ストーリー
離れ離れになった姉妹の届かぬ想いを繋いでいく…
依頼人からの手紙を代筆する職業「自動手記人形」として働くヴァイオレット・エヴァーガーデン(石川由依)。ある日、由緒あるヨーク家の娘・イザベラ(寿美菜子)の教育係として雇われることに。未来への希望や期待を失っていたイザベラだったが、ヴァイオレットの優しさに触れ次第に大切な存在へと変わっていく。ヴァイオレットが仕事を終えて帰る夜、イザベラは一通の手紙を託す。かつてイザベラは、エイミーという名で苦しい生活を強いられていた時、自分と同じ身寄りのないテイラーという少女を拾い妹として育てていた。しかし突然、ヨーク家の跡取りとするべく父親が迎えに来る。テイラーを守るため昔の名を捨て、ヨーク家の娘として生きることを決めたのだった。イザベラの思いを知りヴァイオレットはテイラーへの手紙を持ってイザベラの元を去っていく。
孤児院で暮らすテイラーのもとに手紙を届けたのは、C.H郵便社のベネディクト(内山昂輝)。手紙を受け取ったテイラーは孤児院を抜け出し、ヴァイオレットを頼って郵便社を訪ねてくる。しばらくの間、郵便配達人の見習いとしてC.H郵便社で働くことになったテイラーは、ベネディクトを「師匠」と尊敬するようになる。文字を読めなかったテイラーが、ヴァイオレットに手伝ってもらいながら姉への手紙を書きあげる…。