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旭川市女子中学生凍死問題 今津市長「いじめであると認識」 野党は「政治介入」と批判 北海道

2021年10月28日(木) 07時00分 更新

亡くなった廣瀬爽彩さん(弁護団提供)
亡くなった廣瀬爽彩さん(弁護団提供)

 旭川市の公園で今年3月、当時中学2年の女子生徒が遺体で見つかった問題について、第三者委員会がいじめの「疑い事例」として調査を進める中、今津寛介(いまづ・ひろすけ)市長が、市議会でいじめがあったとの認識を示し、野党の批判を受けました。

市議会で答弁する今津寛介市長(28日)


 旭川市の今津市長は、28日の市議会で「女子生徒本人のいじめられているとのSNSでのやりとりなどの情報等を踏まえ、私としてはいじめであると認識しました」と述べ、さらに、事実関係を調査している第三者委員会の委員長に「いじめがあったという考えを基に調査を進めてほしい」と伝えたことを明らかにしました。

 これまで、旭川市は女子生徒の問題についていじめとは正式に認めず、「疑い事例」として市教委に調査を求めていました。
 このため野党議員からはこれは教育委員会や第三者委員会の独立性を侵害する「政治介入」にあたるとして、批判が相次ぎました。

議会後、釈明する今津市長


 議会後、今津市長は、「市民の生命、財産を守る立場から行動を取った」「政治介入にはあてはまらない」と釈明しました。
 今年3月、旭川の公園で凍死していた当時中学2年の廣瀬爽彩(ひろせ・さあや)さんについては、いじめを受けていた疑いがあるとして、市の第三者委員会が5月から調査しています。
 先月の選挙で初当選した今津市長は第三者委員会に対し、今月中に調査の中間報告をするよう求めていました。

廣瀬爽彩さんの遺体が見つかった公園(旭川市)



10月29日(金)午前7時00分配信

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