参院自民党の世耕弘成幹事長は2日の記者会見で、衆院選大阪10区に立候補していた立憲民主党・辻元清美氏(同区で落選)の応援演説を自民党の山崎拓元副総裁が行ったことについて、「何らかの処分は免れない。明確な反党行為だ」と述べた。党大阪府連は、党本部に対し、山崎氏の除名処分を上申している。
世耕氏は2日の会見で「処分は党紀委員会でしっかり話し合われるだろう」とも語った。
山崎氏は辻元氏の応援演説を大阪府高槻市で行い、「小選挙区は辻元でお願いします」「辻元が当選すれば、日本の政治のためになる」と訴えた。辻元氏のほか、自民前職も立候補したがいずれも落選。日本維新の会の新顔が当選した。
また、世耕氏はこの日の会見で、来夏の参院選について「自公で過半数が目標だ」との見解を示した。参院選に向けては、コロナ下で「経済の立て直しをしっかり急ぐ。このことに尽きる」と述べた。(山下龍一)