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岸田内閣が既に「短命政権」と囁かれている理由/倉山満

無派閥から選ばれた後藤茂之厚労大臣

 注目の大臣は、無派閥から選ばれた。後藤茂之厚労大臣だ。コロナ担当大臣を兼任する麻生派の山際大志郎経済再生担当大臣とともに、政権の命綱であるコロナ対策に当たる。  前任の、厚労大臣田村憲久・コロナ大臣西村康稔・官房長官加藤勝信の「三バカ」を一斉に放逐できたのは慶賀に堪えないが、くれぐれも三バカの二の舞いにならないよう、政治の本筋をはずさないようにしてもらいたい。

なぜか安倍元首相には徹底的に嫌われてきた古川法相

 そしてもう一人。古川禎久法務大臣だ。古川法相は、入閣直前に石破派を離脱、無派閥で登用されたが、旧竹下派入りした。筋金入りの保守思想の政治家として知られるが、なぜか安倍元首相には徹底的に嫌われてきた。仲直りしたのかどうか知らないが、そうでなければ安倍元首相の腸は煮えくり返っているのではないか。安倍氏が「高市支持」に全面的に舵を切ったのは、岸田首相が「モリカケ再捜査」に言及してからだ。誰も言わないが、古川法相は政権の命運を握っていると言っても過言ではない。  以上、そこら中に火種がまき散らされた。  岸田内閣、枝野さんでも庇えなくなる日も近いか。’73年、香川県生まれ。中央大学文学部史学科を卒業後、同大学院博士前期課程修了。在学中より国士舘大学日本政教研究所非常勤職員を務め、’15年まで日本国憲法を教える。ネット放送局「チャンネルくらら」などを主宰し、「倉山塾」では塾長として、大日本帝国憲法や日本近現代史、政治外交についてなど幅広く学びの場を提供している。著書にベストセラーになった『嘘だらけシリーズ』のほか、9月29日に『嘘だらけの池田勇人』を発売

嘘だらけの池田勇人

知られざる戦後最高の宰相、池田勇人の物語
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