ワクチン接種者、漫画読み放題の特典 京都市
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京都市は22日、京都国際マンガミュージアム(京都市)内に新型コロナウイルスのワクチン接種会場を設置すると発表した。閉館後の午後6時30分~午後8時30分に接種枠を設け、12歳以上の京都市民を対象に24日から市の専用サイトや対話アプリ「LINE」で予約を受け付ける。館内の漫画が無料で読み放題となる特典がつく。若年層の接種を促す狙いがある。
1回目の接種日は11月の5日、19日、27日の3日間から選ぶ。1日あたり90人の接種を想定し、ワクチンは米ファイザー製を使用する。接種する人は同伴者1人を含め受け付けが始まる午後6時から午後8時半まで漫画を自由に読むことができる。
同ミュージアムは2006年に学校跡地に開設した日本初の漫画文化の総合拠点。 国内外の漫画や関連資料約30万点を収蔵する。入館料は一般900円。
20日時点で京都市内の全体の接種率は63%だが、若い世代ほど接種率は低く、予約も鈍化傾向にあるという。門川大作市長は「京都は大学の街で若い世代の活動が活発。ぜひ積極的に接種してほしい」と呼びかけた。