山陰の選挙

細田 博之 氏

細田 博之 氏ほそだ ひろゆき
肩書き 元官房長官、党細田派会長、党島根県連会長
出身 松江市出身
政党 自民党、公明推薦
現新 前職
年齢 77歳
最終学歴 東京大学法学部卒
住所 松江市堂形町
選挙事務所 松江市堂形町
最終更新日:2021年10月18日

第一声要旨

地方と都市 ゆがみ是正
 戦後初めて、ほとんどの選挙区で野党が共闘し、候補者を一本化した。与野党激突の選挙だ。岸田文雄首相を支え、公明党と一緒に厳しい選挙を戦い抜く。

 60年前に89万人だった県人口は67万人まで減った。都会では新型コロナウイルスの影響で困っている人が多く、地方に住みたいと思う人が増えている。そういった人を再び迎え入れるため、私が先頭に立つ。ゆがんだ地方と都市の関係を元に戻したい。

 ふるさとのために過疎法を守り、離島振興のための有人国境離島法を作った。新型コロナによって赤字になったローカル線、離島航路を活性化させる知恵など、ポストコロナ時代に対応した政策が必要だ。各地で水害が起き、国土強靱(きょうじん)化の需要もますます大きくなっている。多くの人に喜んで住んでもらえる島根の実現に向けて、さらに進んでいくことを約束する。

候補者の横顔

プールで脚力鍛える
 永田町で切磋琢磨(せっさたくま)してきた重鎮議員が相次ぎ引退を決断する中、「元気を出すのも限度があるが、若い人と一緒に島根を良くしたい」と意欲は衰えない。

 「穏やか。怒らない」と自らを評する。柔和な人柄は誰もが認めるところだが、過疎法の議論を巡り県内への手厚い財政支援が縮小する可能性が浮上した際は「まかりならん」と憤り、党内会合をボイコットする激しい一面を見せた。

 政府や党の要職を歴任して磨いた政策立案能力を生かし、人口減少地域での労働人材確保のための議員立法を主導するなど、地方創生への思い入れは強い。

 多忙な日々の癒やしは、欠かさず見るテレビ番組「ポツンと一軒家」。県内も登場し、田舎の魅力を伝えるヒントを探しながら、移住のきっかけにもつながる政策を練る。

 運輸相などを務めた父・吉蔵元衆院議員の地盤を引き継いで45歳で初当選し、今年で喜寿。元陸上部で自信があった脚力の衰えを防ごうと日課で都内のプールに通う。30分間で平泳ぎ200メートルと歩き100メートルをこなす。「よろよろしないようにしないとね」。目指すのは、父を超える11選。

政策アンケート

(1)感染症対策

【問1】新型コロナウイルスの流行「第6波」の備えとして最優先に進めるべき対策は何か。問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問2】問1の回答理由は。国の感染症対策の評価や政治に求められる役割は何か。

「検査体制の拡充」

 無自覚で旅行、飲食をする陽性者を把握することが急務。広範な検査体制の拡充が必須であり、ワクチン接種のみに頼ることでは不十分だ。

(2)経済政策

問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】コロナ禍で疲弊した経済の立て直しに最も必要な政策は何か。
【問2】問1の回答理由は。コロナ後を見据え、山陰経済の持続可能性を確保するために必要なことは何か。

「個人消費の喚起」

 当面はコロナ禍で疲弊した事業者支援、生活者支援が必要であるとともに、検査体制の拡充とワクチン接種の両立などにより、観光立県しまねにとって、早期に自由な飲食、自由な旅行、自由な行事、スポーツ、観劇への参加などが景気回復のために必須だ。一日も早く、日常生活を取り戻さなければならない。

(3)東京一極集中是正

問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】何を重視して、東京一極集中の是正に取り組むか。
【問2】問1の回答について、具体的にどのような過程で一極集中の是正を進めていくか。

「地方移住への助成」

 東京周辺の子育て・住宅関係費用は増加し、雇用環境も悪化している。今や豊かで人情あふれる島根のような地方生活に憧れる人々が多くなっている。地域おこしのための協同組合制度を議員立法した。さらに、働きやすくするための政府による助成、支援策を拡充し、移住を促進する。

(4)原発再稼働

問1は10字、問2は150字以内で回答してもらった。
【問1】中国電力島根原発2号機の再稼働に賛成か、反対か。
【問2】問1の回答理由は。エネルギー政策の展望をどう考えているか。

「賛成」

 原子力規制委員会はすでに島根原発2号機の安全性と今後の方向性に結論を出している。エネルギーコストの低下、温暖化対策のためにも早期に工事を完成させ、2号機の早期稼働を実現すべきだ。3号機も審査を促進して早期稼働すべきである。再生可能新エネルギー開発などカーボンニュートラル政策を強力に促進する。

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