令和3年10月26日 課題研究「第4回」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第4回目の授業を受けた。

前回の院生ゼミで作成した研究計画をもとに、探究活動を開始した。班ごとに、DNAの採取のためにフィールドワークに出る、実験条件の確認、観察地点の絞り込みなどを行った。

神戸大学の大学院生から対面やオンラインなど様々な形態で助言をいただきながら研究を進めた。指導をいただいている神戸大学の谷先生からも、考えや意見を活発に出し合い自分たちの研究を主体的に進めていこうとする様子が良かったというお言葉をいただいた。

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令和3年10月13日 創造応用IS「探究活動⑤」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの5回目の探究活動を行った。

数学分野では、母平均の検定について大学の先生からの講義を受け統計学についての理解を深めた。また次回の1つ以上のデータを分析して報告する発表会に向けての準備を行った。

物理分野では、室内の空気の対流を調べる実験に用いる器具を手作りで作製し、いかに本来の部屋の状態に近づけることができるのか試行錯誤を行った。もう一方の班では、パラシュートの落下の様子を詳しく調べるための実験条件や実験方法の検討を行った。

化学分野では、これまで作製した磁性流体の色に注目し、実験過程で鉄が酸化されてしまっていると考察し、空気との接触を極力減らす工夫を行いながら実験を行った。また溶液の滴下速度が生成する鉄粒子の大きさに影響を与えるのかを検証するための実験を行った。その結果、ついに強い磁性をもち、スパイク現象がみられる磁性流体を作製することができた。

生物分野では、白ネギを実験材料にし、溶液のpHによって水の吸収に差があるのかを確かめる実験を行った。溶液中に含まれる成分量によってpHが異なっていたため、同じものを吸収させているつもりでも条件が異なっていたことをふまえて、綿密にpHを調整して実験を行った。

都市工学分野では、コンビニの適正配置について考える上で、対象地域の検討を行った。三宮のような都市部では、日常生活以外の要素が強く関係してくると考え、住宅地での検討を考えた。

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令和3年10月13日GRⅠ 多文化共生センターひょうご講義「地域における多文化共生」

本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチⅠ受講者(1年)18名を対象に、多文化共生センターひょうご代表北村広美氏に来ていただき、「地域における多文化共生」をテーマに講義、及びワークショップをしていただいた。初めに多文化共生の概念や在留外国人の現状について講義をしていただいた。続いて、在留外国人の課題となる「制度の壁」「コミュニケーションの壁」「文化の壁」についてお話をしていただき、「地域で多文化共生をすすめるためには」というテーマで課題を発見するワークショップを行った。生徒からは数値データに現れる外国人数と身近な感覚とのズレや、自分が住む地域の「共生度合」について発表した。

〈生徒感想〉

外国人は日本で仕事をしたいという思いや勉強がしたいという目的があり、日本側としても労働人口の減少などの解消のために外国人に働いて欲しい、という意識はあるのかなという風に感じていたので、外国人の方が住みにくいなという様にできるだけ感じないように日本側も受け入れ体制を向上していけるのなら、外国人人口の増加はポジティブな現象だと自分は理解した。

自分の思いが相手に伝わらない、というのは本当にもどかしいし、生活の支障になる大きな問題だけど、今は翻訳機能も発達してきているし伝えようによっては伝えることは可能だとも思う。ただそこに至るまでのプロセスが重要で、そもそも伝えたいことが見つかってそれをどこに伝えればいいのか?ということは受け入れる自治体側がもっと積極的に発信していくべきだと思う。

自治体の情報が入ってきにくいという壁で、住民登録をする際の説明が不十分ということはあり得ないのかなと少し考えた。係の人と外国人が最初に直に関わることのできる機会だから、その時に分かりやすいサイトがあるなら教えておいたりすることなどを充実させるのが壁を壊す最初の段階かなと思う。

日本は結構公共機関などで多言語の表示があり、グローバル化を意識しているんだろうなという風には思っていたけど、実際生活していく上で自治体の状況や、特に災害時の対応がわからないと本当に不安だと思う。自分が今何ができるかとかはあまりわからないしそんなに無い気がするけど、学校でこういう現状を知ったりすることが少しでもいつか役立つことに繋がってるのかなと思う。自分1人で発信するのは大変だから、自分の周りから多文化共生について考える機会を増やしてみたい。

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令和3年10月12日 課題研究「院生ゼミ」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第3回目の授業を受けた。

今回は「院生ゼミ」と題して、自分たちで考えた研究テーマについて神戸大学の大学院生の指導のもと、より具体的に研究目的や仮説を設定し、今後の研究計画を立てた。班員と院生で意見を交わし、質問をぶつけ、コミュニケーションをとりながら進めた。漠然としていた研究内容が目的や仮説を設定することでより明確になり、自分たちが行う研究に具体性をもたせることができた。これによって実際に研究・実験に必要な器具や試薬を挙げ、実験計画をたてることに繋げることができた。

ここまでの授業で研究・実験を始めるための流れを実践的に学んだ。

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令和3年10月10日グローバルリサーチ ボランティア「多文化フェスティバル深江」

大日霊女神社境内深江会館において、グローバルリサーチ受講生(1年)5名が、多文化フェスティバル深江実行委員会主催「多文化フェスティバル深江」にボランティアとして参加した。このイベントは、地域における多文化共生を目指して実施され、民族料理の屋台や外国語体験、防災に関する学習ブースなどを実施している。本校生徒は、地域の方々や大学生のボランティアに交じって、屋台のお手伝いや協力団体代表へのインタビューの役割を担った。

〈生徒感想〉

私はずっと東灘区に住んでいましたが、このようなフェスティバルがあることは知りませんでした。多文化フェスティバルは名前にある通り、様々な国の方が食事、衣装、言語などの文化を共有する祭りで、今まで知らなかったことを沢山知る良い機会になりました。私は主にバングラデシュの屋台で、お手伝いさせて頂きました。バングラデシュの料理は日本ではあまり知られていないため、説明を求められることが多かったです。その回数で多文化に興味を持つ日本人の多さがわかりました。また、客として来られる外国の方が想像以上に多く、深江周辺と外国人がどのように関わっているのか気になりました。今回は自分の屋台のバングラデシュの方に日本での生活や、日本に来た理由など聞くことが出来ました。しかし、自分の仕事で精一杯で、ほかの屋台の外国の方との交流があまりありませんでした。なので、またこのような機会があればもっと沢山お話したいと思います。

こんなボランティアに参加するのは初めてで、とてもワクワクしていました。事前準備では、大学生の方とも話をしたり作業したりでとても楽しかったです。屋台のお手伝いをしたけど、思っていた以上に仕事多かったです。金券の回収、注文、商品(ご飯)渡しなど様々な仕事をしてとても面白かったです。私は中国の方と仕事をしましたが、日本語がとても上手でありがとうとたくさん言ってもらえて嬉しかったです。質問をしたときも丁寧にたくさん答えていただきました。お客さんとかとも話すことができてよかったです。お客さんとして外国人で深江に住んでいる方が多くて驚きました。いろいろな国のご飯は初めて見るものばかりで、本格的なものばかりで美味しかったです。改めてもっと外国のかたと交流したいなと思いました。

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令和3年10月10日BAAC政策発表会

創造科学科5期生(2年)の生徒1名が、公益財団法人ユネスコ・アジア文化センター(ACCU)主催「BRIDGE Across Asia Conference(アジア太平洋高校模擬国連大会)」の政策発表会に参加した。会場の東京国際交流会館プラザ平成国際会議場に日本代表生徒16名が集合し、他国(インド、韓国、タイ、モンゴル)の生徒とはオンラインでつなぎ、実施された。本校生徒は8月にペアになったインドの生徒とシンガポール大使として政策を練り上げ、発表することができた。他国の大使役生徒から質問を受け回答したり、他国の発表に対しても質問したりした。今回の政策発表について大学生からコメントをもらい、ブラッシュアップしたうえで、生徒は次回17日の模擬国連大会に臨む。

〈生徒感想〉

コロナ禍で色々な活動がオンラインに転向している中、この度幸運にも東京に赴いて発表する機会をいただきました。オンラインは便利ではありますが、やはり実際に現地に行く方が沢山の刺激を受けられ、何より楽しかったです。今回の発表は10月10日に行われ、同月17日の模擬国連大会に向けた各国の政策を発表するという内容でした。私はインド人のペアとシンガポールを担当しました。私の出番は発表の中盤だったのですが、最初の幾つかの発表と質疑応答を見て参加者のレベルの高さを感じました。特に質疑応答では、細かい穴まで指摘されていて発表前から不安に押しつぶされそうでした。私たちのペアの発表は予想以上にうまく行きました。壇上に立っても不思議と緊張せずすらすらと喋ることができました。また、突っ込んだ質問にも自ら答えることができ、終わった後は大きな達成感を味わいました。今回1番思い出に残っているのは東京に集まった他の参加者との親睦を深められたことです。このプログラムが終わっても交流を続けたいと思います。

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令和3年10月9日グローバルリサーチ「WKCフォーラム大学教員指導」

グローバルリサーチ受講生(2年)3名が、WHO健康開発総合研究センター(WHO神戸センター)主催「WKCフォーラム2021Global Health High School Summit ~高校生からの姫路宣言~」における発表者、及び宣言作成者に選ばれた。今回は京都大学大学院医学研究科健康増進・行動学教授の古川壽亮氏に研究の進捗状況報告とプレゼン資料について指導を受けた。これまでメンターである大阪大学医学部医学科の学生からサポートを受けながら活動し、校内生徒対象にアンケート実施とInstaglamを使ったメンタルヘルスの情報発信を行ってきた。今後はメンタルヘルスチェックシートの実施を進めていく予定だ。

「WKCフォーラム2021Global Health High School Summit~高校生からの姫路宣言~」兵庫県記者発表

https://web.pref.hyogo.lg.jp/press/20210915_8576.html

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令和3年9月30日グローバルリサーチ「風力発電と風車の羽の形状の研究」

本校第一STEAM ROOMにおいて、普通科グローバルリサーチ受講生(2年)が研究の実験を行った。3Dプリンターで作った風車にモーターと電圧測定器具(ESP32)を接続して、パソコンに電圧のデータを送信した。風は大型扇風機を使った。途中、発電量が高すぎて計測器具が再起動したため計測不能になるハプニングがあったが、抵抗で分圧して計測電圧を半分にして計測したところうまく計測することができた。計測結果はエクセルで編集して折れ線グラフを作った。今回のデータをもとに、羽の形状と発電量の関係を研究する予定である。

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令和3年9月29日 創造応用IS「探究活動④」

創造科学科5期生(2年生)の理系(32名)が創造応用ISの授業で、分野ごとの4回目の探究活動を行った。

数学分野では、大学の先生による統計学の講義で分野理解を深める一方で各自の研究テーマの内容や調査方法について検討を行った。実際にどのような方法で統計をとるのか、その手法にどのような問題があるのかなどを考えた。

物理分野では、2班に分かれそれぞれ設定した研究テーマの研究を開始した。空間内の空気の動きを確認するための装置の作製やパラシュートの落下速度の測定データを取るなど研究を進めた。

化学分野では、反応で得られた鉄の微粒子を水中に分散させるための方法を検討した。しかし、磁力に反応する流体が得られなかった。そこから回収した鉄粒子が少ないのではないかと考え、反応させる鉄化合物を増やして実験を進めた。

生物分野では、野菜が水をどのように吸収するのかを調べるために様々な野菜を準備し、実験条件の検討を行った。生物の実験では生物(植物)による個体差や周囲の環境によって結果が変動するため、実験条件の設定を念入りに行った。

都市工学分野では、研究しようと考えているコンビニの適正配置を考える上で、適正配置の定義について疑問が生じ、テーマの再検討を行った。大学の先生からのアドバイス、情報の先生からの助言をいただきながら研究方法をより具体的に検討した。

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令和3年9月28日 課題研究「院生プレゼン」

創造科学科6期生(1年生)の39名が本校において課題研究の第1回目の授業を受けた。

この授業では、自然科学の最先端の研究に触れ、科学に対する興味関心を深め、神戸大学の大学院生の指導を受けながら実際に自然科学の研究テーマを設定し実験・観察を行っていく。

第1回目の授業では、神戸大学の大学院生8名に来校いただき、それぞれ大学で行っている物理・化学・生物分野の研究内容のプレゼンテーションをしていただいた。その後、その中で興味をもった分野について自分たちで研究したいことを話し合った。院生の方から研究分野の魅力を聞きながら、好奇心をもってテーマを考えていた。

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