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苺の旬が何月か?旬の大切さをイチゴで考えてみた

苺の旬は春先(4月)から初夏(5月初旬)にできるもの…

そのことが名古屋の帰路につく時に考えさせられた。

河名代表の講義を聴きに行く

10月9日土曜日にナチュラルハーモニーの講義に行ってきた。

http://marukawamiso.com/blog/?p=2893

ナチュラルハーモニー河名秀朗
河名氏の話を聞いて感じたことは
『旬』のものがどれだけ大切か?が理解できた。

イチゴは農薬が非常に多い商品

講義の内容で『今の野菜は薬漬けだ!!』のような
講義があった。

ホウレンソウの硝酸性窒素や
イチゴの残留農薬、
大根のなどの線虫対策の臭化メチルの土壌消毒などなど。

講義を聴いていて
『なぜこのようなことが起きたのか?』

考えてみた。(河名氏の考え・見解ではありません あしからず)

具体例をあげてみた例えば苺。

苺の旬は4月~5月

イチゴの旬は春先から初夏の時期に旬を迎えます。

甘酸っぱくて、赤いイチゴはいいですね。

しかし、イチゴが一番売れる時期って
みなさん知っていますか?

実は12月(冬)の時期が一番売れます。

理由は簡単です。

クリスマスケーキ(ショートケーキ)に
使うからです。

旬と半年も違う冬の時期にイチゴを栽培するためには農薬・化学肥料が必要

本来5月くらいに採れるイチゴを育てるには
ハウスで温かくしなければなりません。

そして、冬でも育ちやすいように
品種改良をしなければなりません。

また、農薬や化学肥料の力も
拝借します。

でないと、冬の時期に
イチゴを出荷できません。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%81%E3%82%B4

こうしてイチゴが生産されていましたが、
問題点が出てきました。

残留農薬の問題です。

残留する農薬とハウス栽培イチゴの問題点

いちごは、表面にデコボコがありますし、
毛が生えています。

また、生で食べることが多いですし、
ハウス栽培などですと、農薬散布したら、雨などもなく、
充満しますよね。

そのため、残留農薬などの
ニュースでもしばしばピックアップされます。

農薬は水洗いすると落ちるかも(?)しれませんが、
そういう問題では
ないかもしれません。

表面を流しても植物には根がありますし、
根から農薬が吸収されるかも知れませんね。

また、散布された農薬は
いつまで土の中に分解されずあるのでしょうか?

しみこんで地下水や海も汚染されるかもしれませんね。

お百姓さんの常識 出荷野菜と自家消費の野菜は違う

お百姓さんの常識があります。

それは出荷用の野菜と
自分の家で使う野菜は違うということです。

出荷野菜はとにかく
虫や見た目、規格というのを
うるさく要求されます。

野菜本来の美味しさや
農薬使用量・回数などは
気にしません。

とにかく『見た目』。

…それは消費者様が求めているものですし、
最優先事項です。。

自家用野菜は
たいてい小量多品目の畑で
有機栽培でそだっています。

それが『自分たちが食べたい野菜』
だそうです。

『作りたい商品』と『食べたい商品』
が違うのは、悲しいことですし、少し問題ですね。

そういえば、
枝豆を収穫する時も、枝豆を収穫する時間より
選別する時間の方が手間暇かかりました。

枝豆

プロの農家さんの
選別作業は並大抵ではないと思います。

イチゴ狩りでのお百姓さんの会話

イチゴ栽培農家の朝の食卓の会話というのを
私は知っています。

朝7時ごろのどかな日曜日。


『お父さん、今日は昼からイチゴ狩りツアーの人いらっしゃいますよ』


『そっか、そんなら今から農薬散布しなあかんなぁ~』

『子供は絶対、ハウスに遊びに来たらあかんでな!!』

子供に向かって

『おい、倅、今日は農薬撒くでハウスには近寄るなよ!!』

撒くお父さんが一番農薬の効果を知っています。

人間にも、イチゴにも…。

数時間後…

ツアーの人は
もぎたての新鮮なイチゴを食べます…。

虫も雑草も何もなくてきれいですね。

これは、
お百姓さんが悪いわけではなく、
こういったことを要求してきた、
買う人(=消費者、自分たち)が
いけないからです。

特に、クリスマスケーキは
国民的行事ですし、
イチゴの栽培方法にメスを入れることは
大きなパワーを使いますね。

どちらかというと、
苺は露地栽培されて
無農薬で5月に採れたやつが
いいかもしれませんね。

それが『旬』ですし、
自然に育ったものと思っております。

『消費が生産を生む』 『どちらが自然か?』が大切

河名代表のホウレンソウの硝酸性窒素や
大根の土壌消毒も結果的には
生産者の方々は『お客さまの為に』
行っていることなのだな…と感じた。

別に自分は生産者の方々や農薬が
絶対『悪』とも思いません。

いけないことだとも思いません。

むしろ、このような机上の議論・講義より
無農薬の苺を一個でもいいので、
買って食べてみることのほうが大切です。

『消費が生産を生む』

モノを消費するということは
その会社や栽培方法を支援することですね。

あまり、食べ物のことはこういうことが
知られていないので、知ることが
大切ですね。

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