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UIJターン相談コーナー
函館市UIJターン相談コーナー/函館市経済部雇用労政課
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カブシキガイシャエーアイハヤブサ 株式会社AIハヤブサ
2017年始動!人工知能(AI)で世界にイノベーションを!!
当社は2017年3月、株式会社ミラック光学(東京都)代表取締役 村松洋明と、はこだて未来大学 副理事長兼教授 松原仁が共同で設立した新会社です。私たちは人工知能(AI)と画像処理技術を組み合わせた、これまでに無い検査装置の開発に取り組んでいます。
村松は当社の代表を務めるほか、父が1963年に顕微鏡製造会社として創業したミラック光学を継ぎ、経営しています。というと順風満帆のように聞こえますが、実は、倒産の危機を乗り越えた経験を持っています。
「私は大学で政治経済を専攻、就職は不動産業界と全くの文系人間でした。父の大病によりミラック光学に入社したのですが、折悪くバブル崩壊が始まり、続く超円高の影響で売上が激減。父を説得して東京都杉並区にあった工場・自宅などの資産を処分して借入れを減らし、八王子に移転してゼロから再出発しました。当時、我々の強みであった顕微鏡の微調整部分の『アリ溝摺り合わせ技術』に着目し、その技術を水平展開した製品化に勝負をかけたのです。取引先を精力的に巡ってニーズを探り、ひたすら商品開発をしました。おかげさまで販売初年度の2000年に400台だった販売台数は2010年、15000台と大きく躍進し、経営危機を脱することができました(村松)」
さらに村松は発明を続け、特許権・意匠権・商標権の取得にも積極的に取り組んでいます。その数は2017年8月時点で、のべ86件。国内外の他社による模倣を防ぎ、かつ、顧客からの信頼獲得につながっています。ミラック光学のこのような取組みや製品は高く評価され、「2009年元気なモノ作り中小企業300社」(経済産業省)、経営革新計画承認(東京都)などに選ばれています。
実は村松は長年、自らの手による新規創業を構想していました。そしてついに、函館の地に誕生させたのが「株式会社AIハヤブサ」。これまで以上のスケールの夢の実現に向け、挑戦が始まりました。なお、村松はプライベートでは3人の子どもの父であり、趣味はスポーツ観戦(ラグビー、野球、サッカー、バスケットボール、ボクシングなど)。歴史本や映画鑑賞も大好きです。→村松洋明ブログ(JAPAN WAYな社長ブログ)
松原は、日本の人工知能研究の第一人者です。
「きっかけは、幼稚園のときに出合った鉄腕アトム。といっても僕が憧れたのはアトムではなく、アトムの生みの親 天馬博士でした(松原)」
松原が東大大学院で人工知能の研究を始めたのは、人工知能学会ができる5年前。当時は人工知能が学問として認められず、白い目で見られることもありました。しかし、松原は志を同じくする学生たちとの勉強会や、海外の論文、若い哲学者たちとの議論などを通じて、研究にまい進します。大学院修了後は、日本最大かつトップレベルの総合研究所「電総研」に入所し、14年間にわたり、ロボット工学と人工知能を研究。そして2000年、公立はこだて未来大学の開学と同時に教授に就任しました。
松原は世界最大規模のロボットイベント「ロボカップ」の立ち上げや、コンピュータ将棋のプログラム開発など、多くの実績を残しています。2012年からは人工知能で小説を書くプロジェクトを主導し、文学賞の一次審査を通過する成果を挙げました。人工知能への期待が高まる今、松原はほぼ毎週のようにテレビや新聞、雑誌に登場しています。プライベートでは2人の子どもの父であり、趣味は食べ歩き、(出張を兼ねた)旅行です。
村松と松原、二人に共通するのは常に「挑戦者」であることです。自ら高い目標を掲げ、新しい未来を切り開く。そんな二人は、函館で行われたビジネスフェアで出会い、意気投合しました。
先進的なものづくり企業としてAI検査装置メーカーを目指す
◆当社の特徴
インターネットの検索エンジンやスマホの音声認識機能、車の自動運転など、人工知能の活用は急激に進んでいます。
そんな中、当社が取り組むのは、品質検査用の画像解析というニッチな分野での人工知能の活用です。さらに当社はソフトウェア開発にとどまらず、ミラック光学の技術力・経験を活かした検査装置メーカーとしての事業展開を目指しています。
◆人手不足に苦しむ、函館の水産加工業界を救いたい
皆さんは時おり「人工知能は人間の仕事を奪う」というフレーズを耳にすることがあるでしょう。しかし実際のところ、現在の日本は労働人口が減っているのです。特に函館の水産加工現場の人手不足は深刻で、このままでは「働く人がいないから工場を動かせない」という事態に陥ります。
私たちはそんな函館の水産加工業界を救うべく、AIを活用した異物混入検査システムを開発します。現在は工場のラインに大勢の人が並び、木片や毛髪、金属など様々な異物を目視でチェックしています。弊社のシステムは、従来の画像検索ツールにおける課題(パターンマッチング主体で応用性が弱い)や、目視検査での課題(人的エラーや判断のばらつき等)をAIで克服。検査の高度化や、今よりもずっと少ない人数での検査を可能にします。
◆開発の手間がかかるからこその強み
実際に開発に着手した今、実感しているのは、各企業のラインや製品に合わせたカスタマイズには非常に手間がかかるということです。しかしその分、大手企業の参入は少ないと見込んでいます。納入させていただく企業とは、定期メンテナンスやバージョンアップ等を通じ、パートナーとして長くお付き合いすることができるでしょう。同じ会社の他製品ラインへの導入や、協力工場への導入など、横の展開も期待ができます。
AIを函館地域活性化の起爆剤に!
◆函館への想い
当社が函館を設立の地に選んだのは、産・学・官・金の強固なタッグが組めると感じたからです。同時に、函館の衰退を食い止めたいという強い使命感を抱いています。私たちは函館をシリコンバレー型のAI研究開発・製造の集積地にして、函館の市民生活や観光、教育、都市整備など、地域活性化に役立つソフトの開発を目指します。この街に新たな雇用を生み出し、世界からビジネス客が訪れる、明治~昭和の函館の活気を再び蘇らせたいと願っています。
◆スタートアップの当社で働くメリット
創業したばかりの当社は少人数。大企業と違って即断即決、何事もスピーディーに事業を行います。また、社員一人ひとり任せる範囲が大きいため、自己成長できます。「2025年に株式上場」という目標を掲げており、ストックオプション制度も用意していますので、上場が実現した暁には大きなリターンを得ることが可能です。
当社が進むのは前人未踏のハードな道のりにはなりますが、いわゆるブラック企業になるつもりはありません。会社の健やかな成長のためには、社員の心身の健康が必須です。年間休日は126日、仕事同様に家庭や趣味も大切にできる会社にしたいと考えています。そういった風土も一緒に創ってくださる方の入社をお待ちしています。
当社の最新情報は随時、公式ホームページにアップしていきますので、ご興味がある方はぜひご覧ください。
→株式会社AIハヤブサ 公式ホームページ
(2021年2月 更新)
会社概要
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現在募集中の求人情報(UIJターン向け)
ソフトウェアエンジニア(機械学習・AI) ・技術営業職
仕事内容 | 機械学習やディープラーニングを駆使し、さまざまな産業分野(食品・半導体・自動車・工作機械・印刷・医薬品等)から寄せられている引き合い・受注に対し、プラットフォームをカスタマイズしてニーズごとの課題を解決するAIソフトウェアを開発します。 AIソフトウェアのみ、またはAI検査システムとして、ユーザーに販売・納入をします。 【ソフトウェアエンジニア(機械学習・AI) ・技術営業職】 〇業務内容 1.画像処理を基本とした機械学習システムの開発 ・画像処理 ・機械学習(主に深層学習)のモデル作成 ・機械学習,画像処理を利用したシステム開発 2.機械学習(特に深層学習)の文献,論文調査など研究活動 ※函館を拠点にしつつ、営業エリアは全国を想定しています。函館での暮らしを楽しみながら、全国区の仕事をしたい方にはぴったりの会社です。IJUターンの方の、函館以外の地域での経験が活かせます。 |
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勤務地 | 北海道函館市桔梗町379番地32 函館テクノパーク内 |
勤務時間 |
9:00~18:00 (希望によりフレックスタイム制も対応可)
※時間外勤務 10時間 |
休日休暇 | 完全週休2日制(土・日)、祝祭日、夏期休暇、年末年始休暇、年次有給休暇、 年間休日126日(2017年) |
給与 |
手当を含まない基本給: 月180,000円~350,000円 手当を含む総支給額: 月230,000円~400,000円 賞与(前年実績): 年2回、計2~5月分 給与に関する補足: 年齢・経験によって決定 |
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[函館市経済部雇用労政課内]
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