ディスプレイなどから多く発せられ、眼精疲労などに大きな影響があると言われるブルーライト(特定波長の可視光線)。度々ヘルスケア関連製品などで話題となるこの言葉ですが、海外で先日発売された「ゲーマー向け製品」を巡っても、ひとつの騒動が巻き起こりました。
問題となった商品は、YouTubeでのゲーム配信などで知られる人気ストリーマーValkyraeとして知られるRachell Hofstetter氏が共同創設者としても関わったRFLCT社よりゲーマー向けスキンケア製品として、現地時間10月19日に発売された「RFLCT」です。同製品は“ディスプレイ前にいることの多いゲーマーの肌をブルーライトによる悪影響から守る”と謳ったスキンケア製品シリーズなのですが、海外メディアEurogamerなどが報じたところによれば、問題は特に商品の科学的根拠についてだとのこと。
というのも、ドイツの化粧品メーカーバイヤスドルフが公開している研究結果では「人工的なブルーライトによる肌への影響は無視できる程度」であるともされており、同製品の宣伝内容には「製品が本物の科学をベースにしていると信じる平均的顧客を騙すよう意図している」など厳しい声もあがっています。
「RFLCT」の“顔”として前面に出ていることに加えて開発にも関わっていたHofstetter氏は、自身のTwitterアカウントにて音声やコメントを投稿。「RFLCT」のウェブサイトが更新されるまで話すのを待っていたということや、多くの批判や疑惑は全て正当で有効だということを述べています。また同氏自身も情報不足などについて混乱しているということも述べられており、ウェブサイトの完全な更新は月曜日までかかると付け加えられています。なお同氏は日本時間10月24日午前7時に「RFLCT」に関して全てを話すライブ配信を予定しているとのことです。
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