ツツジの蜜で中毒してラリった話②:意外と怖いツツジとその毒

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前回の続き。

ツツジの蜜で中毒してラリった話①:中毒症状
先日、阿佐ヶ谷ロフトAにて「茸本朗の自己人体実験報告会」なるいかがわしいイベントが開催されました。 これは簡単に言うとぼくがこれまでに食べてきた毒物、あるいは毒と言われている生き物について、摂取したことでどんな現象が起こったか、どんな...

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ツツジの毒「グラヤノトキシン」

マッドハニーの「キマる成分」はグラヤノトキシンといい、ツツジ類の植物の蜜などに含まれています。


瓶のラベルにも構造式が載っていますが、このグラヤノトキシンはジテルペンというグループの物質の一種で、摂取するとめまい、吐き気、下痢、口の乾き、全身の麻痺、頻脈、ひどい場合には呼吸困難などを引き起こします。ぼくが体験した症状も概ねこの通りで、特に下肢の麻痺と口の麻痺はかなり強めに出ました。頻脈と口の麻痺が同時に起こると呼吸困難になってなくてもなりそうな感じがして非常に怖い、というのは今回体験して初めて知ったことです。
ツツジの蜜を吸うと呼吸困難に陥ることもあるというのは「きみふと」の中で木野くんにも喋らせていますが、連載終わって数年してからマジで体験することになるとは思いませんでしたね。

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