会津に新グルメ「ピーナッツソースかつ丼」 食農工コラボ第一弾

 
新たに開発された会津ピーナッツソースかつ丼

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 会津若松市の割烹・芳登里(ほとり)と喜多方市のオクヤピーナッツジャパンが協力した「会津ピーナッツソースかつ丼」が完成し、芳登里で14日、試食会が開かれた。試食会の感想を踏まえてさらに改良を加え、11月ごろに同店で提供を始める予定。

 両者は県中小企業家同友会会津支部の会員で、同支部は会津の食・農・工芸の魅力を再発見して発信するための食農工委員会を設立し、活動を進めている。今回のコラボ商品は委員会が手掛けた第1弾。

 会津ピーナッツソースかつ丼は、カツの衣にピーナツがまぶしてあるほか、ソースにもピーナツを使用。衣のかりっとした食感と、ソースと絡んだピーナツの風味がアクセントととなり、伝統のソースかつ丼の新しい姿をつくり出した。また付け合わせの一つとして、大粒のジャンボピーナツの塩ゆでを添えた。

 食農工委員会の稲村恵一朗委員長、芳登里の平田規子社長、オクヤピーナッツジャパンの松崎健太郎社長が開発経緯などを説明し、出席者らが新商品を味わった。同友会の県内支部で食農工委員会を置いているのは会津支部だけといい、同支部の猪俣善史支部長は「会津で成功事例をつくり県内に広めたい」と話した。