろうとは思いますが、少子化に陥ります。女性が社会進出して一人で生きていけるようになるにつれて結婚率はどんどん下がりますし、男性も仕事がしたいので「子育て強制されるなら子どもなんかイラネ」となってしまうでしょう。それとジェンダーロールとは若干違いますが、『共同体』や『イエ』を重んじる日本の文化、家族制度が解体されて個人主義が進んでも少子化になります。ちなみに、「ジェンダーフリーによって世のお母さんの負担が軽減されれば少子化は改善される」というのがフェミニストの見解ですが、「それを言ったら昭和の家電もまともに無かった時代はどうなるの?」という話になってしまうので論外です。
このように国家や人類の存続を目的とした立場で考えると、ジェンダーロールは必要だと言えるのではないかと思います。では次に、私の感情に基づいた持論を述べようと思います。
突然ですが、僕は21歳の時に初めて彼女ができました。中学生の頃からずっと彼女が欲しいと思っていながら頑張ってアプローチしてはフラれてを繰り返し21歳にしてようやく念願が叶ったのですが、いくら望んでも彼女ができない、好きな人に相手にして貰えない(どころか嫌われる)のは本当に辛くて、自分のスペックの低さをひたすら嘆き、悲しみました。しかし、世の中には30歳になっても40歳になっても彼女(彼氏)ができずに苦しんでいる人達も大勢います。(勿論、そもそも「恋人なんぞ必要無いぜ」とおひとり様を満喫している人も大勢います)そういった人達は恋人を作る為にハゲの治療をしたり筋トレをしたりお金を稼いだりと必死に努力をしますが、これらはインテリリベラルさん達に言わせれば「ルッキズム」や「男らしさ」を利用した悪しき行いだという事になります。ちなみに女性にも恋人作りや婚活の為に整形や豊胸をしたり「女子力磨き」をしたりする人が大勢います。これも「ルッキズム」「女らしさ」の利用で全て悪になります。
僕が「ジェンダーロールはあって良い」「男らしさ女らしさはあって良い」と言うのは、こういう人達の立場になって物事を考えているからです。個人の利益・幸福の追求の為には「男らしさ」「女らしさ」を磨く事が必要不可欠で、そうしないと一生願いが叶わないって人もいるんですよ。そういう切実な思いを抱える人に指をさし、「マジョリティであり社会的強者のヘテロセクシュアルが男・女らしさを追求する事で社会的弱者であるマイノリティが苦しむんだ」と批判するマイノリティ(ちゃんと恋人がいる)が僕はどうしても許せないんですよ。
僕のまわりのLGBTの人達って大抵恋人がいて幸せそうにしているんですけど、ヘテロセクシュアルで彼女いない歴=年齢の童貞の人と比べれば幸福度で見ればよほど“強者”だと思うんですよね。ちなみに、LGBTの人は「私らしさ・あなたらしさ」で考えろと言うのですが、人を好きになるのって理屈じゃなくて感情じゃないですか。で、恋愛感情というのは科学的には結局性欲でしか無いので、大半の人は異性の男性らしい部分、女性らしい部分に惹かれます。となれば、モテたい人、好きな人に好きになって貰いたいと思う人は、男らしさ・女らしさを磨こうと努力します。なので、それは動物としての本能であり当然の流れという事になる訳なのですが、これを否定するのって「ヘテロセクシャルは自由恋愛をするな」と言っているのとほぼ同義なんですよね。
・・・と、ここまで色々書きましたが、最後に誤解の無いように言っていくと、僕は少子化はどんどん進めば良いと思っていますし、本当はジェンダーロールもクソ食らえと思ってます。将来結婚する為に正社員として働くとか普通に嫌だから、正社員でそこそこ稼ぎのある女性と結婚して子どもを儲けず二人で仲良く暮らしたいです。まあ現実的には厳しいというかほぼ不可能ですが。だからジェンダーギャップとかも無くなって欲しいと切実に思います。もし仮に結婚して子どもを儲けたとしても、ジェンダーロールの固定化をしない為におせちとかは毎年交代で作ります。あと家とか地域共同体とか国家とかもクソ食らえです。そんなしょうもないもんの為に命を生み出すとか馬鹿です。個人が個人の幸福を追求して少子化が進んで人類が滅びればいいと思います。あと「女子力」もおかしいですよね。料理が出来るとか裁縫が出来るとか、そういう「できれば男にモテる事」を『女子力』と定義するのは別にいいと思うんですけど、料理や裁縫は男も出来た方が良い、というか最低限出来なきゃダメだと思います。ついでについでに、僕は選択的夫婦別姓には賛成です。自民党には投票していません。(理由はジェンダー云々ではなく行くのが面倒だからですが)。安楽死制度を導入してくれるって言う党、もしくはベーシックインカムで月に十万円以上保障してくれると言う党が現れたら投票に行こうと思っています。
ここまで読めんだ人なら、僕が時代の最先端をゆく『ジェンダーフリー男子』である事が分かったと思います。
道徳的に優れた人をフォローする事で意識をアップデートしたいなら、インテリ気取りのバグった極左講師じゃなくてもっとまともな人をフォローした方がいいですよ。三浦よしさんとか、フェミニストの中では比較的まともな事(も)言うので僕は好きです。あとやっぱりフェミニストと言えばカトジュンかな。