北ア・滝谷で遺体を発見、落石の下敷き 9月の地震が関係か 不明となった東京の男性を捜索中
14日午前9時20分ごろ、岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の北アルプス・北穂高岳と涸沢岳の間にある滝谷(標高約2700メートル)付近で、県警山岳警備隊が男性の遺体を発見した。
高山署によると、長野県の民間会社が、先月20日から北アルプスで行方が分からなくなっている50代の公務員男性=東京都=の家族から依頼を受けて捜索活動をしており、11日に「落石の下から人の体を見つけた」と署に通報。天候の回復を待って同隊が14日捜索し、遺体を収容した。
遺体は身長165センチ前後で、黒っぽいジャンパーとズボンを着ていた。落石の下敷きになっており、損傷が激しいという。署が身元の確認を進めている。
飛騨地方では先月19日に地震があり、震度4を観測。地震が影響したとみられる落石もあった。