DAISO 完全ワイヤレスイヤホン(TWS001)を買った。
何番煎じか分からないけど、中々手に入らなかったダイソーの「完全ワイヤレスイヤホン」が手に入ったので書き留めておく。
ざっくりスペック(文字起こし)
【通信方式】Bluetooth標準規格 Ver5.0
【出力】Bluetoth標準規格 Power Class 2
【通信距離】見通し距離 約10m
【対応Bluetoothプロファイル】A2DP,AVRCP,HFP,HSP
【対応コーデック】SBC
【対応コンテンツ保護】SCMS-T方式
【伝送帯域】20Hz~20,000Hz
【電池持続時間】連続再生時間:約4時間
【充電ケース使用時】最大:訳10時間(イヤホン4時間+充電ケース6時間)
【連続待ち受け】約70時間*使用条件により異なります。
【イヤホンバッテリーの容量】50mAh*2
【充電ケースバッテリーの容量】300mAh
【バッテリーの種類】リチウムイオンポリマー
【充電時間】約1時間30分(イヤホン)
【充電時間】約4時間(イヤホン+充電ケース)
ヘッドホン部分
【型式】ダイナミック型
【ドライバー】Φ7.5mm
【出力音圧レベル】92±3dB
【再生周波数帯域】20Hz~20,000Hz
【インピーダンス】32Ω
【付属品】充電ケース、マイクロUSB充電ケーブル(充電用)*1、取扱説明書*1
対応コーデックがSBCだけ、という点について言及している記事も見かけたが、1000円なら全然アリだと思う。
とりあえずSBCに対応してれば殆どの機器で再生出来る訳だし
どちらかと言えば対応プロファイルの方が問題になる事の方が多いのでは。
それもA2DP,AVRCP,HFP,HSPに対応しているので、よほど特殊な事をしようと思わない限り何の問題も無く使えるはず。
A2DP:オーディオの再生
AVRCP:リモコン操作
HFP:通話の受け取り
HSP:通話音声の再生
ざっくり説明するとこんな感じなので、使用用途から考えればむしろ1000円でこれなら破格と言える。
内容物と収納状態。
イヤホン、充電器両側にLEDがついているので、充電状態について確認する事が出来る。
購入直後で収納したが、ある程度は充電されているようだった。
開封した状態でのイヤホン充電状態は90%と表示されていた。
「今すぐ必要!!」ってひとは居ないと思うけど、一応開封直後に使い始める事は出来た。
(説明書にはまず充電しろ、と書かれているが)
説明書の内容について。
本来こういうのって著作物の侵害とかになるのかもしれないけれど
ネット上で説明書を探せなかったので、一応全てアップロードしておく。
(問題があったら消します)
ダイソーの完全ワイヤレスイヤホンの説明書を無くしてしまった!って時はこのブログを見て欲しい。
(あわよくばアフィリエイトリンクからなんか買ってくれ)
イヤーピースはかなり小さいので、交換推奨。
内径5mm程度のイヤーピースならつけれると思う。
今回使ったのはAudioTechnica製の「ER-CK50ML」
ATH-CKS70用に購入した物で
今はどちらの製品も生産終了しているが、オーテクのイヤーピースなら大体つくんじゃね?
ダイソーにもイヤーピース売ってるみたいなので、それでもいいと思う。
付属のイヤーピースのサイズはSサイズか、XSサイズなので、普段使ってるイヤホンのイヤーピースがデカめの人は買っといて損はない。
ちなみに低反発タイプのイヤーピースは割とオススメ。
粘着感があるのと、消耗頻度が激しいのがネックだが、毎日使う人なら月1で交換すれば衛生的だし良いと思う。
売り場では見かけなかったが、なんとこれも今はダイソーで売ってるらしい。
昔は秋葉原のe☆イヤホンで買ってたぞ…。
Lサイズのイヤーピースでも問題無く収納&充電可能でした。
再生時間について
4時間+6時間というのはやや少ないと感じるかもしれないが
片耳ずつ再生しながら充電にも対応しているので
片耳イヤホンで良ければシームレスに実際にはもっと長い時間使えると思う。
片耳50mAhで、充電器が300mAhなので、理論上は24時間は使える。
(実際にはもっと少ない時間になると思うが)
複数デバイスの接続について
マルチペアリング台数は最大3台との事だが、自動接続なので
同時に複数台の再生機がBlurtooth機能ONの場合、最後に接続した機器に接続される。
これについては他のBluetooth機器も似たような感じなので割愛するが
(BluetoothアダプタLBT-PAR02等)
基本的には1つの機器につき1台で運用するのが使い勝手が良い。
充電ケーブルについて
MicroUSBなので、TypeCじゃなきゃ絶対に嫌だ!ってひとにはオススメできない。
付属のケーブルは長さ15cmくらい。
カバンの中でモバイルバッテリーから充電しても邪魔にならなくて良い長さだと思う。
リモコン部分の操作感について
右耳(R)が曲送りで、左耳(L)が曲戻しというのがやや使いづらい。
片耳シームレス運用する場合は、どっちのイヤホンを使ってるかによって操作の内容が変わるので注意。
ちなみに左右対称形状なので、右を左につけても、左を右につけても問題無し。
ボタンのクリック感はやや硬め。
実際の運用時に支えているのがイヤーピースだけなので力が入りづらくてそう感じるだけかもしれない。
どのみち耳についてる状態で操作するにはやや硬め。
でも特に問題になる程ではない。
音質について
イヤーピースを適正なものに交換しての評価。
謳い文句に「リズム感際立つ、迫力の重低音」とあるが、広告に偽りなしである。
はっきり言って1000円のBTイヤホンなんて音質に期待なんてしていなかったが、思いのほか良い。
現在手元にあるイヤホンがKlipsch Image X10しか無いのでなんともアレなんだけど
(Amazonで現在約3万円)
普段使っているヘッドホン
Ultrasone DJ1
Ultrasone PRO900
Ultrasone PROline750
AudioTechnica ATH-AD700
な、肥えた耳を自負する自分でも値段を考えると割と満足な感じ。
低音がかなり多めで、中音~高音域がかなり埋もれているが
全く鳴っていない訳でも無いので、音楽として成立しないレベルではない。
(昔秋葉原で1000円で売っていた「見た目高級イヤホン」は酷かった…。)
低音が多いと言っても、比較的ブーミーな低音で、アタック感が良いとかリリース感が良いとか
そういったレベルの話では無いので悪しからず。
強いて音質に文句を挙げるとすれば、中音域がもう少し出ていると女性Voが聞き取りやすくて良いかな、と思う。
自分は電子音楽やインスト曲ばっか聴くので、それだけならそこまで文句も無いんだけど
ベースラインばりばりの曲とかを聞くとややうるさく聞こえる上、再生しきれていない感がある。
(低音がかなりダレ気味)
測定したわけでもないし、測定して分かるのか分からないけど
同一の音量での再生音圧にはかなりの偏りを感じる。
ただ、それはこのイヤホンが2万とか3万とかするなら「流石に…」と思うレベルって話で
有線イヤホンで2000円~3000円くらいのラインなら、このくらいのレベルのイヤホンはわんさかあると思う。
正直、1000円という価格で「ワイヤレスで」この音質なら、誰も文句は言わないと思う。
むしろスゲー頑張ってると思うし、どうやって作ったのか不安になるレベルだ。
それと、所謂「完全ワイヤレスイヤホン」というのは今回初体験だったんだけど
(左右が繋がってるタイプや、ワイヤレスヘッドホンは何度か使った事がある)
なんだかんだ言ってもケーブルが無いってのが一番の利点だね。
このイヤホンの購買層や、使用用途から考えると
「音質はひとまず置いといて、わずらわしさが無いのが良い」
という層向けだろうから、1000円なら充分値段以上の価値があると思いました。
↑今回場違いにも比較対象に選ばれてしまったKlipsch Image X10
↑Amazonにも訳の分からない怪しいワイヤレスイヤホンはわんさかあるけれど
最早ダイソーは「安かろう悪かろう」という次元を超え始めている。
釣り具やキャンプ用品に続き、「長く使える上に安い」という
「消費する事こそ正義」の時代が塗り替わってきていると感じる。
ついでに書いておくけれど、音質を求めるなら別の製品買った方が絶対に良いです。
あと、防水じゃないのでその辺は注意かも。
(イヤホンに防水性能を求めた事が無いのでワカラン)
そんな感じ。