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    令和3年10月5日市長記者会見

    • 公開日:2021年10月5日
    • 更新日:2021年10月5日
    • ID:18753

    会見事項

    1. 姫路お城まつりの開催について
    2. 姫路城ナイトイベント「シロノヒカリ」の開催について
    3. 第12回姫路市都市景観賞の決定及び2021姫路市都市景観フォーラムの開催について
    4. 第72回WHO西太平洋地域委員会について

    報告事項

    なし

    市長会見内容

    市政記者クラブの皆さま方には、お忙しいところご出席をいただきまして、ありがとうございます。
    さて、新型コロナウイルスの新規感染者が減少に転じ、9月末をもちまして緊急事態宣言は解除されました。
    改めまして市民の皆さま、事業者の皆さま、そして医療従事者の皆さまのご尽力に、心から感謝を申し上げます。
    まだまだコロナによる閉塞感が漂っていることは否めませんが、一方で市内の2回目接種まで完了した方のワクチン接種率は10月3日現在で全人口の51%を超えるなど、経済復興に向けた明るいきざしも見えてまいりました。
    若年層等の接種率向上に向けて、新たにJR姫路駅前に集団接種会場の準備を進めるなど、ワクチン接種は引き続き継続してまいりますが、11月には市民の皆さまの接種をおおむね完了できる見込みです。本日の会見では、姫路の未来に明かりを灯す取り組みを発表させていただきます。

    第71回姫路お城まつり」の開催について

    まず、第71回姫路お城まつりの開催についてでございます。
    姫路お城まつりは、我々、姫路市民にとりまして心の拠り所となる祭りでございますが、残念ながら昨年は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い開催が叶いませんでした。今年も開催が危ぶまれておりましたが、実施方法や規模を見直し、十分な感染防止対策などを行った上で、11月6日、7日に開催することといたしました。
    6日、土曜日は、各種団体に参加いただく大パレ―ドと、今回初披露となる史実に基づき江戸時代の酒井家の大名行列を再現した「姫路大名行列」でございます。パレードは、武者溜りから桜門橋、三の丸広場へ行進した後、三の丸広場北側に設置しました特設ステージで演技を披露いただきます。なお、このたびの大名行列でございますが、令和元年度文化庁補助事業である「リビングヒストリー(生きた歴史体感プログラム)促進事業」を活用して製作した衣装や調度品等を役者や公募した市民に着用いただき、パレードしたく考えております。
    今後は、お城まつりの主な見どころとして、所作等をより史実に近づけ、姫路大名行列を発展させていきたいと思っております。7日、日曜日は、特設ステージにて各種団体によるステージ、姫路お城の女王によるPRステージ、ひめじ良さ恋まつり実行委員会の協力による良さ恋ステージをそれぞれ披露いただきます。
    新型コロナ対策といたしましては、会場を三の丸広場に限定し、入退場や会場内人数をコントロールするほか、消毒やマスク着用、追跡システムの利用といった新しい生活様式を取り入れます。また、混雑対策も兼ねまして、両日とも動物園を無料開放し、三密の回避や姫路城内の導線確保を図ります。
    なお、姫路大名行列へ加わっていただく参加者、またパレード・ステージの出演団体につきまして、本日、10月5日から15日まで、兵庫県内を対象に公募を開始いたします。
    今回の姫路お城まつりでは、本市の経済・観光活性化のシンボルとして、コロナ禍による閉塞感からの転換の姿勢を示してまいりたいと考えております。

    姫路城ナイトイベント「シロノヒカリ」の開催について

    次に、姫路城ナイトイベント「シロノヒカリ 白鷺が輝く夜」の開催についてでございますが、こちらは今回で6回目となる姫路城の夜間公開イベントでございます。
    コロナ収束後を見据えた地域経済の活性化を徐々に図っていくことが求められている中、滞在型観光の促進を図るものでございます。開催日は、10月27日から11月7日までの12日間でございます。
    今回は、さまざまなライトを使った光の演出を中心に、姫路城本来の魅力をさらに引き出す内容となっております。備前丸から放たれるサーチライトの光の筋は姫路城の存在感を一層際立たせ、LEDライトで大天守をさまざまなカラーに染め上げます。また、見学ルート上の、門や石垣を照明で演出するほか、二の丸広場をモーショングラフィックスを取り入れたプロジェクションマッピングで空間演出するなど、姫路城全体が見どころのイベントで、毎年ご来城いただいている皆さまにも楽しんでいただける特別な時間を創出いたします。
    新型コロナ対策といたしましては、見学者全員の検温チェック、見学ルートの一方通行化、マスクの着用のほか、アルコール消毒液の設置や混雑時には入城制限も実施いたします。

    第12回姫路市都市景観賞の決定及び2021姫路市都市景観フォーラムの開催について

    次に、第12回姫路市都市景観賞の決定及び2021姫路市都市景観フォーラムの開催についてでございます。
    「都市景観賞」とは、地域の良好な景観形成に寄与する建築物、工作物、広告物や魅力的なまちなみづくりに資する活動に対して贈られる賞で、市民や事業者の皆さまに都市景観賞の候補を応募・推薦していただき、優秀なものを表彰し、広く紹介することにより、都市景観に対する意識の高揚を図ることを目的として、3年ごとに実施しています。
    今回の第12回姫路市都市景観賞は、去る8月16日に安枝英俊兵庫県立大学准教授を議長とする選考会議にて選考され、「都市景観賞」として3点が選ばれました。
    1点目の建造物部門の「姫路市文化コンベンションセンター アクリエひめじ」は、姫路城をモチーフとした細やかな配慮のある建物の外観や、隣接する公園と一体となる緑の空間づくりが評価されました。2点目の建造物部門の「カフェ縁(えに)」は、姫路城近くに残る明治時代の洋風石造りの建物を、地元の人が集えるカフェとして再生したもので、さりげない佇まいが姫路城下の景観と周囲の町並みに溶け込んでいます。3点目の景観まちづくり活動部門の「日笠山ののじぎく保存活動」は、兵庫県の県花であるのじぎくを保護し、地域を活性させ、自然の良さを次世代に継承する取り組みを長年にわたり行っており、地域性を際立たせる緑化活動です。
    また、選考会議において、そのほか特に優れた作品を「特別賞」として表彰することとし、3点が選ばれました。
    1点目の建造物部門の「徳栄寺こども園やぎ園舎」は、地域環境の核となる歴史的建築物を部分的に修復し、活用しながら、次の修復に備える段階的アプローチが評価されました。2点目の建造物部門の「姫路前山児童クラブ」は、田畑と住宅が混在する地域に建つ、ガラスの箱のような建物で、内部のこどもたちの様子が外部から感じられ、また隣接する保育園と農園を視覚的につないでいます。3点目の広告物部門の「磨き座ヘリテージ」は、壁のロゴマークの面白さに加え、店構えや鉢植えの緑も含めて、雑多なイメージの商店街の中で、イメージが統一されたファサード(建物の正面デザイン)が評価されました。
    今回の選考の特徴としましては、周辺景観との調和が重視されている点や、古い建物をリノベーションして地域のにぎわいの核となる作品が選ばれた点が挙げられます。
    次に、「2021姫路市都市景観フォーラム」でございますが、11月19日にイーグレひめじ「あいめっせホール」にて開催いたします。
    フォーラムは、第1部で先ほどの第12回姫路市都市景観賞の表彰式を執り行い、第2部で記念講演を開催いたします。記念講演では講師として大阪市立大学の嘉名光市教授をお招きし、「生きた景観マネジメント いきいきとした姫路の景観づくりに向けて」と題して講演をしていただきます。
    また、フォーラムの開催に合わせまして、11月17日から19日まで、イーグレひめじで都市景観賞の受賞作品の写真パネル展示会も開催いたします。
    世界文化遺産・姫路城を有する都市としてふさわしい景観形成について、市民の皆さまと共に考えたいと思いますので、多くの方のご来場をお待ちしております。

    第72回WHO西太平洋地域委員会について

    最後に、今月25日から29日まで、アクリエひめじを会場に開催されます第72回WHO西太平洋地域委員会についてでございます。
    同委員会は、WHO西太平洋地域に所属する37の国と地域による年次総会であり、今回は、2022年の活動に向けて、各種取組の進捗の報告、新たな取り組みの検討、決議の採択が行われます。また、「新型コロナウイルス感染症」を中心に、「学校保健」、「結核」、「プライマリヘルスケア」など、地域にとって重要な保健課題について議論されるとお聞きしております。
    同委員会は、現地参加とオンライン参加を併用した「ハイブリッド形式」で開催され、本日時点で、加盟国代表者の現地参加は、10ヵ国程度の国から保健担当大臣や政府高官など約60名の見込みで、他にWHOのスタッフ約30名や厚労省職員等が本市を訪れる予定であります。オンライン参加も含めた参加人数は、約240名の見込みであると聞いております。
    なお、同委員会は、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、参加者と市民との接触を遮断する「バブル方式」で開催されるため、会期中、関係者以外はアクリエひめじの建物内へ立ち入ることができないこととなっておりますので、ご理解賜りますようお願いいたします。
    また、今月1日から、姫路駅周辺において、同委員会の開催を市民に周知するため、WHO西太平洋地域事務局や加盟国の旗をデザインしたタペストリーを掲示しているほか、会期中はアクリエひめじをWHOの旗の色をイメージした青色でライトアップする予定であります。
    次に、今後の主な関連イベントをご紹介します。
    まず、今月9日、姫路獨協大学において学校法人獨協学園寺野名誉理事長及び地域医療連携推進法人はりま姫路総合医療センター整備推進機構木下理事長による医療系高等教育・研究講演会を開催いたします。次に、今月24日、姫路城西の丸庭園に各国の代表者をお招きし、姫路城ウェルカムセレモニーを開催いたします。このセレモニーでは、幅広い層の市民が作製した「千羽鷺(さぎ)」を贈呈する予定であります。最後に、今月30日、アクリエひめじにおいて、WHO神戸センター(WKC)主催のWKCフォーラム2021が開催されます。このイベントでは、県内の高校生が参加し、それぞれの発表内容を「姫路高校生宣言」としてまとめ、WHO西太平洋地域事務局長、兵庫県知事、姫路市長に提出するものであります。市内からは県立姫路西高等学校、県立姫路飾西高等学校、姫路女学院高等学校が参加されるとお聞きしております。
    地域委員会の開催まで残り20日となりましたが、同委員会の開催都市として、着実に準備を進めているところであり、同委員会の成功に向けて、全力をあげて支援をするとともに、参加者に良い印象を持っていただき、ぜひ、再び姫路を訪れたいと言っていただけるよう、おもてなしの心を持って取り組んでまいります。私からは、以上でございます。

    質疑応答(要旨)

    記者:
    お城まつりのパレードには、どなたか有名な方の出演は予定されていますか。

    市長:
    今回特にゲストとして、芸能人の方であるとか、有名人の方にお務めいただくことは予定しておりません。実は赤穂の義士祭のように、大名行列も含めて殿様を誰かにしていただくというようなことも、検討しておりましたが、緊急事態宣言下でスケジュールを押さえるということが困難で、現状、ボランティアの皆さまや公募される皆さまで、大名行列を構成することとなりました。
    我々としても、ニューノーマルな中で、徐々にですけれども、経済活動や市民活動を着実に進めていくためにも、気をつけながら、WHO関連イベントやオリンピックにより、変則開催となっておりますお城まつりについては、しっかりと行っていきたいと考えております。

    記者:
    不当要求行為を行った市議に関してですが、2月16日の不当要求行為に係る記録兼報告書に、当時の文化国際課長が、当該市議から民間事業者と市長との面談内容のメモの開示を要求されたとありますが、市長は実際にこの民間事業者とはお会いになられましたか。

    市長:
    お会いしました。それは当該市議に言われたから会ったものではございません。その方は、もともと姫路の文化活動にご貢献いただいている方で、その方から私の方に、「コロナ禍であっても、姫路のために文化活動を頑張っていきたいので、表敬をしたい」とメールか何かで申し込んでこられました。私としては、こんなコロナ禍の中にあっても、文化活動の重要性を感じておりましたのでお会いすることにしました。
    そこであった話を、当該市議に教えるとか教えないとかというのは全然知らなかった話で、現場で私もその答申書を読ませていただいて、そんなことだったのかと思った次第です。
    私としては、コロナ禍に文化活動を一生懸命されている方を、どういうふうに応援していけばいいのかと日頃から考えておりましたので、他意なく、純粋に文化活動の振興の目的で面会させていただきました。
    今回、一連の百条委員会のこともあって、職員も、市議会議員の方々との折衝とか要望に関しては、マニュアルに則って、しっかりとした対応を行っている中で、職員が不当要求行為かどうかを判断できないと感じたので、それを第三者に諮ってご審議いただいて、答申をいただいたので、それらを踏まえ我々も不当要求が相当であると判断したということです。

    記者:
    我々の取材では、市が後からイベントの日程を設定したにも関わらず、市と民間事業者の日程が非常に近かったことに当該市議が怒ったというような話ですが、その民間事業者の方からも、そういうことは今後考慮して欲しいというようなお願いはありましたでしょうか。

    市長:
    イベントに関しましては、現在は入場制限を緩和する傾向にありますが、その当時は、イベント開催に対する風当たりも非常に強く、我々はもともと前年の段階で企画していたものが、延期、延期となって、その日程になったものです。確かに、結果論としては、民間事業者が企画されていた日程と非常に近い日程で開催をすることとなったので、何とかならないかと市に要望されてきたわけですけれども、我々としては元々の経緯が少し違う訳です。なかなか配慮という点では、難しかったのかも分かりませんが、少しその要望の仕方が、当該市議は強かったのかもしれないですね。私が直接当該市議からの要望を受けたわけではございませんし、また民間事業者の方からも、そのような強い要望を受けたわけではなかったので、また、担当課の職員たちにその経緯については、お聞きいただければと思います。

    記者:
    昨日発足した新しい内閣の印象や期待することなどについての思いをお聞かせください。

    市長:
    行政の長として、国の動向については大変興味もあり、自民党総裁選の4人の各候補の政策的な主張も大変つぶさに勉強もさせていただきました。
    今回、特にまず地元の基礎自治体の長として非常にうれしかったことは、姫路市では今年「ゼロカーボンシティ宣言」を行っておりますが、兵庫第12区選出の山口壯代議士が環境大臣に就任されたこと。また、播磨臨海地域道路整備促進国会議員連盟の事務局長を務めていただいております兵庫県選挙区選出の末松信介代議士が文部科学大臣になられましたこと。これはもう地元としては大変心強く思っております。
    昨日の岸田総理の記者会見では、新型コロナに対する経済振興として数十兆円もの予算を準備するとありましたので、コロナの第6波を警戒しつつも、ニューノーマルの中での地域振興のために、国の施策をしっかりと学び、連携していきたいと考えております。
    新しい閣僚の方々を見ますと、非常にユニークな方が入られており、ジビエから宇宙へというような非常にユニークな若手の閣僚を登用されたことにも、北部の農林山村の害獣対策や、ゼロカーボンに取り組んでいる地域として、個人的に非常に期待感を持っております。

    記者:
    冒頭の挨拶の中で、新型コロナワクチンの若年層の接種率向上に向けて、新たに集団接種会場を設けるとありましたが、もう少し詳しいこと決まっていましたら教えてください。また、菅前総理はおそらく11月中に希望者への接種を終えたいという言葉があったと思いますが、姫路市としては、いつ頃終わる予定でしょうか。

    市長:
    JR姫路駅前の集団接種会場につきましては、現在最終調整中ですので、決定次第、担当課から発表させていただいます。次に、希望者へのワクチン接種終了の時期ですが、今の計画でいけば、菅前総理の言われていた11月末を完了予定にしております。
    ワクチン接種に関しましては、ようやく最近になって慎重派であった方も予約されることが増えて参りました。これは、コールセンター等を通じた風評被害に対する粘り強い説明や、第5波において、ブレイクスルー感染はありましたが、感染した高齢者や医療従事者も、非常に軽症で済んでおり、現実に死亡者数が増えなかったことで、ワクチン接種の有用性がようやく認識されてきたからではないかと思っています。むしろ最近では、コロナ感染に伴って慢性疲労症候群などのような、いわゆる二次的後遺症が残ってくるというような議論も出てきて、ようやく若年者の接種に対しても、理解が深まってきたと思っています。
    ブレイクスルー感染を踏まえると、今、厚生労働省では8ヶ月後を目途に、医療従事者や高齢者、持病のある方の3回目接種の議論も出ています。少しでも冬場の第6波を抑えるためにも、引き続き、ワクチンを希望される方には打てるような形で、目標を超えても打っていければと思っております。

    記者:
    教育委員会の所管事項でありますけども、市内の特別支援学級において男性教諭が児童に対して、暴言や体罰を行うという事案がありましたが、市長としての受けとめをお伺いします。

    市長:
    これはもう本当に人権問題として、本当に心、胸が痛いことでございます。こういうことが教育、特に、発達障害などをお持ちの方の、密室になりやすい所で起こったということが、本当に信じられないことであり、本当にもう怒りに近い感情にあります。
    今回、任命権者である県から処分も出ましたけれども、3年も前から勇気ある内部通報者として告発された方の意見を管理職ポストにある者が、しっかりと調査をしなかったこと。こういったことが、他の組織にもあるのではないかと、この点に基礎自治体の長として危機感を持ちました。内部通報者を保護する行政上の仕組みがあるにもかかわらず、現場の管理職が、それを軽視する形になって、現校長が、懲戒を受けることになったことは大変遺憾なことです。こうしたことの再発を防止するため、教育現場だけではなく、いろいろな部署にも再度点検するように指示した次第です。
    何より、本当に心の傷を負われた児童生徒、そして保護者の方々の心情に接しますと、もう本当に心が苦しくなる思いになりますけれども、スクールカウンセラーなどが寄り添う形で、被害に遭われた方の心の回復を第一にしっかりとやっていきたいと思っています。
    こういうことが二度と起こらないように、しっかりと防止策にも取り組んで参りたいと思いますので、その点、本市の本気度を見ておいていただければと思います。

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