19日に公示された衆議院選挙、島根1区では、山陰で唯一前職2人が1議席を争う中で合わせて3人が立候補しました。党代表も選挙区入りする熱い幕開けとなっています。
島根1区に立候補したのは、届け出順に、立憲民主党の前職で社民党が推薦する亀井亜紀子さん56歳。自民党の前職で公明党が推薦する細田博之さん77歳。無所属で新人の亀井彰子さん64歳の3人です。
亀井亜紀子候補:
「保守王国で私が勝つことができたら必ず日本が変わると思います」
立憲民主党の亀井亜紀子さんは、松江市の観光名所・宍道湖をバックに第一声。約250人の支援者などが集まりました。応援には、島根県出身の参議院議員で立憲民主党の石橋通宏議員などが駆け付け、党副幹事長も務める亀井候補を力強い言葉で応援しました。
亀井亜紀子候補:
「日本経済の6割を占める個人消費を回復させるためには、やはり消費税を下げることが一番の特効薬だと思う」
亀井さんが第一声で訴えたのは3つ。公的サービスの充実、消費税減税、そして…。
亀井亜紀子候補:
「島根原発は新基準で合格をして、再稼働の判断をしなけらばならない。一部の人々で決めて良いとは思いません。住民合意の取り方をして住民投票をやるべき」
再稼働の判断が迫る島根原発2号機について、住民投票を行うことを訴えます。
細田博之候補:
「故郷のため、そして地域の発展のために頑張ることをまずお誓い申し上げたい」
自民党の細田博之さんは松江市の島根県庁前で第一声。約750人が集まりました。応援には総務省の大臣政務官に就任した自民党の三浦靖参議院議員や松江や出雲をはじめとした県内の市町村長が駆けつけました。
細田博之候補:
「歪んだ地方と都市の関係を元に戻していかなければならない。これが私の大きな願いの1つです」
第一声では、地方と都市部の格差是正や新型コロナ対策を訴えました。そしてこの後、すぐに向かったのが・・・。
細田博之候補:
「日本が長年掲げてきた、エネルギー上の自立。ほかに依存しないエネルギー体制はやはり大事」
党の電力安定供給推進議員連盟で会長も務める細田候補は、中国電力島根支社に赴き、原発の必要性を強調しました。
また午後には、無所属・新人の亀井彰子さんが立候補を届け出ました。
亀井彰子候補:
「お金、お金、経済、経済ではなく、心豊かに暮らすことができる施策を考えたい」
多くの人に政治に興味を持ってほしいと、立候補を決意したということです。