出会いは一期一会 in CD
このタイトルを付けた時ってのは大体において中古フィギュアを購入した時なんですが、今回は趣を変えて中古CDを購入したお話。
突然ですが、皆さんは「惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンド」ってゲームをご存知でしょうか。
今から20年ほど前、世の中、コンシューマ・ゲーム機は任天堂スーパーファミコン、NEC PCエンジン、そしてSEGAメガドライブがシノギを削っていた時代、PCエンジンCD-ROM2に対抗すべくメガドライブ勢が放った雷、MEGA CD(メガドライブの拡張ユニットでCD-ROMゲームができる様になるスゴイ奴)の第一弾ソフトとして産声を上げたゲームがありました。

それこそが、このソフトウェア、惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンドなのです。
母星であるホラホラ星でひどい目にあい、宇宙へと逃げ出した6人の宇宙人ミュージシャンがまるで地球みたいな惑星ウッドストックの付近を航行していた時の事です。
ボーカルのアビビ(ジャケット右下・♀)が惑星のあまりの美しさに目を輝かしていると、演奏に夢中になっていた為、宇宙船が制御不能に・・・そのまま惑星に不時着してしまう所から物語が始まります。
惑星に落ちた衝撃で自分たちの魂である楽器が世界に散らばってしまい、途方に暮れていた所、一人の少年と出会い、共に楽器を探す旅に出る…と言うのがおおまかなお話。
CD-ROMの大容量を生かし、ファミリーコンピュータと見紛うばかりのグラフィック!
更にはCD-ROMの大容量がなせる耳の中を突き抜けるファミコンの様な美しい音楽!
また、主人公の少年はCD-ROMの大容量をフル活用し、1つの章に何と1人の宇宙人を連れて行くことが出来る上に、次の章ではその宇宙人は休憩することになると言う複雑なプログラミング。
そして、全5章で展開する壮大な物語、勿論CD-ROMの大容量を生かし、2章と4章はビジュアルシーンで構成されるという斬新なシーン展開!
と、悪乗りなのか本気なのかは判りませんが、とにかくゲーム市場で史上最安値新品1円まで値下がり(場所によってはワゴンに入れられ「ご自由にお持ちください」となっていた店もあるとか無いとか・・・)伝説を残したゲームです。
ちなみに私が見た最安値は5円で販売でした。
とまあ、前置きはこの辺にしておいて、このゲーム、確かにゲームとしての評価はアレだったんですが、それでも1000円(私の購入時の価格)を出す価値がある部分、それこそが音楽にあります。
このゲームは中身はファミコン並なのですが、オープニングやエンディング、そして2章と4章ではCD-ROMの大容量を本当に生かした、ビジュアル&ミュージックシーンで構成されており、それらでは映像の他、素晴らしい歌が流れるんです(内蔵音源では無く、CD-DAとして流れる)。
つまり、5円で買った場合でも、4曲入りのCD(トラックとしては5つだが、1トラック目にはデータが入っているので無音・・・プレイヤーによってはノイズが発生して機器を壊す可能性があるので、再生禁止トラック)としての価値があるんです。
そしてこのファンキー・ホラー・バンド、ゲーム用の企画キャラでは無く、実際に宇宙人ミュージシャン(という設定)としてビクターからデビューしていたりします。
オリジナルのCDやミュージック・ビデオ、LDや小説等マルチに展開していたとのこと。
オリジナルCDはファースト・アルバムである「F.H.B」(ゲームのOP、Poseidon他収録)、「MAGICAL TRANS-CIRCLE」(ゲームのED「Sing Sing Sing (心 身 神)」やドラマ「女子高生!キケンなアルバイト」の主題歌・アトランティスを捜して等を収録)、オリジナルのクリスマスソング収録のシングル「THE BOXING DAY」、そしてゲーム内に入っている楽曲のフルバージョンとオリジナル曲を収録した「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」がリリースされていました。
私はリリースされているCDのうち2種類である「F・H・B」と「MAGICAL TRANS-CIRCLE」は中古店で見かけて買ったので、持っていたんですが、残る2種類が全く見つからない状態。
特にサントラ扱いである「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」はゲームCD内の楽曲が素晴らしく、フルバージョンをどうしても聴いてみたいつう事で中古CDショップに行く度に探していたりしました。
そして今回、何の気なしにネットで検索をかけた所、1件だけ中古CDとして引っかかったお店があり、プチ興奮。
すぐさまカートに入れるボタンを押し、無事に購入できました(価格は1300円+送料)。
尚、購入後にすぐ在庫なし表記になったのでラス1だったっぽい。あぶないあぶない。
んでもって、届いたCDとしてがコチラ。

これが「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」のジャケットじゃー!
ゲームのサントラを意識してか、右下にはメガドライブ+メガCDのドッキング写真が!
中央には歌姫アビビさん(ゲーム内のCVは"かないみか"さん。ただ、歌ってるのは別人らしい)。

帯とかは無いですが、盤面にキズも無く問題なく再生することができました。
約20年前に発売されたCDです。

ゲームのサントラって事で、ブックレットにはゲームに登場する敵キャラのパラメータが記載されているページも。
まあ、全く使わないんだけども。
勿論、ゲームに収録されている楽曲のフルバージョン、別マスタリングバージョンも収録。
特にゲーム内でかかる(第2章)「君は屋根の上」、そして第4章でかかる「君の笑顔を守りたい」が本当に良い曲で、これのフルバージョンが聴けたのはマジで感動です(OPとEDに関しては他のアルバムに収録されていました)。
音的にはリリースされた90年代のサウンドが色濃く出ており(リズムやシンセ、コーラスなど)ますが今聴いても遜色のない仕上がりかと。
ファンキー・ホラー・バンドの楽曲はどれもカッコよくって、前述の「F.H.B」に収録されている"イッ・SAY・ノ・SAY"や、「MAGICAL TRANS-CIRCLE」に収録されている"アトランティスを捜して"、そして今回のCDとかにも収録されている"Sing Sing Sing (心 身 神)"は本当、名曲だと思います。
何度も言いますが、確かにゲームはメガドライブ雑誌で10点満点中1点と言う逆最高得点を叩きだしたりしましたが楽曲として聴くと本当に名曲ばかりのバンドです。
今回は本当に運よくCDを見つけることができましたが(正に一期一会、見つけたら即購入状態)、昨日とか一昨日の記事じゃないですが、メーカーには・・・というか版権を持っているメーカーだからこそ、こういう楽曲(既に廃盤になっており、入手自体が困難なシングルやアルバム等)をデジタル化してダウンロードとしてでも再販していって欲しいです。
売れる売れないは別として、昔の隠れた名曲は世の中にまだまだ沢山存在するはずですし、それを今聴きたい、だけど、見つからない!って思う人も沢山居ると思うので…
そう言うのがデジタル化の一つの答えなんじゃないかなーっと考えます。
最新の楽曲をダウンロード販売ってのも良いですが、過去の遺産をデジタルとして余すこと無く再販していって欲しいですね。
版権とかメーカーの垣根を超えて。
という訳で、長くなりましたが最後に惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンドのオープニングをご紹介してこの記事を締めたいと思います。
POSEIDON(MEGA CD OP Version)
POSEIDON(Full Version)
突然ですが、皆さんは「惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンド」ってゲームをご存知でしょうか。
今から20年ほど前、世の中、コンシューマ・ゲーム機は任天堂スーパーファミコン、NEC PCエンジン、そしてSEGAメガドライブがシノギを削っていた時代、PCエンジンCD-ROM2に対抗すべくメガドライブ勢が放った雷、MEGA CD(メガドライブの拡張ユニットでCD-ROMゲームができる様になるスゴイ奴)の第一弾ソフトとして産声を上げたゲームがありました。
それこそが、このソフトウェア、惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンドなのです。
母星であるホラホラ星でひどい目にあい、宇宙へと逃げ出した6人の宇宙人ミュージシャンがまるで地球みたいな惑星ウッドストックの付近を航行していた時の事です。
ボーカルのアビビ(ジャケット右下・♀)が惑星のあまりの美しさに目を輝かしていると、演奏に夢中になっていた為、宇宙船が制御不能に・・・そのまま惑星に不時着してしまう所から物語が始まります。
惑星に落ちた衝撃で自分たちの魂である楽器が世界に散らばってしまい、途方に暮れていた所、一人の少年と出会い、共に楽器を探す旅に出る…と言うのがおおまかなお話。
CD-ROMの大容量を生かし、ファミリーコンピュータと見紛うばかりのグラフィック!
更にはCD-ROMの大容量がなせる耳の中を突き抜けるファミコンの様な美しい音楽!
また、主人公の少年はCD-ROMの大容量をフル活用し、1つの章に何と1人の宇宙人を連れて行くことが出来る上に、次の章ではその宇宙人は休憩することになると言う複雑なプログラミング。
そして、全5章で展開する壮大な物語、勿論CD-ROMの大容量を生かし、2章と4章はビジュアルシーンで構成されるという斬新なシーン展開!
と、悪乗りなのか本気なのかは判りませんが、とにかくゲーム市場で史上最安値新品1円まで値下がり(場所によってはワゴンに入れられ「ご自由にお持ちください」となっていた店もあるとか無いとか・・・)伝説を残したゲームです。
ちなみに私が見た最安値は5円で販売でした。
とまあ、前置きはこの辺にしておいて、このゲーム、確かにゲームとしての評価はアレだったんですが、それでも1000円(私の購入時の価格)を出す価値がある部分、それこそが音楽にあります。
このゲームは中身はファミコン並なのですが、オープニングやエンディング、そして2章と4章ではCD-ROMの大容量を本当に生かした、ビジュアル&ミュージックシーンで構成されており、それらでは映像の他、素晴らしい歌が流れるんです(内蔵音源では無く、CD-DAとして流れる)。
つまり、5円で買った場合でも、4曲入りのCD(トラックとしては5つだが、1トラック目にはデータが入っているので無音・・・プレイヤーによってはノイズが発生して機器を壊す可能性があるので、再生禁止トラック)としての価値があるんです。
そしてこのファンキー・ホラー・バンド、ゲーム用の企画キャラでは無く、実際に宇宙人ミュージシャン(という設定)としてビクターからデビューしていたりします。
オリジナルのCDやミュージック・ビデオ、LDや小説等マルチに展開していたとのこと。
オリジナルCDはファースト・アルバムである「F.H.B」(ゲームのOP、Poseidon他収録)、「MAGICAL TRANS-CIRCLE」(ゲームのED「Sing Sing Sing (心 身 神)」やドラマ「女子高生!キケンなアルバイト」の主題歌・アトランティスを捜して等を収録)、オリジナルのクリスマスソング収録のシングル「THE BOXING DAY」、そしてゲーム内に入っている楽曲のフルバージョンとオリジナル曲を収録した「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」がリリースされていました。
私はリリースされているCDのうち2種類である「F・H・B」と「MAGICAL TRANS-CIRCLE」は中古店で見かけて買ったので、持っていたんですが、残る2種類が全く見つからない状態。
特にサントラ扱いである「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」はゲームCD内の楽曲が素晴らしく、フルバージョンをどうしても聴いてみたいつう事で中古CDショップに行く度に探していたりしました。
そして今回、何の気なしにネットで検索をかけた所、1件だけ中古CDとして引っかかったお店があり、プチ興奮。
すぐさまカートに入れるボタンを押し、無事に購入できました(価格は1300円+送料)。
尚、購入後にすぐ在庫なし表記になったのでラス1だったっぽい。あぶないあぶない。
んでもって、届いたCDとしてがコチラ。
これが「music for the game THE PLANET WOODSTOCK」のジャケットじゃー!
ゲームのサントラを意識してか、右下にはメガドライブ+メガCDのドッキング写真が!
中央には歌姫アビビさん(ゲーム内のCVは"かないみか"さん。ただ、歌ってるのは別人らしい)。
帯とかは無いですが、盤面にキズも無く問題なく再生することができました。
約20年前に発売されたCDです。
ゲームのサントラって事で、ブックレットにはゲームに登場する敵キャラのパラメータが記載されているページも。
まあ、全く使わないんだけども。
勿論、ゲームに収録されている楽曲のフルバージョン、別マスタリングバージョンも収録。
特にゲーム内でかかる(第2章)「君は屋根の上」、そして第4章でかかる「君の笑顔を守りたい」が本当に良い曲で、これのフルバージョンが聴けたのはマジで感動です(OPとEDに関しては他のアルバムに収録されていました)。
音的にはリリースされた90年代のサウンドが色濃く出ており(リズムやシンセ、コーラスなど)ますが今聴いても遜色のない仕上がりかと。
ファンキー・ホラー・バンドの楽曲はどれもカッコよくって、前述の「F.H.B」に収録されている"イッ・SAY・ノ・SAY"や、「MAGICAL TRANS-CIRCLE」に収録されている"アトランティスを捜して"、そして今回のCDとかにも収録されている"Sing Sing Sing (心 身 神)"は本当、名曲だと思います。
何度も言いますが、確かにゲームはメガドライブ雑誌で10点満点中1点と言う逆最高得点を叩きだしたりしましたが楽曲として聴くと本当に名曲ばかりのバンドです。
今回は本当に運よくCDを見つけることができましたが(正に一期一会、見つけたら即購入状態)、昨日とか一昨日の記事じゃないですが、メーカーには・・・というか版権を持っているメーカーだからこそ、こういう楽曲(既に廃盤になっており、入手自体が困難なシングルやアルバム等)をデジタル化してダウンロードとしてでも再販していって欲しいです。
売れる売れないは別として、昔の隠れた名曲は世の中にまだまだ沢山存在するはずですし、それを今聴きたい、だけど、見つからない!って思う人も沢山居ると思うので…
そう言うのがデジタル化の一つの答えなんじゃないかなーっと考えます。
最新の楽曲をダウンロード販売ってのも良いですが、過去の遺産をデジタルとして余すこと無く再販していって欲しいですね。
版権とかメーカーの垣根を超えて。
という訳で、長くなりましたが最後に惑星ウッドストック ファンキー・ホラー・バンドのオープニングをご紹介してこの記事を締めたいと思います。
POSEIDON(MEGA CD OP Version)
POSEIDON(Full Version)
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category: 音楽
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