ページ内を移動するためのリンクです。

このページのコンテンツへ

コラム

新作ファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』劇団内オーディションが行われました!

2月中旬、新作オリジナルファミリーミュージカル『はじまりの樹の神話~こそあどの森の物語~』の出演候補者オーディションが、劇団四季の本拠地・四季芸術センター(横浜市あざみ野)で行われました。

日本児童文学界を代表する作家・岡田淳による「こそあどの森の物語」シリーズのうちの1冊「はじまりの樹の神話」を原作に、劇団四季が新たに創出するミュージカル。こそあどの森で暮らす少年・スキッパーと、大昔から来た少女・ハシバミとの交流を軸に、過去と現在が交錯する壮大なファンタジーを通して、「人と人とのつながりの大切さ」を描きます。

今年8月に開幕する東京公演、続く9月からの全国公演に向けて、劇団内では昨年からクリエイターチームによる創作活動が進められてきました。
迎えたオーディションには、190名を超える俳優が参加。審査員として、演出の山下純輝、脚本・歌詞の南圭一朗、音楽監督の清水恵介さん(外部スタッフ)、振付の松島勇気らが見守る中、ダンス審査、歌唱・台詞審査が行われました。

読書好きで物静か、心に優しさと強い意志を秘めた主人公の少年・スキッパー。ある日突然、大昔の世界からやってきた謎多き少女・ハシバミ。二人を引き合わせる、光る尻尾を持ち人間の言葉を理解する不思議なキツネ・ホタルギツネ。そして、こそあどの森の個性的な住人たち――おもてなし好きの仲良し夫妻、トマトポット。薬草に詳しい姉のスミレとその弟で職人気質な大工のギーコ。ハシバミに関する重要な発見をする作家のトワイエ。遊び好きな双子のアケビスグリ――魅力的なキャラクターに、若手からベテランまで顔ぶれ豊かな俳優たちが挑みます。

作品の具体的なイメージを見据えるクリエイター陣からは、審査の合間にも「自分なりにリズムを感じて、力強く歌ってみて」「キャラクターが重くなっているので、軽やかに」「このシーンではあなたが起点になって話が進みます」など様々なリクエストやアドバイスが。それに即座に応じる受験者たち。緊張感あふれるオーディションの場にも、創作の息吹が確かに芽生えていました。

厳しい審査を勝ち抜き、本作の稽古に参加するのは誰なのか――今後も開幕までの創作の様子を、随時レポートしていきます。
どうぞお楽しみに!

PAGE TOP