横浜市の旧大口病院で高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混入し、殺害した罪などに問われた元看護師の女の裁判で検察側は死刑を求刑しました。一方、女は「死んで償いたいと思う」と話しました。
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横浜市の旧大口病院で高齢の入院患者3人の点滴に消毒液を混入し、殺害した罪などに問われた元看護師の女の裁判で検察側は死刑を求刑しました。一方、女は「死んで償いたいと思う」と話しました。
この裁判は、旧大口病院の元看護師・久保木愛弓被告が2016年、高齢の入院患者の3人の点滴に消毒液を混入して殺害した殺人などの罪に問われているもので、被告の責任能力の有無が争点となっていました。
22日の論告求刑で検察側は、「完全責任能力があった」「身勝手極まりない自己中心的な動機で、強い殺意があった」などと指摘し、久保木被告に死刑を求刑しました。
一方、弁護側は「精神障害の影響は情状酌量すべき事情で、無期懲役刑が相当」と主張しました。
また、久保木被告は「私の身勝手な理由で大切な家族を奪ってしまい申し訳なく思っています。死んで償いたいと思います」と話しました。
判決は、来月9日に言い渡されます。
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