〈2020年7月30日配信〉

オニダルマオコゼ

オニダルマオコゼ 捕獲したオニダルマオコゼを掲げる仲村芳明(前列)さんと阿嘉小中の児童・生徒ら=22日、座間味村

 【阿嘉島=座間味】座間味村阿嘉区で民泊を営む仲村芳明さん(67)=写真左前列=が22日、阿嘉小中学校を訪ね、近くの前浜ビーチで捕獲したオニダルマオコゼを子どもたちに見せて、猛毒への注意を促した。オニダルマオコゼは、背びれにハブの30倍ともいわれる猛毒を持ち、気付かずに踏んでしまうと死亡するケースもあるという。

 前浜ビーチは、日ごろ子どもたちや観光客が遊泳する場所。注意喚起するため、実物を持参した。子どもたちは、大きさと見た目の不気味さに顔をゆがめながらも、興味津々にのぞき込んだ。

 仲村さんは「針から毒が出るよ」と背中の針を引き出し、分かりやすく生態を解説。「今年は前浜で6匹捕まえた。普段泳ぐときは、海の中も確認して遊ぶようにして」と注意を促した。(佐久本広志通信員)