「伝統建築工匠の技」のユネスコ無形文化遺産への登録にあたって
「伝統建築工匠の技」がユネスコの「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に登録されたことを、伝統建築工匠の皆さんと共に祝いたいと思います。この登録を機会に、多くの方々に日本文化を代表する木造伝統建築物を受け継いでいく「匠」とその「技(わざ)」に思いをはせていただき、伝統建築技術の活用がさらに広がるとともに発展し、後継者を志す若者が増えていくことを心から期待しています。
2020年12月
「伝統建築工匠の技」の保存、活用及び発展を推進する会
会 長 佐 々 木 正 峰
「伝統建築工匠の技」の保存、活用及び発展を推進する会
略称:伝統建築工匠の会
木・草・土などの自然素材を建築空間に生かす知恵、周期的な保存修理を見据えた材料の採取や再利用、健全な建築当初の部材とやむを得ず取り替える部材との調和や一体化を実現する高度な木工・屋根
国は、文化財保護制度によりそれを構成する17分野の技術を「選定保存技術」として保護しています。▶︎選定保存技術の紹介はこちらです
法隆寺をはじめとする歴史的建造物の保存修理に不可欠な技術で、伝統を受け継ぎながら工夫を重ねて発展してきた技術であり、近現代の建築物にも活用されている技術です。
素材や材料等の特性を生かし、最低限の修理にとどめる高度な技術で、持続可能な社会の実現に貢献しています。
皆様のご協力、ご支援をお願いします。
「伝統建築工匠の技」の保存、活用及び発展を推進する会
会 長 佐 々 木 正 峰