信州の有料道路
新和田トンネル有料道路
概説
江戸五街道のひとつ中山道の和田峠は、標高1,531mの高所に位置し、冬場には牛馬が使えない程の積雪があり、中山道随一の難所と呼ばれた峠でした。急峻な地形のため、特に冬場は路面凍結による渋滞や転落の危険にさらされる交通の難所でした。
このため、国道142号の和田峠に新たにトンネルを開削することにし、新和田トンネル有料道路建設に取り組みました。
昭和49年9月着工以来、4年余りの歳月と80億円(うち有料道路事業費72億円)の費用を投入し、54年3月(昭和53年10月一部供用開始)に完成しました。
その後、県内の高速自動車道の整備に伴い、国道142号の重要度はさらに増し、北関東と中京・京阪神を結ぶ長距離輸送の幹線道路として特に大型車の利用が顕著になっており、昔ながらの中山道の面影を残している下諏訪町諏訪大社秋宮付近は、人家連担・幅員狭小の影響もあって、恒常的な交通渋滞を起こしていました。
この渋滞解消のため、新和田トンネル有料道路延伸事業(Ⅱ期事業)として、岡谷市長地までの10.4km間を、平成8年12月に工事着手し、平成15年3月に完成、平成16年3月に供用開始しました。
この開通により、交通の円滑化、産業、経済等、地域の発展に役立っています。
概要
路線名 | 一般国道142号 |
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有料道路区間 | 小県郡長和町和田から岡谷市長地まで |
有料道路全長 | 14,777m |
トンネル延長 | 新和田トンネル1,922m、湖北トンネル2,151m、木落し坂トンネル499m |
道路区分 | 第3種第3級、第3種第2級 |
設計速度 | 40km/h~60km/h |
幅員 | 6.0m(2車線)・7.0m(2車線) |
総事業費 | 204億円 |
供用開始日 | 昭和53年10月4日 |
料金表(ご注意:ETC、クレジットカードは使えません。)
車種 | 普通車 | 中型車 | 大型車 | 特大車 | 軽自動車等 | 軽車両等 |
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通行料金 | 630円 | 730円 | 1,050円 | 1,730円 | 520円 | 50円 |
障がい者料金 | 320円 | 370円 | – | – | 260円 | – |
11回券 | 6,300円 | 7,300円 | 10,500円 | 17,300円 | 5,200円 | – |
60回券 | 31,500円 | 36,500円 | 52,500円 | 86,500円 | 26,000円 | – |
100回券 | 50,400円 | 58,400円 | 84,000円 | 138,400円 | 41,600円 | – |
車種区分について
障害者割引制度について
管理事務所
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