北川景子「探偵の探偵」レポ

みんな、「暴れん坊探偵」じゃなかった、「探偵の探偵」は見たか。面白かったな。ストーリー自体はそんなに深い話ではない。妙に話に深みを持たせようとテレビのオリジナルを入れたり、長く引っ張ろうとしないのがいい。きょう初めてこのドラマを見た人だったら「今回は総集編か?」と思うような、良く言えばスピーディーな展開、悪く言えば表面を撫でただけのような上滑り感だが、これでいいと思う。以前に見た坂本監督の「次元警察」がそうだったが*1、スタッフが自分たちの力量をわきまえ背伸びをしないで、できる範囲のことをするというのはとても大事なことだ。だって、「LADY」の脚本家だぜ。フジテレビだぜ。主演が北川景子だぜ*2

     【今週の北川景子

     

     爆発で吹っ飛ぶ

     

     ユースケに首を絞められる

もう殴られるとか蹴られるはいちいち書かない。

     【今週の武器】

     

     金属バットで高岡早紀を滅多打ち。微乳でも金属バットがあれば巨乳に勝てる!

     

     ユースケの触れられたくない過去を暴いて言葉責め

     

     ユースケをキック

     

     ユースケを階段から突き落とす

ここまでが第1部。ユースケは最終回まで引っ張る敵役かと思ったら違った。川口春奈は入院したまま1年が経過。10時20分から第2部。ストーカーに監禁された少女を救出に行く。少女を助けたいというより、このストーカーに情報を渡した悪徳探偵の情報が欲しかっただけなんだがな。

     【今週の武器 第2部】

     

     納豆や薬品を塗った手術用メスで刺す

納豆の「血液サラサラ効果」で、小さい傷でも血が止まらないんだってさ。納豆すげえ。私は食べられないけどな。いいなあ、このドラマ。北川景子のドS女王様っぷりがたっぷり見られるじゃないか。最後は姉の家で療養中の川口春奈が、姉のパソコンで北川景子がひどい目にあっている動画を見つけてしまうというわけがわからない引き。どうだ、これで9%行ったか?!

*1:http://d.hatena.ne.jp/M14/20130418

*2:それを言ってはダメ

  • Leo16

     原作を読みながら「テレビドラマ化するんだったら、あんまり掘り下げずにぐいぐい行って欲しいなあ」とか、シロウトなりに思った、ほぼそのままの展開で、もう観ていて気持ちがよくて仕方ありません。北川さんも乗っているし、しかもユースケ・サンタマリアを追いつめるシーンのみ、原作にないユースケのプロファイリングをする北川さんのセリフがあったりする。『LADY』を意識しているのかな。とにかく、私的にはこのドラマ、どツボです。
     原作から一部引用します。

    >いまだ侵入を許していないが、
    >もう一刻の猶予もない。
    >玲奈はメスの先端に軟膏を塗り、
    >ヒスタミンをかけ、粉末をまぶした。
    >最後に納豆を刃にこってりと塗り付ける。

     「一刻の猶予もない」なんて緊迫感をあおった勅語に、「納豆をこってり」という描写が続くあたりに、この原作者の個性が出ています。

  • M14

    一刻の猶予もないという記述以外に
    一刻の猶予のなさが伝わって来ない原作!
    ドラマのネタとしての小説って
    必ずしも名作である必要がない。
    眼から鱗です

  • Leo16

    第3話と同じく第4話も8.7%の模様。

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