Facebookから自撮り写真が流出

写真拡大

 2月2日、東京都中央区のマンションで同棲している男性(48)を包丁で複数回刺し、金属バットで殴り殺したとして逮捕された、元銀座のクラブホステスの菊池あずは容疑者(28)。殺人の動機は別れ話のもつれだった。

 20歳も年の差がある同棲、殺害方法の凄惨さで世間を騒然とさせたが、一番注目されたのは、Facebookから流出した菊池容疑者の容姿だ。

 ネットでは、

「かわいくて薄幸そうなところがたまらん」
「オッサンからしたら夢ある事件だな」
「美人でワロタ」

 などと、その美貌が話題となった。

 そんな彼女が2010年8月に撮影したヘアヌード写真を、2月9日発売の「FLASH」(光文社)が掲載している。

菊池容疑者の壮絶な過去

 彼女は2013年に、峰あずはの名義で着エロDVDにも出演している。前述のヘアヌード写真も芸能活動の一環で、撮影をプロデュースした「Zプロモーション」の社長は、色白で肌がきれいだったと語っている。

 だが、さらに驚かされたことは、実は彼女が性同一性障害で“元男”だったということだ。

 菊池容疑者は戸籍上では“女性”となっているが、性転換手術を受けて「性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律」により、性別を男性から女性へ変更したと思われる。

殺人事件の背景には性転換の影響も

 菊池容疑者は元々エキセントリックな性格で、妻子持ちの男性と付き合っていたときは、性病をうつされたと男性の会社や家に殴り込んだ過去も。また、働いていた店で給料が未払いだったときは、放火に及び、ぼやを起こしている。

 今回の殺人事件は菊池容疑者のこのような性格も影響しているが、性転換手術の影響もあるかもしれないと医療専門家はいう。

「性転換手術のあとは、女性ホルモンを経口薬で摂取していく必要があります。女性ホルモンを摂取すると体は女性的なラインを維持できますが、様々な副作用があり、精神的に不安定になることもあります」

 性転換手術を受けた人の中には、理想の自分の姿を求めるあまり、女性ホルモン薬を過剰に摂取し続ける人もいるという。菊池容疑者も、大量の薬を服用している様子を目撃されている。

 元々の気質もあっただろうが、ホルモン薬の過剰摂取によりさらに不安定になった精神が、今回の凄惨な事件を引き起こしてしまったかもしれない。これだけの美貌なら、もっといい思いもできたろうに……と思わずにはいられない。

(取材・文/タナカアツシ)