県は27日、新型コロナウイルス感染拡大で打撃を受けた飲食事業者を支援するため、県独自の「信州プレミアム食事券」の販売と利用を開始する。政府の外食支援事業「Go To イート」の食事券の販売が20日に終了したことを受けた。1冊1万2千円分の食事券を1万円で販売。適切な座席配置などの感染防止対策を実施し、「新型コロナ対策推進宣言」をした飲食店で利用できる。
食事券は、県内440の郵便局(簡易郵便局除く)と、旅行会社JTBの一部店舗で販売する。販売期間は来年1月31日までで、年末年始の感染拡大を防ぐため、12月24日~来年1月16日は販売を一時停止する。30万冊発行。予約不要で購入冊数の上限は設けないが、多くの人に行き渡るよう買い占めは控えるよう呼び掛ける。
食事券の利用は来年2月10日まで。25日時点で約3千店の利用登録申請があり、最終的には5千店超の申請を見込む。県産業政策課は「時短営業などの影響を受けた飲食店を応援する。ぜひ活用してほしい」としている。
問い合わせは、平日の午前10時~午後5時に飲食店向け(電話026・219・6265)と、利用者向け(電話026・219・6266)の2回線で受け付ける。
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