(株)大場組

(株)大場組は『明日の郷土を拓く』を社是に、創意・工夫で実績を重ね、郷土の発展を目指してきました。手がけているのは、河川・道路・橋梁土木工事や圃場(ほじょう)整備、災害復旧工事といった公共事業、建築分野では学校、こども園、病院、福祉施設などの公共施設の施工のほか、一般住宅や店舗、クリニック、工場なども設計・施工をしています。時代を取り巻く環境の変化に伴い、住宅部門への取り組みや産廃処理業、福祉事業などの新規事業の展開をするなか、地域の方からは、長年培った技術や地域に根ざした事業づくりへの信頼を寄せられていると感じています。

私たちが大切にしているのは、地域あっての、人あっての会社であるということ。仕事の現場は宮城県になることもありますが、ほとんどがここ最上地域です。地元での仕事を確保し、社員が家から通える距離で業務に励むことができる環境を整えているので、家庭を持っても長く安心して働くことができます。また、地域の子どもたちが心配なく学べる環境をつくりたいという想いから教育基金を設立したり、若年世代のがん検診率アップのためにワンコインで検診できる制度の策定を呼びかけ実現することもできました。この検診支援は当初の予想以上の反響があり、趣旨に賛同してくださった団体からの協力を得て支援の輪が広がっています。皆さまが健康で、働きやすい環境づくりに繋がっていけばと考えています。

現在、私たちは共同企業体として小国川ダムの建設に取り組んでいます。施工は2015年から開始されていますが、30年にわたり下流域の氾濫を防ぐために注力してきた事業です。施工中に発生した大雨による浸水被害もあり、2019年度末のダム完成（予定）によって、今後は安心して地域の方が暮らせるようになればと思います。このような大きな事業では特に、多くの事業者、様々な職種の方と連携していくことになります。慣れないうちは初めてのことも多く戸惑うこともあるかと思いますが、やりがいの感じられる仕事に積極的にチャレンジしてほしいですね。社内は、年代問わず意見を言い合えるオープンな雰囲気。IT系など異業種からの転職者もいて、より良いものをつくっていくためにそれぞれの個性を発揮しています。若い人ならではの視点や声を現場に活かし、皆さまと共にさらに前進していきたいです。（専務取締役　大場宏利）