
コンデンサーマイクのおすすめ15選【配信・宅録・DTMに】
かつては数十万円していた高性能なコンデンサーマイク。1万円台の低価格モデルも登場し、手に入りやすくなっています。
今回は、そんなリーズナブルなコンデンサーマイクを中心に、Amazonや楽天、価格comなどで売れ筋の人気商品を15選をご紹介します。
目的にあったコンデンサーマイクを見つけるための選び方や、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクとの違いから見るコンデンサーマイクのメリットなども解説しますので、高性能なマイクをお探しの方はぜひ参考にしてください。
コンデンサーマイクとは? ダイナミックマイクとの違い

マイクには、ダイナミックマイクとコンデンサーマイクの2種類があります。
コンデンサーマイクはダイナミックマイクと比べて、マイク本体に電源が必要で衝撃や湿気などに弱く、また、価格が高いなどのデメリットがあります。一方で感度に優れ、繊細な音まで拾うことができるのが魅力。
路上ライブなど周囲に雑音が多い状況ではダイナミックマイクの方が適していますが、静かな室内でのレコーディングやライブ配信には、コンデンサーマイクがぴったりです。
コンデンサーマイクの選び方
おすすめのコンデンサーマイクを紹介する前に、まずは目的に合ったコンデンサーマイクの選び方をチェックしましょう。
音源と相性のよい音質のマイクを選ぼう
漠然と「音質のよいマイクが欲しい」と思っていても、何を録音するのかのイメージができていないとマイク選びは進みません。
マイクにはそれぞれ個性があり、得意分野、苦手分野があります。そのため、用途に合わせて最適のマイクを選ぶことが重要です。相性が悪ければいくら高価格のコンデンサーマイクを使用しても、好ましい結果を得ることは難しいでしょう。
コンデンサーマイクは周波数特性が広く、繊細な響きや音量、音質の変化にも対応できるものが多いのが特徴。使用する場面や集音する音源の特性を思い浮かべながらコンデンサーマイクのスペックをチェックするようにしましょう。
用途に合った指向性マイクを選ぼう
指向性とは、マイクが集音する向きと範囲のことです。単一指向性・無指向性・双指向性のマイクがあります。
単一指向性のマイクは、正面の音だけを拾うという特徴を持っています。そのため、周囲のノイズ音を抑えてくれるのがメリットです。
同じ単一指向性でも広め、狭めがあるので、何を集音するかに合わせて選択しましょう。
他には全体的に音を拾う無指向性と、向かい合わせ双方向の音を拾う双指向性のマイクなどがあります。
双指向性のマイクは対談などに適しています。無指向性は、環境音や大人数のトークを1本のマイクで集音したいときなどに便利です。
接続端子に注目
従来のコンデンサーマイクは3ピンのXLR端子を備えたものが主流でしたが、現在ではUSBタイプのものが数多く登場しています。
マイクで拾った音をパソコンに入力させて編集などを行う場合、XLRタイプはファンタム電源(+48V)に対応したオーディオインターフェイスが必要になります。
一方、USBタイプはオーディオインターフェイスの機能を内蔵しているため、パソコンにそのまま接続できるのがメリットです。
音質を求める音楽制作などの場合はXLRタイプが音質が高くおすすめです。USBタイプは便利ですが簡易的なマイクと考えましょう。
用途とコスパをよく考えて選ぶ
繊細な音までしっかりと拾うXLRタイプのコンデンサーマイクは本格的な録音に向いていますが、値段は高めです。
一方、USBタイプはオーディオインターフェイスを用意する必要がない分、扱いが手軽ですが高い音質にこだわる方には向きません。
どういった用途に使うのかを考えて、XLRタイプかUSBタイプかを選びましょう。
コンデンサーマイクおすすめ15選
それではコンデンサーマイクのおすすめモデル15選を紹介します。
パソコンを使った音楽製作や動画配信がやりやすいように、USB端子で接続するコンデンサーマイクもありますが、本製品は従来からマイク接続に採用されているXLR端子で接続します。
手軽にすませたい方には不便なように思えますが、接続するミキサーやマイクプリアンプなどで、音質向上や使用ケースを広げられる可能性がある点で、おすすめとさせていただきました。
付属ケースやスタンドも付いている点も見逃せません。
AT2000シリーズの上位モデル、AT4040。付属のショックマウントがプラスチック製から金属製に変わっているなど、分かりやすくワンランク上のクオリティに仕上がっています。
特に低域から中域にかけての集音力に定評があり、かなり繊細な音まで拾うため雑音の多い環境には向きません。エントリーモデルで物足りない方は、ぜひ試してみてはいかがでしょう。
- マランツ
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MPM-1000
- 税込み6,000円
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コスパ良し!スタジオ並みの品質を実現
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165mm x 48mmとコンパクトで場所を取らない大きさ。残響音やノイズを拾わないスタジオ品質のサウンドを実現します。
オーディオ周辺機器などを多く手がけるブランド「マランツ」のコンデンサーマイクです。集音性に優れており、幅広い周波数に対応。雑音やノイズは拾わずに、しっかりとマイク前の音を集音します。
コンパクトながらも、スタジオのような高音質を実現してくれる逸品です。「888M」はAmazon限定ブランドで、6,000円と高コストパフォーマンスで求めやすくなっています。
「HyperX QuadCast スタンドアロンマイク」は日常で発生する環境音などの雑音や使用の際の衝撃を、ロープサスペンションや耐衝撃マウントで抑制する機能が付いているので、動画配信者やゲーマーなどのクリエイターの方に最適な製品となっております。
LEDステータスインジケーターを搭載しているので、マイク本体が正常に作動しているか一目で確認することができます。底面にあるダイヤルを回すことで、マイクの感度を調整できるのも魅力的な機能の一つです。
楽器としてのマイクよりも、パソコンやゲーム機の周辺機器として捉えるのがよさそうな手軽さが「SONYエレクトレットコンデンサーマイクロホンECM-PCV80U」の特徴です。パソコンとの接続には付属のUSB Audio BOXを使用することで、モニタリングの遅延抑制やノイズ減少が期待できます。
周波数特性が80Hzから15kHzまでと、本格的な録音にはやや物足りないスペックです。しかし価格を考えればそれでも上出来といえます。
(上は投稿いただいた写真)
Playstation4に接続して使用しています。マイクを接続するにあたって、ゲーム機本体がマイクとして認識しないケースがありますが、このECM-PCV80Uであれば同社製品なのでその心配がなく認識され使用できます。
音質はとても良く会話もクリアに聞こえると言われます。Playstation4に接続した際に少しノイズが入るらしいので、間にノイズフィルターを接続しています。
付属品にUSB切り替えケーブルが入っているのでPCやゲーム機に接続するにあたって、別でケーブルを買い替える必要がないのはとても助かりました。かなり安価ですが、有名メーカーだけあって品質はかなり良くコスパは最強に近いと思います。
(30代男性 埼玉県在住 猫好きさん)
オーストラリアのオーディオ機器メーカー「RODE」のコンデンサーマイクです。外部からの不要な振動や鳴音を遮断できるよう設計されており、高品質な録音を実現します。
また、ハイパスフィルターを80Hzに設定することで、空調や交通機関などの低周波音を集音しません。
RODEのマイクの保証期間は、業界屈指の10年間。長く安心して使い続けられます。
プロ並みのレコーディングが可能なコンデンサーマイクです。難しい設定はなく、コンピューターのUSBポートに接続するだけですぐに使用が可能。
コンパクトなデザインながら、スタンド部分には金属を使用しているため設置がしやすく、剛性に優れています。
ポップフィルターとショックマウントの効果で、細かい音までクリアにキャッチ。広い周波数特性を持ち、楽器などの音もクリアに録音できます。
「Yeti Nano」では、Blue独自のマイクカプセルを2基内臓しており、ボーカルの存在感を強く表現しつつ、周りのディテールも豊かにレコーディング。明瞭で透明感のある録音を実現できます。
ビデオ通話アプリや動画配信アプリなど、様々なアプリケーションにも幅広く対応。コンピューターのUSBポートに接続するだけなので、初心者でも簡単に使用できます。
「FIFINE コンデンサーマイク K669」は、USB接続可能な製品で、本製品は単一指向性のカーディオイド線性集音特性が採用されておりセルフノイズも大変低いので、クリアに音声を拾うことができ、実況動画をはじめナレーション収録やライブ配信など多様な用途で使用できます。
前からの音に敏感ですが、約130°の範囲で集音が可能です。
単一指向性を採用しており、ボーカルのレコーディングなどに最適となっています。耐音圧も優れているため、ドラムなどの打楽器にも使用可能。
デスク上で使えるスタンド、ケーブル、振動を吸収するサスペンションがセットになっており、初心者の方にも大変おすすめです。
「Pod Pack 1」は、録音などに最適な13mmのプロ仕様コンデンサーマイクです。周波数特性は20Hz〜17kHzと幅広く、鮮明で躍動感のある音質が特徴。
柔軟にポジションを変えられるスタンドが付属しています。ブームスタンドはクランプ仕様となっており、デスクにも設置が可能。最適なポジションで、ストレスなく使用することができます。
自宅収録や動画配信などにおすすめの「AT2035」。ダブルウェーブダイアフラムがノイズを抑えてスムーズな音質を生み出します。
専用のショックマウントによって、ノイズを軽減できるのはもちろん、エアコンなどの空調機器の音も80Hzローカットフィルタースイッチで遮断。単一指向性なので、一方向からの音をしっかりとクリアに集音します。
コンパクト設計でスタイリッシュな「Seiren Mini」。内臓されたショックマウントが突発的な衝撃を収集し、リスナーの耳にノイズ音が届かないよう設計されています。
14mmのコンデンサーカプセルを採用しており、声をより高精度に、最高の明瞭さで届けます。集音範囲はあえて狭く、音声のみを忠実に拾えるようになっています。
「Lyra-Y3」は、プロのミュージシャンも使用するAKG製のコンデンサーマイクです。
集音モードは全部で4つあり、一人でのレコーディングや人との対談など、目的に合わせて設定することができます。また、windowやMacだけでなく、iOSやAndroid端末にも幅広く対応。機器を選ばずに使用できるのがポイントです。
ノイズ対策も万全で、高性能のショックマウントや独自の機構でポップノイズを低減します。
(上は投稿いただいた写真)
AVerMedia AM310は動画配信用に購入しました。音質はとても良く小さな音もクリアに拾ってくれて、特に低音がとても綺麗に感じました。マイク本体のツマミは、音量調整とミュートボタンになっていて咄嗟の調整に重宝します。
マイク本体にヘッドホンを繋げる事もでき、自身の声を聴きながら喋れるため調整がしやすいです。マイク本体はそこそこの重量があるため、付属のスタンドだと角度次第ではバランスが良くないので、別でマイクアームを使用しています。
マイクのLEDライトはPCに接続しているだけで点灯しつづけるため、暗い部屋では少々煩わしく感じます。ですが、欠点は微々たるもので、音質・性能ととても良く他社製品より安価なのでかなりいい製品だと思います。
(30代男性 埼玉県在住 猫好きさん)
選べる集音パターンは、「ステレオ集音」・「単一指向性」・「全指向性集音」・「双方向性集音」の4つという高パフォーマンス。
プラグ&プレイで機器に接続後、すぐに使用できます。音量や出力はマイクに付いているボタンで調整でき、通話に嬉しいミュートもワンプッシュで可能。
やりたいことに合わせた製品選びがポイント

15種類の製品を紹介しましたが、コンデンサーマイクにはまだまださまざまな製品があります。どのような目的で使うのか、録音する対象の音質や特性に合わせたマイク選びが大切です。
とはいっても、いきなりプロのようなマイク選びは困難です。マイク選び、録音が初めての方は、まずはエントリークラスの製品から始めて、徐々に不満点をあげられるようになるようにしましょう。その上で、ワンランク上のマイクを選ぶと納得のいく製品に出会える可能性も高くなります。
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