大学生のころは新歓、学生寮、サークルのコンパなど、
人生ではじめてお酒を飲まされることになる。
先輩から「今日は大人にしてやる(吐かせてやる)」と。
新歓シーズンは特にすさまじく、1年生のゲロと立ちションの嵐で、
それらの攻撃を受けた草木が茶色く枯れてしまうほどだ(^^;
季節は春だけど……ここ一帯だけは秋なのだ^^
そして想像を絶するほど臭かった。
学生寮での飲み会では、
トイレに駆け込む途中でゲロって、自分の吐瀉物で滑ってコケたり(^^;
居酒屋ではゴミ箱に吐いたり、
トイレの個室に駆け込もうとしたら先客がいたので、小便器に吐いて詰まらせたり。
大人になってからは、王様ゲームで負けて酒豪女の妹と酒勝負をしたときだね。
参加した僕とボスは、鬼のように吐きまくるのだった。
ボスの話によれば、妹(ボスと同じ大学の同期)は学生時代から酒の鬼で、
下級生をよく場ゲロさせていたという。
そんな妹だが……ひとりだけ天敵がいるのだ。
ピグで表現するのは難しいが、最大限にイメージを反映させるなら このようになる。
北海道出身の彼は、“オヤジ”というあだ名で呼ばれている。
母よりも2つ、父よりも1つ年上なので、僕や妹からすれば親子みたいな関係だ。
妹は酒勝負で無類の強さを誇っているけども、なぜか彼とは飲みたがらない。
勝てないとわかっているからだ。
以前に妹と酒勝負をするとき、
こっそり彼を連れていったら……明らかに動揺していたっけ
なんて どもっていたので
そしていざ勝負!
……数時間後
それはそれはすごい滝ゲロを目に焼き付けましたとさ
……その後の妹は、しばらく潰れていた。
翌朝は「胃腸がご飯(白飯)を受け付けない」と言って、
“ひきわり納豆そうめん”を食べるあたり……
「やっぱり兄妹なんだなぁ」と思ったね。