そうして自分のトレーナーとしての半生に見切りをつけ、再就職を果たしたのがこのメジロシティだった。
この都市は良い、苦しみも悲しみも薄い。
例えば路地裏を覗くと、そこには浮浪者達が大勢いるように見えるがそうではない。
『大変お待たせ致しました！　エキストラ役、お願いしますわ！』
例えば夜中の公園には、ホームレス達が段ボールで寝ている。見るからに哀れそうだが……。
『た、炊き出しと再就職支援を始めまーす！　履歴書はライスの方に持って来て下さーい！』
『飯はウチらの方やでー！　慌てんでええよ、たっぷりあるさかいー！』
『とってもボーノなちゃんこだよ、熱いから気を付けてねー！』
『このタキオンラボ新開発、太陽毛布も持って行ってくれたまえ！　秋の寒空程度ならへっちゃらになるよー！』
例えば閑静な住宅地で、夜は発情した犬猫が多く発生する。好事家や外道に買われた哀れな女達、というプレイが稀にみられる。
『うぅ、寒いなぁ。風邪引かないよう今日は少し早く帰ろうね、サトちゃ……げふん、アダマス、ノワール』
『『わん、わんわん！』』

愛と優しさと思いやり（そしてエロス）に溢れたこの町なら、再出発できると思ったのが引っ越した理由である。
そして、そんな彼の元に、かつて担当した5人のウマ娘が押しかけて来た（マックイーン発案）
初めて担当した子、グレてた所を導いた子、離れ離れを嫌がった双子、最後に担当した子……。
こんなオッサンより（ギリ20代）良い男がいるだろうに、と言うと「アタシ達はトレーナー、いや茂部はんが良いんや」「オレらに道示しといて半端してんじゃねーよ」「だって茂部さんが」「苦しそうだったもん」「ま、そういう事デス」と代わる代わる反論されてしまった。
流石にこれは風紀的にマズかろうと思ったのだが（一心同体ですわ！）、何やかんやで上手くやれている（5対1でも一心同体ですわ！）のは、ひとえに彼女達もまた頑張る事を覚えたからだろう（身も心も一心同体ですわー！）

今日は皆で鍋（メジロスーパーでお得に購入）。1つの土鍋を囲いながらスキマ風（オプション）に耐えつつ、身を寄せ合って（部屋面積変動オプション）皆で温まる日。
ふと外を見ると、この寒空で複数人が露出散歩をしていた（露出散歩プレイコース）
スラッとしたウマ娘、慌ただしそうなウマ娘、小柄なウマ娘……。彼女達もまた、きっと一心同体なる人と一緒にメジロシティを楽しんでいるのだろう。
明日も糊口を凌ぐ程度の日銭しか稼げないだろう（日給15万マニー）けれど、こんな自分を慕ってくれた彼女達のため、頑張ろうとモブトレーナーは思うのであった。

「ところで茂部はん、明日はどないなプレイがええ？　アタシは久しぶりに借金のカタの奴がええなぁ」
「オイコラ抜け駆けかテメェ。オレのケンカックスの番も忘れんなよ」
「ボクらは」「やっぱり」「「ねー？」」
「ワタシは何でも良いデス。でも故郷のマンマに仕送りするため、撮影できるのが良いデスネ」
それはそれとして、取り敢えず「うまぴょいZ」を買って来ようと思うモブトレーナーだった。
彼女達が同じ種を受け取って新しい命を授かるのは、残念ながら茂部が30歳になった後である。

メジロシティでハーレムやってるモブ視点的な
夢破れたウマ娘がいるなら、トレーナーもいるだろうと思って

ところで１マニー＝何円なんでしょうね？
お目汚し失礼しました

>将来を約束した幼馴染のウマ娘とは結婚できず（事故で他界）（年3回墓参り）
重い！

モブというには大変な人生を送って来たようだが…

元主人公であらせられる？

このトレーナーは腐らずに中央のトレーナーなってすごいよ…

注釈のマックイーンうるせえ！

他界で一瞬ポツンの人かと

ちょっとメジロにはもったいないくらい立派に生きてるよ…

モブっていうには半生がヘビーすぎる…