excel複数条件の平均 AVERAGEIFS関数

条件に合うデータを平均するAVERAGEIF関数をご紹介していますが、AVERAGEIF関数は、条件が1つなら集計できますが、条件が複数になると集計できません。
複数の条件を満たすデータを平均する場合には、これからご紹介するAVERAGEIFS関数を使います。 このAVERAGEIFS関数は、Excel 2007で登場した新関数です!
複数条件なだけに、AVERAGEIFの後ろに複数形の「s」が付いているイメージです。

"Microsoft Office2021407-238-1" style="width: 276px; height: 244px;" 
Microsoft Office2021407-238-1













今回は左の表を例にして、
女性で、参加回数が2回以上の人の平均年齢
を求めてみたいと思います。
まずは結果を表示させたいセルを選択し、AVERAGEIFS関数を選びます。

"Microsoft Office2021407-238-2" style="width: 287px; height: 163px;" 
Microsoft Office2021407-238-2









excel[関数の引数]ダイアログボックスが表示されます。
最初は引数を指定する欄が2つしかないので、一瞬心配になりますが(笑)、指定していくうちに増えていきますヨ。

"Microsoft Office2021407-238-3" style="width: 301px; height: 89px;" 
Microsoft Office2021407-238-3




まずは1つ目の引数、[平均対象範囲]。

"Microsoft Office2021407-238-4" style="width: 276px; height: 249px;" 
Microsoft Office2021407-238-4













excel[平均対象範囲]には、実際に平均を出したいデータが入力されているセル範囲を指定します。

今回は年齢の平均を出したいわけですから、「年齢」が入力されている、D4:D13を指定します。

"Microsoft Office2021407-238-5" style="width: 300px; height: 113px;" 
Microsoft Office2021407-238-5






excel[平均対象範囲]を指定し終わりました。

"Microsoft Office2021407-238-6" style="width: 300px; height: 112px;" 
Microsoft Office2021407-238-6






次は1つ目の条件を、[条件範囲1]と[条件1]を使って指定します。

"Microsoft Office2021407-238-7" style="width: 279px; height: 243px;" 
Microsoft Office2021407-238-7













1つ目の条件は、「性別」が「女」ですから、

条件範囲1 この範囲が
(「性別」欄が)
条件1 この条件に該当していたら
("女"だったら)
となり、
"Microsoft Office2021407-238-8" style="width: 301px; height: 99px;" 
Microsoft Office2021407-238-8





このような指定になります。

今回のように[条件1]に文字を指定する場合は、「"女"」のように、文字の前後をダブルクォーテーションで囲みますが、いちいちダブルクォーテーションを自分で入力しなくても、次の項目にカーソルを移動させると自動的に付きます。
次は2つ目の条件を、[条件範囲2]と[条件2]を使って指定します。
ちなみに、今回のように引数を順に指定していくと、ダイアログボックスの右側にスクロールバーが表示されますヨ。

"Microsoft Office2021407-238-9" style="width: 411px; height: 231px;" 
Microsoft Office2021407-238-9












"Microsoft Office2021407-238-10" style="width: 282px; height: 240px;" 
Microsoft Office2021407-238-10













2つ目の条件は、「参加回数」が「2以上」ですから、

条件範囲2 この範囲が
(「参加回数」欄が)
条件2 この条件に該当していたら
("2以上"だったら)
となり、
"Microsoft Office2021407-238-11" style="width: 306px; height: 147px;" 
Microsoft Office2021407-238-11








このような指定になります。

引数[条件2]の「2以上」は、比較演算子を使って「>=2」と表現するわけですが、このような場合も前後をダブルクォーテーションで囲みます。
この場合も、いちいちダブルクォーテーションを自分で入力しなくても、次の項目にカーソルを移動させると自動的に付きます。

"Microsoft Office2021407-238-12" style="width: 277px; height: 248px;" 
Microsoft Office2021407-238-12














今回の例では条件は2つなので、これで引数の指定は終わりです。
[関数の引数]ダイアログボックスの[OK]ボタンをクリックすると、指定した条件での平均年齢を求めることができました!

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