ドクターX ~外科医・大門未知子~ #2[字]…のネタバレ解析まとめ
出典:EPGの番組情報
ドクターX ~外科医・大門未知子~ #2[字]
感染症で倒れたが、なんとか一命を取り留めた未知子(米倉涼子)は、蜂須賀(野村萬斎)がニューヨークから招聘したスーパー脳外科医・興梠(要潤)と対峙する-!
◇番組内容
院長代理を務める蜂須賀(野村萬斎)の独断で東帝大病院に雇われた矢先、感染症に倒れてしまった未知子(米倉涼子)。なんとか一命を取り留め、外科医としての完全復帰を目指すも、一向に手術を担当させてもらえずにいた…。そんな中、外科分院長・蛭間(西田敏行)や蜂須賀が昔から知るクラブのママ・麻也子(夏川結衣)が入院!蜂須賀は、自らが招聘したスーパー脳外科医・興梠(要潤)を麻也子の担当医に任命し…!?
◇出演者
米倉涼子、野村萬斎、内田有紀、勝村政信、今田美桜、小籔千豊、杉田かおる、一ノ瀬颯、宮本茉由、岸部一徳、要潤、遠藤憲一、西田敏行
【ゲスト】夏川結衣
◇ナレーター
田口トモロヲ
◇脚本
中園ミホ
◇演出
田村直己(テレビ朝日)
◇音楽
沢田完【主題歌】Ado『阿修羅ちゃん』(ユニバーサル ミュージック)
◇スタッフ
【エグゼクティブプロデューサー】内山聖子(テレビ朝日)
【プロデューサー】大江達樹(テレビ朝日)、峰島あゆみ(テレビ朝日)、大垣一穂(ザ・ワークス)、角田正子(ザ・ワークス)、多湖亮太(ザ・ワークス)
◇おしらせ
☆番組HP
http://www.tv-asahi.co.jp/doctor-x/
☆Twitter
https://twitter.com/DoctorX_tvasahi
☆Instagram
https://www.instagram.com/doctorx_official/ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
福祉 – 文字(字幕)
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- 海老名
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- 興梠
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)
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知念≫この会場がどれだけ沸くか
楽しみですね。
♬~
(蟻原涼平の声)
PCRの結果 陽性です。
(加地秀樹)デーモン!
(大間正子)大門先生!
(海老名 敬)大門!
(神原 晶)未知子!
私… か… 感染したので…。
♬~
速く 強く! 速く 強く!
未知子 未知子 未知子…。
♬~
はあ…。
〈これは
一匹狼の女医の話である〉
よっしゃっと…。
一木先生から
ハガキが届いたわよ。
なんと ナイジェリアから。
(城之内博美)まあ…!
(神原)「大門先生がいなかったら
僕は 3ヶ月前に死んでました」
「迷える子羊は返上して
また アフリカで頑張ります!」
「感謝をこめて。 一木蛍」
ふ~ん… また行っちゃったんだ。
ゾウさんといる。 かわいいね。
ああ~…。
(博美)ちょっと 何してんの?
ちょっと…。
パーピンかな?
あっ 盲牌の練習してんだ?
チューピンか?
ああーっ…!
(雀野義人)4-0で縫合の練習?
(博美)点棒で?
♬~
ちょ… ちょっと動かないで。
(神原)はいはいはい。
ちょうど そこ ほつれてたの。
ありがとうね。
…って 今 見ちゃ駄目。
そういう事か!
うわあっ…!
リハビリ もう完璧だね~!
コロナも
やっと 落ち着いてきたからね。
(雀野)大門未知子 復活!
(博美)フウ~!
もう 早く オペしたいよ~!
焦っちゃ駄目よ 未知子。
えっ?
ロン!
ああっ! オーマイゴッド!
(神原)ホンイツ 一通のドラ3。
倍満~!
せっかく きれいに…!
(雀野)ミッちゃん…。
〈2021年
100年に一度の
パンデミックの嵐が吹き荒れ
世界中で医療崩壊が起きた〉
〈日本の白い巨塔は
火事場の馬鹿力を発揮し
なんとか
その荒波を乗り越えていた〉
(ノック)
おはようございます 蜂須賀部長。
おはよう。
スーパードクターが
お見えになりました。
どうぞ。
♬~
蜂須賀先生…。
お待ちしてましたよ
ドクター興梠。
君の力が必要となりました。
フフフフフ…。
〈しかし
かつて 大学病院の花形だった
外科は 分院へ移され
手術の件数は 大幅に減り
赤字経営が続いていた〉
我々 外科は
必ず 本院に戻ってみせる。
傲慢な蜂須賀内科部長も
蹴散らしてやる…!
私はね その思いで…。
(海老名)御意!
俺 今 しゃべってんじゃん。
(海老名)はい。
なんで 御意なの? 今。
(海老名)すいません…。
飛沫が飛ぶんだよ
(海老名)すいません…。
間が悪いね 本当に お前は。
すいません。
(蛭間)
俺が 今 あなたに言ってる事は
パワハラか?
いえ… とんでもございません。
パワハラのパの字もございません。
だよな。
(海老名)はい。
分院長 今日 荒れてるな。
…だな。
(蛭間)
どうした? なんか言ったか?
(矢島・リサ・蟻原)いえ…!
私はね 荒れてなんかいませんよ。
優しいもんだよ。 えっ? なあ。
なあ? 加地くん。
(加地)えっ…!
私は今 パワハラを行ってますか?
違います。
パワハラのラの字もございません。
(蛭間)だよね。
(医局員たち)御意!
(3人)御意…。
〈そんな中
どこの医局にも属さない
フリーランス
すなわち
一匹狼のドクターが帰ってきた〉
(海老名)おい 大門!
もう ラッサ熱 大丈夫なのか?
おお~ 見事なお洋服。
大門未知子先生。
きれいな おみ足!
ねえ ありがとう!
〈例えば この女〉
それ セクハラじゃね?
あっ ごめんなさい。
〈群れを嫌い 権威を嫌い
束縛を嫌い
専門医のライセンスと
叩き上げのスキルだけが
彼女の武器だ〉
〈外科医 大門未知子〉
〈またの名を ドクターX〉
♬~
「とても心配です」
(蟻原)えっ 蜂須賀部長って
外科の医局にいたんですか?
うん。 大昔だけどね。
海老名部長の2年後輩で
俺の1年後輩だよ。
そうだったんですか?
(加地)うん。
蜂須賀は頭でっかちで
理屈ばっか こねて
外科医として全く使えなかったよ。
そもそも 医局員として
一番大事なものが欠けてたしな。
医局員の一番大事なものとは?
それは 教授への気遣いと気配りに
決まってるだろ。
で 何より大事なのは忖度だよ。
なっ。
…御意。
おい 目が潤んでるぞ。
大丈夫か?
それで奴は 当時の蛭間外科部長に
ウザがられて
外科医局から
はじき出されるようにして
地味な感染症の研究所に
移ったんだよ。
それが 今じゃ これだもんな。
コロナのおかげで
下克上ってわけですか?
「皆さん お忘れですか?」
「皆さんの気の緩みから
かつてのような
感染拡大が起こったら
この蜂須賀が 再び…
緊急事態宣言を発令します!」
おいおい おいおい おいおい!
何様のつもりだ?
お前は 総理大臣か?
(海老名)お前に そんな権限
あるわけないだろっつうんだよ…。
(海老名)おっ 大門。
俺たち 分院に押しやられて
狭くなっちゃったしさ
リモートばっかだからさ
フリーアドレスになったんだよな。
だからさ
どこ座ってもいいけどさ
そこは 俺の聖域だから
座らないでよね…。
はあ…。
(どよめき)
やめれ! お前は怪獣か?
空気読めない女だな…。
だって
フリーアドレスなんでしょ。
ああっ…! だから ここは
フリーアドレスになじめない
海老名部長が
3カ月もかけて ノロノロと築いた
安らぎの砦なんだよ!
そうなの?
そうなの…。
どうでもいいけどさ
早く オペさせてよ~。
(蟹江 旬)いやいや いやいや…
僕たちだってね
めったに
手術させてもらえないんですよ!
手術が ガタ減りしたのはな
コロナと あいつのせいだ!
あいつに言え!
(司会者)「緊急事態宣言を出して
意識を変える必要がある
という事ですか?」
「そうです」
(海老名)みんな コロナで
イライラしちゃってんだよ。
大門さ… じゃあ 俺
こっち側にするからさ
俺のテーブルね。
だから
ここには 絶対 座らないでね。
顔…。
フフ… 怖いか?
(ため息)
(司会者)「蜂須賀先生の知見を
伺いました」
「どうも 蜂須賀でし…」
あ~あ…。
ああ… ムカムカとイライラが
交互にやって来るよ 本当に。
これ あれなんだろうね
ストレスなんだろうね。
視察に行こう。
内緒で…
銀座に視察に行こう。
(加地)海老名先生! ほら 消毒。
(海老名)ああ そうだ。
浮かれちゃって…。
(加地)早く 早く 早く!
(海老名)はいはい はいはい…。
ああ 蛭間分院長!
お早いお着きで。 すいません。
こんな高級なお店に呼んで頂いて
ありがとうございます 分院長。
おい… 「分院長」言うな。
なんのために こんな格好して
来てると思ってんだよ おい…。
(海老名・加地)御意!
私はね
今日は 医者じゃないからね。
まあ… 組長ぐらいに思ってくれ。
ハハハハ…!
(加地)組長…。
じゃあ
「おじき」ってのは どうです?
おお いいね いいね。 呼んでみて。
(海老名・加地)おじき。
(蛭間)あっ… ああ~!
海老名先生 お久しぶりです。
麻也子ママ
どうも ご無沙汰してます。
どうぞ。
すいません。
加地です。
よろしくお願いします。
麻也子です。
(加地)ありがとうございます。
(麻也子)このとおり
閑古鳥が鳴いちゃってるから
心配して来てくださったの。
シゲカッちゃん
昔から優しいから。
ヘヘヘヘ… 麻也ちゃ~ん。 好き。
シゲカッちゃん…?
あの… 他のホステスさんたちは?
加地 このご時世だよ。
今ね ホステスさんは皆さん
出勤なさってないの。
今日はね 海老名をね
ホステスさんだと思って
楽しみなさい。 ねっ。
(麻也子)地獄に仏とは この事ね。
広島から1人で出てきて
花の銀座で お店を開いたけど
コロナで売り上げ激減だし
もう お店 畳もうと思ってたの。
アカン!
逃げちゃ駄目よ ママ。
大変なのはね
ママだけじゃないんだからね。
私なんかもね
分院にさ 追いやられちゃってさ
肩身の狭い思いしてるのよ。
あの リモートっちゅうの?
あれ やらされちゃって
もう ストレスはたまるわ…。
蜂須賀! 今 内科部長だけどさ
えらい威張り散らしやがって
あのガキ…!
まあ そんなに威張ってるの?
(蛭間)おお!
分院長も… いや 分院長じゃない
おじきも俺たちも
コロナウイルスのように
厄介者扱いされてるんですよ。
あの時の恨みじゃないかしら?
ん?
(麻也子の声)シゲカッちゃんが
外科部長の頃
かばん持ちで 蜂須賀さん
ついてきた事あったじゃない。
(蛭間)海老名敬くん
次の教授選 狙ってるのかい?
(海老名)はい。
何とぞ よろしくお願いします。
しかし 君は
手術の腕が危なっかしいだろ。
あっ いえ…。
そうなんだ。 へえ~。
じゃあ やっぱり この鳥井高か?
えっ…。
(教授)鳥井だって手術は下手だぞ。
(蛭間)いやいや 俺はね
この論文を気に入ってるんだよ。
海外でも認められてるしな。
ああいう論文バカ 抱き込んで
自分の手柄にしようって
魂胆だな?
(教授)まあまあ…。
こいつが狙ってるのは
次の病院長の椅子だよ。
まあ… シゲカッちゃんが
東帝大の病院長さん!
頼もしいわ。
応援してね。
(麻也子)もちろん。
蛭間部長 明日は 朝から手術です。
そろそろ
お帰りになったほうが…。
何 やぼな事 言ってんだ…。
今 大事な話 してんじゃねえか
本当に。
次の病院長選では この私めに
清き一票をお願い致します。
(教授)何が清き一票だよ!
(教授)
毒まんじゅう ばらまくんだろ?
(蛭間)ママ シャンパンをね
1本ずつ差し上げてくれますか。
(麻也子)
はい ありがとうございます。
いけません! 帰りましょう。
蜂須賀 今 大事な話 してんだろ。
何 腰折ってんだ お前。
どこが 大事な話なんです?
この周辺では
変異したノロウイルスの
集団感染が発生してましたし
手術前に感染したら大変です!
(蛭間)蜂須賀!
黙っとけ お前は。
この 感染バカは。
(教授)「感染バカ」…。
(教授)こりゃいいや。
(海老名)どうも すみません。
お前 先 帰ってろ。 この感染バカ。
(麻也子)あの時の蜂須賀さんの目
忘れられないわ。
俺 そんな事 言ったの?
言ったほうは覚えてなくても
言われたほうは根に持つんですよ
おじき。
そういえば おじき…
あのあと すぐですよ
あいつが 外科医局 辞めたの。
やめろ 「おじき」っての。
ママ 景気直しに
ここ 寿司 とれるか?
お寿司? フフ…。
ああ ちょっと待って。
今 このご時世ね
接待交際費
一円も出なくなったんだわ。
あのさ コンビニでさ
いなり寿司のセットあるじゃん。
あれ 2つばかり
買ってきてもらえる?
来てくれただけで嬉しいわ。
おいなりさんね。
はーい。
あっ ついでに 立て替えといて。
(麻也子)フフフ…。
(海老名)麻也子ママ?
(蛭間)どうした? ママ。
(加地)大丈夫ですか?
(海老名)麻也子ママ?
うん…
ちょっと 目まいがしただけ。
(蛭間)目まい!? 海老名 検査!
はい! うちの病院で
きっちり検査させて頂きます。
大丈夫ですか?
(蛭間)ママ 立てるか?
うん…。
(加地)ゆっくり…。
う~ん… オペしたいよお~。
大門先生じゃないですか。
いつから ここの病院に?
誰?
またまた…
忘れるわけないですよね。
ああ… こんな所で会えるなんて
運命 感じるな。
ん…?
再会を祝して 今度
肉でも食べに行きませんか?
肉?
致します。
じゃあ また。
また。
誰だっけ…?
はあ… オペしたいなあ~。
オペしたいな…!
(麻也子)シゲカッちゃん
素敵なお部屋をとってくれて
ありがとう。
麻也ちゃん。 ハハ…
気に入ってくれたら嬉しい。
そのお部屋ね
本院の特別室ですからね。
ヘヘヘ…。
そこでね
まあ いろんな検査をして
それで
悪いところが見っかったら
あなたを手術して
治して差し上げますから! ねっ。
今 手術って言ったよね?
言ったよ。
私に切らせて!
何 言ってんの?
バカじゃないの あんた。
もう~ 私 復帰してから
まだ一回も
オペしてないんですけど。
知らないよ…。
大門。 だだだ… 大門。
大門 大門。 今な
コロナと蜂須賀のせいで ほら
極端にね
オペ 減っちゃってるわけ。
お前 それでさ 病み上がりだろ?
わかるだろ?
なっ? 贅沢言ってんじゃないぞ。
つば!
あっ ごめん ごめん ごめん…。
あとで よく言って
聞かせますんで。 すいません。
麻也ちゃん ごめんなさいね。
ちょっとね…
ちょっと 邪魔が入っちゃった。
すいません!
お話 続けてください。
「シゲカッちゃん 忙しそうね」
なんかあったらね
すぐに 連絡ちょうだいね。
ここから すぐに飛んでくからね。
待っててね。
(ノック)
(朝蜘優衣)失礼します。
はい。
(優衣)分院長 奥様がお見えです。
(蛭間華子)あなた~!
(海老名)奥様…!
あら…。
ハハハ…。
今日は なんですか…?
人間ドックよ。
去年は 感染拡大で遠慮したから
今年は 念入りに
検査したほうがいいって
あなたが
予約してくれたんじゃない
2泊3日。
あっ そうか…。 今日だった?
(華子)私
こんなショボい分院じゃなくて
いつもの本院の特別室がいいわ~。
申し訳ありません。
あの 本院のほうは
今 内科の蜂須賀が
牛耳っておりまして…。
あら
特別室 空けてくれないの?
あの 全く忖度できない男でして…
本当にすいません。
そうなんだよ。
この私でもね
どうにもこうにもならんのだわ。
♬~
クラブのママの隠蔽工作
致しません。
クラブのママ?
どういう事?
あのね これ…
話せば長い事になっちゃうからな
あれなんだけど…。
どうぞ。
お達者クラブっていうのが
あんじゃん?
そこの
インペイコウサクさんっていう
92歳のおじいちゃんなんだけど
その人が 今 入ってるのよ。
ふーーーーん…。
失礼します。
こんにちは。
こんにちは。
あの 蛭間先生は?
リモートが
急に切れちゃったんですけど…。
ちょっと取り込み中で
私が代理で来ました。
えー
目まいは いつからですか?
うーん…
1年ぐらい前から時々。
精神的なものだと思うの。
コロナで気苦労が続いたから。
じゃあ 血液検査と
念のため CTも撮りましょう。
ああ…。
検査室に案内します。
歩けますね?
うん。
二木麻也子さん お久しぶりです。
まあ… 蜂須賀先生!
覚えていてくださいましたか。
もちろんです。
テレビ いつも拝見してます。
お忙しいのに わざわざ
来てくださったんですか?
特別な患者さんですから
当然です。
彼を担当にしましたので
なんでも聞いてください。
えっ?
はじめまして 興梠と申します。
あら イケメンの先生だこと。
ハハッ…。
検査しますので どうぞ。
(麻也子)ありがとう。
あなたも こちらの先生ぐらい
もう少し
にこやかにしたほうがいいわよ。
お医者さんも
客商売なんでしょう?
致しません。
申し訳ございません。
教育が行き届きませんで…。
大門先生 失礼します。
なんだ あいつ。
誰だよ…。
♬~
ただ今から
本院 分院
合同カンファレンスを始めます。
(蟹江)1例目は
55歳男性 安西秀雄さん。
診断は 4型進行胃がん。
胃体部の糜爛から
低分化型腺がんが検出されました。
私に切らせて。
術式は 幽門保存胃切除。
私が 腹腔鏡で執刀します。
加地くん 頼むよ。
御意。
(寒蝉勇次)
内科部長… いえ 病院長代理。
(せき払い)
いかが致しましょう?
致しません。
おい ちょっと…
なんでだよ 急によ!
(蝶子)お静かに!!
飛沫が飛びます。
手術は致しません。
FOLFOX療法で
治療しましょう。
(寒蝉)では 次の患者は?
(蟹江)2例目は
70歳女性 倉本文子さん。
診断は 上行結腸がんです。
私に切らせて!
ああ これは もう
すぐに手術したほうがいいな。
致しません。
(海老名)おい おい おい!
あなた さっきから
「致しません 致しません」ばっかり
言ってるけどね
「致しません」はね
あの大門未知子くんの
専売特許ですよ。 ねえ?
なあ? 大門くんな。
こっち見て? なあ。
(寒蝉)
では 投薬で様子を見ましょう。
(蛭間)人がしゃべってんだからさ。
(寒蝉)次。
3例目は
33歳男性 古島和也さん。
診断は 多発肝転移。
はーい!
致しません。
致します!
こんなんじゃ オペを待ってる患者
死んじゃうでしょ。
大門先生は 身をもって
感染症の恐ろしさが
わかったはずです。
新たな感染症のリスクもあります。
手術は極力 致しません。
(興梠)特患の検査結果が出ました。
誰ですか? こいつ。
新顔だな。 誰だ? 君。
蜂須賀部長の肝煎りで招いた
スーパードクターです。
(海老名)スーパー?
(興梠)
はじめまして 外科の先生方。
興梠です。
ご専門は 脳外科で…。
ああ? 脳外科?
海外では「ホワイトジャック」と
呼ばれている 世界的権威です。
世界的権威?
ホワイトジャック?
(加地)バッタもんか?
(蛭間)蜂須賀内科部長。
「手術は 一切致しません」って
豪語してるのにさ
あの外科医の大門未知子とかさ
この脳外科医の
えーっと… 興梠さん?
雇うっていうのは なんか
意味ないんじゃないですかね?
御意!
御意。
ドクター興梠は
アメリカで腕を磨いた
優秀な外科医です。
内科の先進医療に
彼の腕が加われば
100パーセント完璧な治療が
可能になるのです。
特患の検査結果を
報告してください。
(海老名)麻也子ママ?
ちょちょ… ちょっと待てよ。
この人は
蛭間分院長の特患だぞ。
あの このクランケは
私の患者だからね
治療方針は私が決めます。
病名は なんですか?
部分血栓化脳動脈瘤による
軽度の脳梗塞です。
脳動脈瘤?
それなら 血管内治療による
コイル塞栓術ですね。
賛成です。
あの 私の患者だと
言ってるでしょうが!
内科は 口出し無用!
(外科医局員たち)御意!
外科は 手出し無用!
(蛭間)あっ…?
致します!
手術致します。
何 言ってるんだ!
内科的に治療すると
言ってるだろう!
私が言ってるのは
そっちじゃなくて こっち。
あの程度の大きさの瘤で
脳梗塞が起きてるとは考えにくい。
恐らく 脳梗塞の原因は
頸動脈の…。
蜂須賀部長! 頸動脈に
高度狭窄の疑いがあります。
(寒蝉)なるほど 確かに。
では 頸動脈狭窄のほうは
ステント留置術を行います。
もちろん
内科で引き取ります。
異議あり!
(外科医局員たち)おお…。
頸動脈内に
不安定プラークがある。
このまま
ステント留置したら
血栓が飛んで
脳梗塞が悪化する可能性がある。
ここは
血栓内膜剥離術がベスト。
見事だ 大門!
(海老名)いいぞ!
(拍手)
これだからね
あんた方は信用ならんのだよ!
(外科医局員たち)御意!
あなたは
感染の心配ばっかりして
肝心な頸動脈狭窄を見落とすとは
本末転倒と言うんじゃ
ないですか? これを。
感染症心配性バカ。
(外科医局員たちの笑い声)
お静かに!!
執刀は 興梠先生 お願いします。
(蛭間)
あなた どこまで仕切るんだよ!
頸動脈狭窄 見落としておいて
何が お前 「イエッサー」だよ…。
そうだ! 手術場は外科のものだ。
(外科医局員たち)御意!
蜂須賀内科部長は
病院長から
全権限を任されています。
だから その気持ち悪い「御意」
やめろっつってんだよ!
(外科医局員たち)やめろ!
(蝶子)飛沫が飛びます!
(海老名)
だから やめろって! それ…。
やめろっつってんだよ!
(蝶子)飛沫が飛びます!
(少女)大坂さんと話した。
(大坂)
テニスとともに生きていける私は 幸せだ。
でも テニスがすべてではない。
はっとした。
幸せではない人や 不公平を見て
黙っていることはできない。
私の情熱を 世界中の人たちに届けたい。
きっと 理想は 現実になる。
世界を 元気に。 くらしを 理想に。
そう…。
私 2つも病気があるの…。
大丈夫だよ。 ねえ。
必ず完治するから 大丈夫。
私も運が尽きたわね…。
だから 大丈夫だって。
ねえ 麻也ちゃん
この蛭間シゲカッちゃんが
ついてるからね。
お互い 一緒に闘おう。 頑張ろう。
本当に助けてくれるの?
もちろん。
オフコース オフコース。
(ノック)
(ドアの開く音)
(蛭間)ハハハハハ…。
失礼します。
なんだ なんだ…
なんだ? あんた方。
ご安心ください。
明日 こちらのスーパードクター
興梠先生がオペしますので。
ちょっと待って。
オペの前に
もっと詳しく検査しましょう。
ザッツ ライト。
大門先生 あなたは
自分が
メスを握りたいだけでしょう。
とにかく検査してから…。
いい加減にしてください。
患者をリハビリの練習台に
する気ですか?
はあ?
(麻也子)リハビリ?
彼女は ラッサ熱から
回復したばかりなんです。
ラッサ熱…。 なんですって!?
いや… ハハハハ…。
病み上がりの医者に
自分の命を
任せるはずないですよね。
ええ…。
興梠先生。
(興梠)イエッサー。
予定どおり 私が執刀します。
(蛭間)待て。
東帝大学病院
外科医局の名において
我々が助けます。
勇ましい事
おっしゃってますけど
分院長
奥様が分院で捜してましたよ。
嘘…。
奥様 入院なさってるの?
いやいや… あの
検査入院でね もう元気なの。
奥様がお待ちです。
分院長は 分院にお帰りください。
(蛭間)
うるさいね あなたって人は…。
奥様に悪いわ。 早く行ってあげて。
(蛭間)行かない!
行かなきゃ駄目!
嫌だ!
蜂須賀先生。
(蛭間)えっ?
こちらのスーパードクターに
お任せします。
よろしくお願いします。
お任せください。
オペに備えて
今日は ゆっくりお休みください。
ありがとうございます。
では 分院長 失礼します。
この 出世バカ。
♬~
今さ 蜂須賀先生 去り際に
な… なんて言った?
「この 出世バカ」。
はあ…! ああ…。
蜂須賀先生
やっぱり 根に持ってたのね。
この 感染バカは。
ああ… 過呼吸だ…
過呼吸になっちゃう…。
(ため息)
(博美)ねえ 大門さん
まだ手術させてもらえないの?
ずーっと お茶ひいてるわよ。
困ったわね。
(雀野)今度 東帝大に来た興梠って
どこがスーパーなの?
(神原)ニューヨークの
コロンビア中央病院にいた
スーパーエリートらしいわよ。
じゃあさ 大門さん
一緒に働いてたんじゃないの?
全然 覚えてない。
未知子は人の顔覚えるのが
苦手なのよ。
患者の臓器と血管は
一発で覚えるのにね。
(雀野)僕なんか まだ
顔も名前も覚えてもらえないんだ。
(博美)まさか!
覚えてるって。 雀野。
雀野です。
そうだったの?
ハハハハハ… あっ!
あがり! ツモのみ!
帰ろう!
(神原)え~ 安い! もう…。
ねえ ねえ ねえ
もう半荘 やろうよ。
明日 オペなので失礼しまーす!
(神原)うまく逃げるわね。
(博美)じゃあね~。
(神原)勝ち逃げ!
あーっ!
どうしたの?
思い出した…。
えっ?
あいつ。
あいつ?
その 例のスーパードクター。
♬「リライズ」
(豊川)きれいに染めた髪色も。
(女性)2週間もすると
色あせや 白髪浮きが気になって…。
そうなる前に 「リライズ 髪色シャンプー」
毎日洗うたび 色あせ・白髪浮きを抑える。
次の白髪染めまで つや色の私つづく。
誕生 「リライズ 髪色シャンプー」
コンディショナーも。
♬~
<小さくて 軽くて
あなたにも地球にも嬉しい>
<それって サステナブル>
<未来へ続く省資源 低燃費>
<サステナブル・スモール
「ダイハツ ミライース」>
<用品8万円>
♬~
(松坂)
<大きな間口によって切り取られた外界>
<内に広がる空間は 曖昧な境界線によって
つながりながら広がっている>
<日本の伝統的な空間の捉え方だ>
<その中に人は身を置き
移ろいゆく豊かな時間に身を浸す>
<日本の美意識を宿す邸宅 「MARE」>
<家は 生きる場所へ>
(心電図モニターの音)
(興梠)
ただ今より 二木麻也子さんの
頸動脈血栓内膜剥離術を行います。
(加地)不本意ながら
第1助手 やってやるよ。
(興梠)先輩 ちゃんと
ついてきてくださいね。
(加地)誰に向かって
口 利いてんだよ。
(博美)
手術場でキレないでください。
…イエッサー。
「始めます」
「よろしくお願いします」
さて ドクター興梠の
お手並み拝見ですね。
(博美)血圧118の79
心拍数81でサイナス。
(興梠)メス。
(正子)はい。
♬~
モノポーラ。
(正子)はい。
♬~
(興梠)総頸動脈を露出。
メッツェン。
(正子)はい。
(蟻原)すごい… 速いですね。
(加地)速きゃいいってもんじゃ
ないよ。
(蟻原)そっか…。
目にも留まらぬ速さとは
この事ですね。
さすが ホワイトジャック!
蜂須賀部長が
スカウトしただけの事ありますね。
(蛭間)
興梠 なんか やたら速いけど
麻也ちゃん 大丈夫かな?
(海老名)心配ですね。
海老名。
はい。
なんで お前 ここにいるの?
いや 麻也子ママを心配する
蛭間分院長が心配で…。
くっつきすぎだよ お前。
御意…。
あの 蜂須賀たちの手柄には
したくないですけど
このオペだけは
絶対 成功してもらわないと
困りますね。
当たり前だよ。
もし 失敗しそうになったら
私が すっ飛んでいって
メスを握って 私がオペする。
蛭間分院長は ここ十数年
院長選の根回しばっかやってて
メス 一回も
握ってないじゃないですか。
私は そんなに
メス握ってなかったか?
(海老名)はい。
下手したら 殺しちゃいますよ。
…だね。
(興梠)頸動脈分岐部 確認。
内頸動脈 露出。
モスキート。
(正子)はい。
♬~
(加地)おい… ちょっと
ペースが速すぎないか?
頸動脈周りは もっと慎重に…。
(興梠)アメリカでは
メインドクターは
一日に
10件から20件のオペをこなす。
だから
スピードが求められるんです。
自慢は いいから。
ほら そこ もっと慎重にって…。
この調子だと
ランチタイムまでには
余裕で終わる。
今日は
イタリアンの気分だな。
一緒に どう?
えっ?
(博美)オペ中にナンパ…。
(加地)俺でもしないぞ。
ですよね。
ああ?
(蟻原)すいません。
♬~
「興梠くん 順調ですか?」
「はい。 完璧です」
頸動脈を切開します。
ルーペ下げて。
(看護師)はい。 失礼します。
(興梠)メス。
(正子)はい。
(心電図モニターのアラーム)
(博美)血圧60台まで低下!
急激に下がってます。
(興梠)なぜだ!?
(加地)血栓が飛んだのか?
(博美)脳波 異常ありません。
(興梠)だったら なんなんだ?
(心電図モニターのアラーム)
あっ… やっぱり 俺が行く!
駄目… 駄目です。
落ち着いてください。
行ったら 殺しちゃいますよ。
(心電図モニターのアラーム)
「順調だって言ってたじゃない!」
「原因は なんだ?」
「わかりません」
「何っ!?」
(加地)どうすんだよ?
ホワイトジャック。
(蟻原)どうするんですか?
(博美)血圧50台
サチュレーション 90パーセント!
♬~
(心電図モニターのアラーム)
(ドアの開く音)
(加地)デーモン…。
どいて。
エコー持ってきて。
胸のドレープ切るよ。
ちょうだい。
(正子)はい!
♬~
やっぱり 心臓か…。
急性心不全を起こしてる。
あんた もう一つ
右房粘液腫 見落としてたんだよ。
見落とした…!?
術式追加! 右房粘液腫摘出。
この状況で心臓を切るのか!?
人工心肺準備。
はい!
あんたは 血栓内膜摘除 続けて。
首と心臓を同時に…!? むちゃだ!
「大門くん やめなさい!」
「興梠先生も
むちゃだと言ってるじゃないか」
「あなた まだ病み上がりで
手術なんて無理でしょ!」
「手術室から出ていきなさい!」
ゴチャゴチャうるさいな。
頸動脈 遮断してるんだから
急ぐよ。 メス。
(正子)はい。
(興梠)私が執刀医だ。
右房粘液腫 見落としてた人が
何 言ってんの?
自分でリカバリーしてから言え。
「もう1カ所 切るなんて
危険すぎます」
「100パーセント成功する
オペ以外は するべきでない」
「イエッサー。 インオペします」
何が「イエッサー」だよ
かっこつけて!
このまま閉じたら この患者
どうなると思ってんの?
危険な手術をするよりマシだ。
あんた また
そうやって逃げるんだ?
…なんの話だ?
フッ…。
「手術方針が全く違います」
「頸動脈だけでも大変なのに
同時に心臓の腫瘍摘出だなんて
ハイリスクにも程がある」
患者を殺す事になります!
「こんな手術には付き合えません」
失礼する。
(加地)おい!
はーい。
じゃあ 血栓内膜 取り切るよ。
内膜剥離子。
はい。
♬~
(蝶子)「大門先生 やめなさい!」
「外科医って
頭が空っぽなんですかね?」
「こんな事して
ただで済むと思ってるのか!」
「失敗したら
100パーセント 君の責任だ!」
(ため息)
私 失敗しないので。
♬~
よく言った! 大門未知子!
頑張れ 大門!
ありがとうございます!
ありがとうございます!
♬~
右房切開。 11番メス。
(正子)はい。
♬~
メッツェン。
(正子)はい。
♬~
腫瘍摘出完了。
心房中隔パッチ閉鎖。
5-0モノフィラメント。
(正子)はい。
♬~
バイタルは?
血圧108の69 心拍数72でサイナス。
終了。
♬~
(加地)蛭間分院長
今頃 泣いて喜んでるよ。
(蟻原)大門先生お疲れさまでした。
(正子)お疲れさまでした。
大門さん 復活おめでとう。
ありがとう。
♬~
よかったよ 麻也ちゃん…。
本当 よかった。
大変な手術だったからね。
(ノック)
よく頑張ったね。
分院長 あの…。
また クラブ麻也
行きますからねえ。
(海老名)ぜひ 伺います。
(蛭間)ヘヘヘヘ…。
はあ…。
麻也ちゃん…。
いや… 華ちゃん!
アハハハ…。
麻也ちゃん?
言ってない…。
(海老名)空耳だと思います。
奥様 人間ドック
終わられたそうです。
ああ そうですか
ああ そうですか…。
それは よかった。
どうだった? 結果は。
ええ。 どこも悪いとこないって。
それは おめでとうございます。
お祝いに
買ってほしいバッグがあるの。
今 コロナでね
病院の経営は大変なのよ。
ちなみに いくらぐらいの
バッグなんですか?
銀座のクラブに
10回 行けるぐらい。
それは もう… 高すぎる…。
ネタは上がってんのよ!
♬~
(蛭間)買います。
ああ…。
よく頑張りましたね。
あんな無謀な手術を
本気でやるなんて
尊敬しちゃいますよ。
あんたは また逃げたね。
フン… 人聞きの悪い事
言わないでください。
大門先生と違って 僕は
危機管理ができる人間なんです。
(興梠)今日は
たまたま成功しましたけど
僕の経験則では
90パーセント以上 リスクのある
絶対 手を出してはいけない
手術でした。
思い出したんだよ。
ロックダウンした
ニューヨークからも
そうやって屁理屈こねて
逃げ出したんだ。
♬~
(心電図モニターのアラーム)
(看護師)オーケー。
(看護師)ドクター!
(興梠の声)大門先生は
よく生きて帰ってきましたね。
医者の仲間たち 何人も
ICUに入ったり
死んだりしたでしょ。
何十人も。
それは お気の毒さまです。
♬~
こんな所にいたら 殺される。
♬~
言っときますけどね
僕は逃げたわけじゃない。
起こり得るリスクを事前に想定し
回避しないのは
ただのバカです。
バカ上等。
卑怯者よりマシだわ。
患者はね
逃げたくても逃げられないの。
一人の外科医に命預けてんだよ!
二度と逃げんな。 バーカ。
♬~
覚えてろよ…!
大門未知子…!
(キーを打つ音)
(ため息)
ああ~ 気持ちいい~!
やっぱ オペって最高だわ~!
(蛭間)麻也ちゃん
退院おめでとう。
ありがとう シゲカッちゃん!
(蛭間)ハハハ…。
(拍手)
本当に お世話になりました。
せっかく命拾いしたから
コロナに負けず
もう一度 お店 頑張るわ。
頑張れ! フフフ…。
皆さん
遊びにいらしてくださいね。
もう すぐ行きますから。
(加地)視察と支援に行きます!
(蛭間)ハハハハ…。
興梠先生には
特別サービスします。
難しい手術を
成功させてくださった
大恩人ですから。
どうも…。
(ノック)
失礼します。
これは麻也子ママ。 この度は
ご退院おめでとうございます。
どなた?
いや…。
失礼します。
奥様も 先日の人間ドックでは
健康そのものとの事。
無病息災 家内安全
いろいろ
おめでとうございました。
はい ありがとうございます。
メロンです。
はい。
請求書です。
ちょっと待ちなさいよ。
今のご時世ね 病院経営は
本当 大変なんですからね。
払えるわけないじゃない。
じぇじぇじぇだよ。
失礼します。
お迎えの方がいらっしゃいました。
シモちゃん!
よう来てくださったのう。
「よう」… 「くださったのう」…?
よかったのう。
ありがとう。
(蛭間)あの すいません。
どちら様でしょうか?
いつも大口の支援をしてくださる
お客様なの。
太客だ ありゃ。
蛭間分院長 ピーンチ。
(優衣)花束のサイズからして
完全に負けてる。
麻也子が
えらいお世話になったけんのう。
これは ほんの気持ちやけえ。
いや… あの こういったものは
私どもは ちょっと
受け取るわけには参りませんので。
大恩人の興梠先生が
受け取ってくださらんかのう。
はい。
センキュー。
(蛭間)あっ…。
下に車を待たせとるけ
ほんじゃあの。
ほんじゃ。
ほんじゃ…。
ハハハハ…!
(蛭間)なんだよ…。
あのさ あのさ… 君 それ
もらうつもりじゃないよね?
まさか そこまで
根性 腐ってないよな?
はいはい。 返せばいいんでしょ…。
では こうしましょう。
手柄は スーパードクターの
興梠先生に そっくり差し上げて
こちらは
うちの大門が頂くという事で。
おおっ…! 見ます?
えっ…? おおっ!
(神原)ハハハ…!
頂きました。 メロンはどうぞ。
失礼します。
(蛭間)なめとんか!
♬~(歌)
大門未知子先生…
率直に感動しました。
はあ?
あんなに美しい手術は
見た事がありません。
♬~
ガムシロップ…?
ああ…。
オペのあとは脳が渇くから。
のどではなく 脳が?
元外科医なら わかるでしょ。
♬~
もっと あなたの手術を
見たくなりました。
オペは見るもんじゃなくて
するもんでしょ。
言葉を換えましょう。
これからは
私の懐刀として働いてください。
ブ… ブ… ブッゴト…
ブッゴトロガタナ?
それ 何語?
もう さっきから 何 言ってるか
全然わかんないんだけど!
思う存分
手術の腕を振るってほしいのです。
それ マジで…?
マジです。
致します!
(2人の笑い声)
それは致しません。
♬~
〈群れを嫌い 権威を嫌い
束縛を嫌い
専門医のライセンスと
叩き上げのスキルだけが
彼女の武器だ〉
♬~
「特技 手術」
「趣味 手術」…。
♬~
♬~
〈外科医 大門未知子〉
〈またの名を ドクターX〉
よーっしゃー!
♬~
♬~
脇が甘すぎましたね。
(蝶子)ありません。
接待でもありません。
これがストレスなんだよ!
君の代わりは いくらでもいます。
(神部八尋)僕のせい?
(蝶子)私は もう
必要ないという事ですか?
だったら 黙って見てろ!
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