日本が2035年ごろの配備を目指す次期戦闘機「F-X(F-3)」の開発が始まった。防衛装備庁や主幹メーカーの三菱重工業にとっては悲願の「国産主導」の開発となる。だが、F-Xは高度なシステムの固まり。自前にこだわりすぎれば“離陸”が危ぶまれる。
10月初旬、コロナ禍にもかかわらず英国から羽田空港に降り立った一団があった。ロールス・ロイスやBAEシステムズなど英国の名うての航空・防衛大手の面々だ。
彼らは英政府が進める次期戦闘機構想「テンペスト」の担当者たち。東京・市ケ谷の防衛装備庁をはじめ、IHIの瑞穂工場(東京都瑞穂町)や三菱重工の大江工場(名古屋市)などを巡った。目的は開発が始まったばかりのF-Xへの参画を確実なものにするためだ。
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19件のコメント
護民官ペトロニウス
猫
>F-2って、F-16の日本での呼び名でしょ?(すっとぼけ
そういや、押井守監督の劇場版機動警察パトレイバー2ではF-16Jだったけなー。
映画公開が1993年で、F-2試作機の初飛行が1995年だからまぁねぇ。
上阪欣史
このコメントは投稿者本人によって削除されました
護民官ペトロニウス
猫
>→幸い、英国が秋波を送って来ているので、英国と組めば、アメリカの支配下に入るよりは、日本の主導性を確保できるだろう。
先の大戦で戦闘機に回転銃座を取り付けたような変態的な感覚をもった国家とは組みたくないなー。
戦後、彼の国が関わったトー
ネードにしろユーロファイター(タイフーン)にせよ、駄作機とまでは言わないがいまいち感が拭えない。...続きを読む特にユーロファイター計画については当初参加していたかえる食いな国が離脱して、独自にラフィール・・・じゃねぇラファール戦闘機を開発したぐらいだしね。
いずれにしてもブリテンは鬼門だよ。
torix
さんざん時間と金を使ってもMRJすらできなかったくせに、第6世代戦闘機?申し訳ないけど鼻で笑ってしまうほどバカらしい妄想に思えるんですが、ホントなんですか?この開発話…
開発には防衛費=税金が使われるわけでしょうが、いい加減に意味のない無駄
遣いはやめてくれないもんでしょうか。...続きを読む護民官ペトロニウス
猫
>さんざん時間と金を使ってもMRJすらできなかったくせに、第6世代戦闘機?申し訳ないけど鼻で笑ってしまうほどバカらしい妄想に思えるんですが、ホントなんですか?この開発話…
MRJはハードウェアの出来とは関係無い部分でひっかっているんだけど
な。
...続きを読むコメリカさんのFAAの型式証明という部分で。
実際、実機は本邦からコメリカまで飛行し、現地で飛行試験をしていたよ。
MRJ(現スペースジェット)の問題は過去にも経験した型式証明の取得の失敗という教訓を生かせなかったという事につきる。
あとさ、先日アフガニスタンのカブール国際空港に邦人救出のために派遣された空自のC-2輸送機も開発当初は民転も検討されていたけど、やはりFAAの型式証明取得のコストが膨大になるという事がから民転が断念された。
ああ、軍用機には型式証明なんて必要がないので、カブール国際空港はもとより、欧米諸国で行われている航空ショーに参加しているよ。
https://www.youtube.com/watch?v=VjEHDF4y9DU
戦闘機には当然の事ながら民間機に適用されるような型式証明なんてものは求められない。
本邦はもう何十年も前から要素技術の開発を積み重ね、次期戦闘機の開発備えてきた。
エンジンで言えばIHIのXF-9、機体制御であればX-2実験機などなどだ。
「第6世代戦闘機?、申し訳ないけど鼻で笑ってしまうほどバカらしい妄想に思えるんですが]なんて寝言は寝てから言っとけ。
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