多発性胃ポリープとは?病気の原因や治療法は?治療でポーリプは消えるのか?
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検診でバリウムを飲んだところ、胃にポリープが見つかったということは、けっして稀ではありません。
中には、ポリープが出来ていると指摘されても、「様子をみましょう」と言われただけということもあります。
様子を見るだけというのも、少々不安なもの。
特にポリープが多発していると指摘されると、心配になります。
胃ポリープには、どのようなものがあるのでしょうか?
胃ポリープには3種類ある
胃ポリープとは、胃粘膜上皮の細胞が異常に増殖して出来た突起物です。
胃の内腔に突出します。
胃ポリープが出来ても、自覚症状が無いことも少なくありませんが、大きくなると、食べ物の通過を妨げたり出血したりするため、吐き気や痛みを伴うこともあります。
胃ポリープは、大腸のポリープに比べ、癌化する確率が低いため、あまり神経質になる必要は無いと言われています。
しかし、放置していても大丈夫なものから、良性と悪性の中間的なものまであり、切除を行った方が良いポリープもあります。
胃ポリープには、腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、胃底腺ポリープの3種類があります。
癌化する確率の高さでは、腺腫性ポリープ、過形成性ポリープ、胃底腺ポリープの順に低くなります。
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腺腫性ポリープは、胃の出口付近にできやすいポリープです。
高齢の男性に多く見られます。病変部は、菊花状に隆起しています。
色は褐色。前がん病変と考えられており、2cm以上になると、約半数に癌の合併があるとされています。
過形成性ポリープも、胃の出口付近にできやすいポリープです。
発生は30歳以上。
加齢とともに増加する傾向があります。
高さが高くなり、徐々に大きくなりますが、通常、直径2~3cm止まりとされています。
非常に赤く、表面にイチゴのような顆粒状の凸凹があります。
出血やびらんも多く見受けられます。
ピロリ菌感染が76~100%と、高率です。
癌化の頻度は、1.5~3%とされています。
胃底腺ポリープは、胃の入り口付近にできやすいポリープです。
中年の女性によく見られます。
3~5mm程度の半球状のポリープで、表面は滑らかです。色は、特に変化しません。
多発します。しばしば自然に消失します。
一般的に放置して心配ないと言われています。
→胃ポリープの切除手術費用の値段は?ポリープに種類はあるのか?
胃ポリープが多発していると指摘されたら?
ポリープが多発する胃底腺ポリープは、萎縮のない胃底腺粘膜が増殖したものです。
女性の胃ポリープの21%を占めるとされています。
男性は、0.39%との報告があります。
なぜ、男女差が大きいのかということは、まだ分かっていません。
ピロリ菌除菌後の胃に時々、胃底腺ポリープが多発していることもあります。
胃底腺ポリープが見つかり、ピロリ菌検査をしても、結果は陰性のため、ピロリ菌感染との関係は、否定されています。
ポリープが多発する原因は、分かっていません。
自覚症状が無ければ、経過観察で良いというのが、現在の対応です。
ただし、癌化の可能性はゼロではないので、定期的に検診は受けるようにしましょう。
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