千曲市は1日、市発注の建設工事で受注業者が提出した請求書の請求額を改ざんしたとして、建設部の男性主査(41)を停職2カ月の懲戒処分にした。監督責任を問うとして担当の部長、課長を訓告、係長を厳重注意とした。市は近く有印私文書変造などの疑いで千曲署に刑事告発する。市は時期や何の工事だったかは明らかにしていない。
市総務課によると、業者は事業費400万円の建設工事で完成に必要な工事分として約30万円の増額を市に求めた。主査は増額について上司に報告した上で変更契約を結んだが、予算措置の必要性を伝えず、上司も予算不足を把握していなかった。
業者は計約430万円を市に請求。主査は請求書の金額を当初事業費の400万円に書き換えて支払い、業者から指摘があって発覚した。
市は既に増額分の約30万円を業者に支払っており、市総務課は「とりあえず約400万円を先に支払い、残りの約30万円は後でどうにかしようと考えていたようだ」と説明。部内の意思疎通が不十分だったことが原因としている。
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