AviutlにVoiceroidの字幕を追加するツール『Jmaker』

アプリ開発
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ダウンロード:Jmaker-v1.06.zip

AviutlにVOICEROIDの字幕を自動で追加してくれるアプリ作った
AviutlにVOICEROIDの字幕を自動で追加してくれるアプリ作った 自動で字幕を追加してくれるすごいロボだよ(がしゃーんがしゃーん)別にボイスロイドじゃなくても...

概要

AviutlでVoiceroidやゆっくり実況動画に字幕と立ち絵を追加するツールです。

実況プレイ制作用のアシストツールを使う中、編集自体はAviutl一本でやってる人が多いと聞いたので作成しました。

動作環境

JRE1.9(Java9)のみ動作確認しています。

使い方

 

キャラを選択する

 

使うぶんだけチェックマークを入れてください。

エイリアス

エイリアス(立ち絵) エイリアス(字幕)

それぞれにエイリアスを追加します。エイリアスはAviutl本体 > plugins > (エイリアスフォルダ)に格納されています。

立ち絵だけ追加 or 字幕だけ追加も可能です。その場合は追加したいほうのエイリアスを選択してください。ただし必ず片方は追加してください。

.exc形式の初期値も使えます。初期値を変更している場合は、Pluginsフォルダに .excの形式で保存されています。利用する場合は、ファイル選択のダイアログで「エイリアス(.exa)」から「全てのファイル」に変更してください。

 

判別法

 

動画で紹介しましたが、判別法は主に3つ。ご自分の編集方法にあった方法を選択してください。

1.レイヤー判別法

キャラ毎に設定したレイヤーでキャラの音声を識別します。

キャラAのボイスはレイヤー10、キャラBのボイスはレイヤー11など、あらかじめ拡張編集上で配置しておいてください。

2.ファイル名判別法

キャラの音声のファイル名でキャラの音声を識別します。音声のファイル名に接頭辞もしくは接尾辞をつけている場合に有効です。

接頭辞とはつまり、ファイル名の頭につく文字のことです。「yukari001.wav」「maki003.wav」などです。

接尾辞とは反対に、ファイル名の後ろにつく文字のことです。「001aoi.wav」「010akane.wav」のことです。

3.手動判別

手動で判別します。あらかじめ何か設定する必要はありません。

 

レイヤー番号、ファイル名接頭辞/接尾辞

 

レイヤー判別法、ファイル名判別法を使用する場合のみ入力してください。

手動判別の際には入力不要です。

 

チェックマーク

 

チェックをいれない(デフォルト)

音声ファイルと同名のテキストファイルから字幕の内容を読み取ります。ボイスロイドを使っていて、かつ音声の保存時にテキストファイルを出力している方はチェックを外してください。

(具体的に言うと、VOICEROIDは出力するときにデフォルトの設定では同時にテキストファイルを出力してくれます。「yukari001.wav」を出力すると「yukari001.txt」のような感じで。チェックを入れない場合、このテキストファイルを読み込んで字幕とします)

チェックをいれる

音声ファイル名から字幕の内容を決定します。

例:音声「a001.wav」→字幕「a001」 音声「おはようございます.wav」→字幕「おはようございます」

テキストファイルを出力しない設定、もしくは出力されないソフトを使っている方はチェックを入れてください。

(具体的にいうと、Softalkや棒読みちゃん向けの設定です)

 

オプション

 

「音声ファイルの拡張子を .wav に限定する」

読んだままです。 .wav のみを音声ファイルと識別します。
音声ファイル検索の精度が上がります。ただし、別にチェックを入れなくても影響は少ないと思います。

「既存のレイヤーは回避する」

音声ファイルの下に立ち絵、その下に字幕と追加するのですが、既にそこに何かしらのオブジェクトがある場合はそれを回避して更にレイヤーを下にずらします。

チェックを入れずに、音声ファイルの下に何かあった場合は何も追加されません(既存のオブジェクトが優先される)。

レイヤー8に音声ファイルがあり、通常動作ではレイヤー9に立ち絵、レイヤー10に字幕を追加します。このオプションを有効にするともしレイヤー9や10にその他のオブジェクトがある場合、それらを回避してレイヤー11や12に追加します。

「字幕と立ち絵をグループにする」

読んだままです。追加される字幕と立ち絵を(拡張編集上の)グループ扱いにします。

実行

動画では一瞬ですが、オブジェクトの量が多くなれば多くなるほど処理に時間がかかります。

手動判別を選択した場合は判別用のウィンドウが開きます。画面の指示に従ってください。

ボタンの色が変化している間は処理中です。

ボタンの色の変化が終わると保存ウィンドウが出ます。出ない場合はおそらくバグです。ご報告ください。

出力した .exo をAviutlの拡張編集上にD&Dする

あとは人力で調整してください。

Q&A(解決しない場合は報告してください)

起動できない

Javaの最新版が入っている事を確認してください

batファイルからなら起動できるという場合もあるようです。次回から.batの形式で同梱します。

一度は起動できたが、後から起動できなくなった

Jmaker.jarと同じフォルダにある conf.properties を削除してください。

実行ボタンを押しても何も表示されない

オブジェクトの量が多いと処理に時間がかかります。ボタンの色が変化している間は処理中です。

ボタンの色が元に戻っても何も出ない場合、バグです。報告してください。

隠しパラメータについて

conf.properties をメモ帳などで開くと、上から2行目にintervalsec=1.0という文があります。

これは字幕の余韻の長さを決めるものです。音声終了時から何秒まで字幕を表示するか、という事を決めます。

設定した秒間よりも、次の音声の配置が近い場合は設定値に関わらず、次の字幕に合わせて長さを調節しています。

デフォルトでは1.0秒です。気に入らない場合は変更してください。

変数名についてのツッコミはやめてください。死んでしまいます。

改行が反映されない……

意図的に改行は無視しています。無視しない方がいいという場合、要望があれば対応するかも。

その他

これを利用して作った動画はPart1や、使用を開始したPartだけでも良いのでコモンズ登録してくれると嬉しいです。(任意)

不具合報告・機能追加の要望

不具合報告はGoogle Formにお願いします(以前はTwitterで受け付けていましたが文字数制限が厳しいので変更しました)。

機能追加の要望はTwitter@FuRin1211へお願いします。

:)