同オークションでは、過去には2頭のアロサウルスが140万ユーロ(2018年)と300万ユーロ(2020年)で落札され、ディプロコダスが140万ユーロ(2018年)で落札されている。
このオークションが行われる前の9月16日(木)から10月15日(金)までの間、「Big John」はパリの13 rue des Archivesで展示される。
超ド級な頭蓋骨を持つ“Big”John
その化石標本「Big John」は、これまで発掘された同種の中でも巨大で体長は約8メートルある。頭蓋骨は長さ2.62m、幅2m。2本の大きな角は長さ1.1m、根元の幅は30cm以上あり、16トンの圧力にも耐えられるという。
現在のアラスカからメキシコにかけて存在したララミディア大陸に生息していた「Big John」は、地質学者のWalter W.Stein Billさんによって2014年5月に発見され、2015年に発掘が完了。フランスの都市・トリエステにある工房・Zoicで標本の修復が行われた。