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量子コンピューティングへの注目
特集まとめ:高まるCISOの重要性

中堅企業のひとり情シスが、
年度カレンダーを考える

 大企業と同じレベルの管理が中堅企業では求められます。例えば、IT予算は年度計画で検討され、部門間の手続きを経て執行されます。また、中堅企業のひとり報シスや少人数情シスでは限られたリソースでさまざまな仕事をしなくてはならないため、場当たり的な仕事から計画的な仕事に変えていく必要があります。故障や不具合などのトラブルやヘルプデスク業務はいつ発生するか分からないため、事前に計画するのは難しいと思うかもしれません。しかし、視点や考え方を少し変えるだけで計画的な運営に近づけることができます。

 確かに、故障や不具合、ヘルプデスク業務はいつ発生するか分かりません。しかし、1年間という単位で見ると、大体の件数は予測できるはずです。1年間に生じるPCやサーバーの故障は何十件くらい、システムの不具合は何件くらい、ヘルプデスク業務は何百件くらいといった具合です。これが年間計画(作業量の見込み)であり、その数を減らすことが目標になります。

 「件数が分かったからといって何が変わるのか」と考える人もいるでしょう。しかし、件数を把握することによって忙しさの数値化ができるので、その状況が妥当か否か判断できるようになります。リソースを大幅に超えそうなことが事前に分かれば、あらかじめ対策を考えることもできます。悲惨な状況から抜け出すには、自分の状況を把握して次の一歩につなげることが大切です。

 コロナ禍の変化も徐々に落ち着きを見せ始めた頃ではないでしょうか。そこで、ひとり情シスを計画的にうまく回すために必要な年度カレンダーについて、私の経験を踏まえながらお話ししたいと思います。

まずは年間作業量と課題の把握から

 通常、情シスには突発的な仕事だけではなく、毎年同じ時期に同じように行う作業や、システム構築リプレースなどの計画的な仕事があります。ひとり情シスをうまく回せている人の多くは、それら全てを計画的に運営していると思われます。リソースに限りがあるということは、効率よく時間を使うための計画が必要になるからです。計画した作業量を大幅に超えそうな案件を事前に把握できれば、手が回らなくなる前に上司や経営層に応援を頼んだり、他の案件の時期をずらしたりするといった調整を行いやすくなります。そもそも場当たり的、無計画であること自体が非効率であるため、計画的になるだけで効率が上がるのは当然のことです。

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提供:デル・テクノロジーズ株式会社
[PR]企画・制作 朝日インタラクティブ株式会社 営業部 sales-inq@aiasahi.jp 掲載内容有効期限:2021年12月31日
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