「コッペパンを踏みつけて硬くして挿入」も!? 元女囚が語る“陰部摩擦罪”に、現役刑務官は何思う
刑務所
都内で行われた元受刑者の女性を集めたトークイベントで、現役の刑務官が観客に紛れ込んでいたことがわかった。イベントでは、元受刑者が“刑務所内のオナニー事情”などを過激に告白。これが何かの参考になったのだろうか?
2月下旬、都内で開催されたイベント「女囚たちの夜」には、『韓国女子刑務所ギャル日記』(辰巳出版)の著者である作家、仲河亜輝ら、女子刑務所の元受刑者たちが5人出演。会場は観客があふれて定員オーバーとなり、主催者が入場を止める事態になったほど。出演の元女囚5人はいずれも「シャブ」絡みでの受刑だが「女囚のほとんどは覚せい剤で捕まっている」とイベント関係者。
出演者はそれぞれ「夜中に覚せい剤を持ったまま不動産屋の前で部屋探しをしていたところ、パトカーが通りかかって職務質問され、捕まった」「部屋で覚せい剤を打っていたら警察に踏み込まれた」「運び屋のアルバイトをしたつもりが、荷物の中身が覚せい剤だった」などの服役理由を話したが、中には「家にクスリがあって、物心ついたときには手を出していた」という生粋のワルも。
ただ、中でも観客の興味を引いたのは、女囚の性欲処理法だ。女性たちは「5本のボールペン」「踏みつけて硬くしたコッペパン」など日用品を“道具”として利用し、陰部に挿入していたというのだ。
これは刑務官に見つかれば「留置施設内の衛生または風紀を害する行為をしてはならない」という規則に違反したとして懲罰対象となってしまうから、決死の行為だったようだ。
「これをムショ内では通称、陰部摩擦罪と呼んでいるんです。でも、懲罰で独居房行きになったらなったで、人目がないので、それはまたやりたい放題」と元女囚。
ただ、こうした話は刑務官にとって「監視の目を逃れる手法」の“種明かし”でもある。後に現役刑務官がこのイベントを見ていたことがわかり、改めて感想を聞くと「興味本位で、仕事とは関係ない」と言い張ったが、女囚が「内職で作る干したバナナの皮を使えば紙巻きタバコが作れて、実際に喫煙できた」という話などについては、「正直、その手があったか、とは思いましたね」と感心していた。
また、元女囚から「まともな生理用品もないから、裁縫をしたいと糸をもらっておいて、夜中にこっそりティッシュと糸を使ってタンポンを自作することもあった」「獄中出産したらすぐに引き離され、顔を合わせる機会も限られていた」と刑務所内の不満を並べていたことには、刑務官も「制度の改正が必要かも」と同情。ただし、気に入らない刑務官を部屋に引きずり込んで集団で暴行を加えるリンチ事件があったことが告白されたことには「あまり情けをかけすぎても怖い」と厳しい態度で接しなければならない自覚を新たにするなど、何かと仕事の参考にしている様子だった。