任期満了に伴う長野市長選(24日告示、31日投開票)で、長野商工会議所、市医師会などの各政治団体6団体は20日、県庁で記者会見し、立候補を表明している新人で元参院議員の荻原健司氏(51)=無所属、石渡=を推薦すると発表した。一方、連合長野の長野地域協議会は同日までに市長選の自主投票を確認した。
荻原氏を推薦するのは他に市商工会、長野商店会連合会、市歯科医師会、市薬剤師会の各政治団体。2017年の前回選ではいずれも、2期目の今期で引退する加藤久雄氏(78)を推薦していた。21日には県経営者協会長野支部と、県中小企業団体中央会の政治団体も荻原氏を推薦する。
会見した長野商議所の政治団体「長野商工連盟」の北村正博会長は、19年の台風19号災害や新型コロナウイルスへの対応を巡り「市と医療、経済界は今までにない連携を取ってきた」と説明。出馬を表明している新人で会社役員の土屋龍一郎氏(60)=無所属、妻科=を念頭に「転換を掲げる市政が誕生すれば、積み上げた努力が揺らぐ」とした。
一方、連合長野によると、長野地協は市議選で推薦した市議や、政策実現のため連携する経済団体の間で対応が割れているとし、幹事会で自主投票を決めた。
市長選では他に新人で元保育士の百合(ゆりえ)ゆり恵氏(58)=無所属、若槻団地=が立候補を表明している。
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