病院経営は難しい!? 「ぼくがかんがえた最強の病院」をその道のプロに持ってったら死ぬほど論破された

病院経営は難しい!? 「ぼくがかんがえた最強の病院」をその道のプロに持ってったら死ぬほど論破された

 こんにちは。ヨッピーです。

 SEGAから発売された「ちょっとアレな病院経営ゲーム」こと「ツーポイントホスピタル」をプレイしております。

 この「ツーポイントホスピタル」というゲーム、日本のゲーマーにはあまり馴染みのない名前かもしれない。何故なら 世界的なヒット商品だったのにも関わらず、日本語バージョンは未発売だったからである。

 「ツーポイントホスピタル」が発売された2018年には世界中で売れて400万本を超える大ヒット商品になった。STEAMのレビューは 91%が好評とゲーマーからの評価が高いゲームでもある。ちなみに今回発売された 「ツーポイントホスピタルジャンボエディション」、Amazonでの評価は星4.5でこちらも上々だ。

 「病院経営シミュレーションゲーム」と言われると「何やら難しそう」というイメージを抱くかも知れないし、確かにやる事も出来る事も多いのでちょっとハードルが高そうに思えるかもしれないけど、実際にプレイした感想では かなりとっつきやすいゲームである。

 「トロピコ」「シヴィラゼーション」といったシュミレーションゲームを買うだけ買ったけどチュートリアルの時点で頭が混乱し、 『これは覚えることが多そうだから暇な時に改めてやろう』そのまま放置中の僕ですらけっこうサクサク進められる。

 大量にやって来る患者、病院スタッフからの要望などをアレコレ捌いていくのは大好きなタワーディフェンス系のゲームに感覚が似ているかもしれない。
 5面を過ぎたくらいからはちゃんと頭を使って戦略を考えながらやらないと詰まってしまうのでかなりやりごたえのある 時間泥棒ゲームとも言える。ちなみに全部で27面まであるそうです。なんたるボリューム。

 そしてこのゲームをやり込んでる最中にふと思いました。

 「このゲーム、どこまでリアリティがあんの!?」

 

 そこで本日は病院経営の専門家株式会社アシスト・メディコ金丸社長にお越し頂きました!

 ちなみに、記事中で明らかになりますが、数字はポンポン出て来るし理路整然としてるし、「仕事が出来る人ってこういう人の事を言うんだ~」って感銘を受けました。皆さんも病院を開業する時は金丸社長に相談しよう。

 金丸社長の仕事仲間であり、社長をご紹介頂いた滑石さんにもご同席頂いております。

本日はよろしくお願いします!いやー、この「ツーポイントホスピタル」は確かに面白いゲームなんですけど、 これってどこまでリアリティがあるんだ? っていう部分が気になりまして。そもそも、「病院経営のコンサルタント」っていうお仕事が世の中には存在するんですね。ぜんぜん知らなかった。

そうですね。お医者さんがいざ「開業するぞ!」と思っても、その道のりは大変なんですよ。

・どこに病院を建てるか?
・どういう病院を建てるか?
・資金繰りはどうするか?
・広告はどうするか?

などなど、お医者さんは医療については専門家ですが、この辺の問題についてはあまり得意じゃない人が多いので、我々がそういった部分をアシストしております。ある意味、病院の経営についてはお医者さんより詳しいと思います。

それは心強い……!

文・取材/ヨッピー


※この記事は『ツーポイントホスピタル』の魅力をもっと伝えたいセガさんと電ファミ編集部のタイアップ企画です。

「ツーポイントホスピタル」はどこまでリアルなのか

※自由度の高い「サンドボックスモード」でプレイしています。

では早速、実際のゲームの流れを見て頂きます。なんかツッコミどころがあったら教えてください。

まずこんな感じで、土地を選ぶところからはじめます。

あ、ストップです。

え!いきなり!?

はい。そもそも、新規で病院を建てるのはほとんど不可能です。

え───!そこから!?

まず、病院の定義なんですが、病床が19ベッド以下なら「クリニック(診療所)」で、20ベッド以上なら「病院」、100ベッド以上なら「総合病院」という風に定義されているんですね。
その上でベッドの無いクリニックなら今でも開業が認められますが、入院ベッドのある「有床クリニック」及び「病院」「総合病院」は原則新規の開業が認められないんですよ。

え───。なんでですか?

国の医療費が膨大になって問題になっている事はご存知ですよね?病院を増やして、患者を増やせばそれだけ医療費が増える、これはよろしくない、というのがひとつ。同じ病気でも、自宅で治療する人に比べて、入院で治療する人は医療費が約4倍になるとも言われています。
だから今では入院患者も「なるべく2週間以内に退院させましょう」という仕組みになってるんですよ。入院が長引けばそれだけ医療費も膨らむので。

なるほど。お国は支出が増えるのを嫌がるっていう。

そうです。それに、日本の人口は今後減っていくじゃないですか。医療費のピークは恐らく2025年前後だと言われていて、これを 「2025年問題」 なんて言うんですが、逆に言えば2025年以降は医療の需要が減っていくんですよ。だから今病院を増やしてもそのうち需要が減るのであまり意味がない、と。
むしろ日本は今、病院の数を減らす事を考えるフェーズに来ているんですね。じゅうぶんな需要があるのに、病院が無くて地域の人が困ってる、みたいな状態ならあり得ますが、実際は厳しいでしょうね。

なるほど。じゃあ、仮にね、仮に地域にじゅうぶん需要があって、でも今病院が無い、みたいな状態だと仮定しましょう。そこに僕がドカンと病院を建てる、と。

それでもダメですそもそも医療法人の理事長はお医者さんか歯科医師にしかなれません。ヨッピーさんが申請しても通らないです。

ちょっと!話が進まないじゃないですか!

事実だからしょうがないじゃないですか。なので、ありえるとしたらヨッピーさんが出資して、医師免許を持ったお医者さんの理事長を雇って、既にある医療法人を M&Aで買収するぐらいですね。

そんなお金どこにあるんですか

それは知りませんよ。

病院のM&Aってそんなに事例があるものなんですかね?

元々はそんなにたくさんの事例があるものではなかったんですが、ここ最近は病院の経営が悪化しているので事例が増えてきました。そうですね……、全国の病院の内、特に去年、2020年度で3割ぐらいが赤字なんじゃないでしょうか。2019年度と比べても6割くらいの病院が利益を下げてると思います。まあコロナの影響は大きいですね。

コロナのアレで病院行くの控える人が多いって言われてますもんね。その、「病院が赤字」って言われてもあんまりピンと来ないんですよ……!病院が赤字ってなんでなんだろうな、っていう。

例えば、飲食店で売上をあげようと思ったら「海外のお客さんを呼ぼう」とか「県外のお客さんを呼ぼう」とか、「新しい商品を開発しよう」とか色々あると思うんですが、病院って「医療圏」っていうナワバリみたいなのが決められていて、その医療圏の外から患者さんを集める事は良くないとされてるんですね。

かといって、普通の企業が売り上げを伸ばすために新しい商品を作るのと同じように「新しい病気を作ろう!」なんてわけにもいかないですよね? よっぽど有名で色んな所から患者さんが来るようなお医者さん以外、 需要は基本的に一定 なんですよ。

内科だとだいたい「70人にひとりが来る」って言われてまして、例えばその医療圏に7000人人口が居る地域なら一日あたりの患者さんが100人っていう具合に、地域差があるとは言えなんとなく需要の予測は出来るんです。

そんな中に新しいクリニックが進出してきて、そこの先生が丁寧で優しくて腕もある、となるとその100人いる患者さんの内半分を取られちゃうかもしれない。そうなると赤字です。 

なるほど。コンビニの出店合戦みたいなものか……!

ちょっと違う気がしますけど。

えーと、じゃあ次!土地を選んで病院を建てたら、こんな感じで病院に「検査室」とか 「診察室」とかをどんどん作っていきます。来る患者さんに合わせて、その病気に応じた施設を作ってゆく、と。

このゲームの変な所なんですけど、こんな風に「ピエロ・コンプレックス」っていう症状の患者さんが来たら、この 「ピエロ治療室」っていうのを作って彼らからユーモアを抜く治療をします。

はい。ストップです。こんな風に場当たり的な設備投資は出来ません。

止められすぎて段々腹が立ってきた僕。

例えば、MRIとかCTスキャンとか、ああいう大きな医療機器、かつ最新式のものとなると何千万、何億円っていう値段がするんですよ。さすがにお医者さんといえども、現金でポンと払えるわけないじゃないですか。「患者さんが来たから買うかー」なんて風にはいかないですよ。

え──。じゃあ普通はどうやって買うんですか?20年ローンとか?

ああいう医療機器は日進月歩の世界なんで10年も経てば新しいものが出るんですよ。20年もローンを組んで、20年経ったら旧型になっちゃう。なので8~10年ぐらいのローンやリースが一般的ですね。ローンの場合は銀行に借りるわけですから、「患者さんが来たから1億円貸してください」なんて雑に申請を出してもローンが通りません。

ぐぬぬぬぬ。

更に入院患者用のベッドもどんどん増やします!

はい。ここですね。さっきも言った通り病床の数はクリニック・病院・総合病院で決められてるのでこんな風に適当に、無尽蔵には増やせません。更に言えば、病床の数によって看護師ひとりにつきベッドが約2床で、ベッドを20床作るのであれば看護師を10人程度雇う必要があります。

20床のベッドに看護師さん10人もつけるのか……!じゃあ、看護師さんとかお医者さんもゴリゴリ雇いましょう。

こちらがツーポイントホスピタルの雇用画面。医師・看護師・事務員・管理人によってそれぞれ持っているスキルが違う。
「愛する人に実は嫌われている」「脳みそではなくチーズが詰まっている」など、悪口としか思えないような細かいキャラクター設定がなされているのだ。

こんな感じで、色んな特性のあるお医者さんや看護師、事務員をわーっと雇います!

「こんな風にボタンひとつでお医者さんを雇えたらどれだけ楽か……」

もう言いたい事はわかりますよ。「そんなに簡単じゃないわ」って言いたいんでしょ。

ヨッピーさんは、どうやってお医者さんを雇うものだと思っています?

えー、なんだろう。お医者さん専門の求人サイトに「お医者さん大募集~!」って載せるとか?実際、医療従事者専用の求人サイトとかあるじゃないですか。

もちろんそれもありますが、その方法でたくさんのお医者さんを雇うのは難しいでしょうね。実際に多いのは、医局に「お医者さんを紹介してください」と頼むケースです。

医局?

医学部のある大学にはそれぞれ「医局」というものがあるんですよ。九州だと九州大学や熊本大学とか。例えば、熊本大学病院の関連リンクに 「関連病院」っていうのがありますよね?こちらに掲載されている病院は熊本大学の医局と何かしらの関係があるんですよ。熊本大学から先生を派遣してるとか。
ひとりふたりならともかく、ある程度の規模の病院だと、医局の協力を仰がないとまず先生の頭数を揃えられません。病院の近くに調剤薬局も当然必要になって来るし、そうなると薬剤師も必要でしょう。

お──!なんかで聞いた事があるな……!それが学閥みたいになってるとか。病院にも学閥ってあるんですか?

そりゃあもうありますよ……!「あの病院は△△大学系」「あっちは××大学系」とか、なんとなく決まってるんです。例えば、とある有名な総合病院は、お医者さんはほとんどが△△大学出身のお医者さんです。

 

なので、伝統的に△△大学系だった病院が、「ウチはもう△△大学と縁切って勝手にやるわ」とか「××大学から先生を大量に連れてくるわ」なんて風にやると医局が反発して「じゃあウチの医局のお医者さんや看護師を全部引き上げるぞ」みたいな話になったり。
医局が持ってる力っていうのはその地域においては絶大なんですよね。なので普通の病院やお医者さんは医局の意向に逆らえないんです。

おお……! 「ブラックジャックによろしく」 で見たやつだ……!でも、「お給料倍払うからウチの病院おいでよ」って言ったら、さすがに「お!行く行く!」ってお医者さんもある程度集まるんじゃないですか?

ヨッピーさんは根本的な事をご理解されてないので説明しますが、日本においては 医療の値段は全て一律で決まってるんです。同じ治療を受けて、同じ薬を処方してもらうのであれば、東京の病院でも沖縄の病院でも金額は同じなんです。 受け取るお金が同じなのに、どうやってお医者さんに倍の給料を払うんですか?

え────。なんだろ。たくさん患者さんを診るとか……?

さっきも言った通り、需要は基本的に一定なんです。つまり、売上はそんなに増やせない。となると今度は「経費を削ろう」っていう事になりますが、これも言った通り人件費は「この規模の病院ならこれだけ人を雇いなさい」って決まってるから簡単には減らせません。医療機器のローンもあります。
だいたい、経費の内お薬や医療機器のローンなどの原価が2割、人件費が6割、そこから一般経費を引くとだいたい残る利益が売上の3~5%ぐらいになるんですね。全国どこの病院もそんなものです。それなのにお医者さんに給料を倍払って人件費を上げたら 間違いなく大赤字ですよ。

えー、でも美容外科の先生とか、Instagramでランボルギーニ乗ってるの見せびらかしたり、死ぬほどいい暮らししてるじゃないですか!

美容外科は自由診療で自由に金額が決められますから、腕の良いお医者さん、患者さんを集めるのが上手いお医者さんならその分だけ高い報酬を取る事も出来ます。
でも、保険内診療であれば診てくれる先生がベテランのお医者さんでも、新人のお医者さんでも同じ治療を受けたら患者が払う金額は全国どこでも同じです。

そしたら、「病院の経営」でやれる事って実は少ない……?

「病院」は公共性を問われるので、普通の商売に比べて自由度が少ないのは事実だと思います。ただ、例えばクリニックを開業する時に 「どういう科目でやれば儲かるのか」というのは実際あるんですよ。今だと内科は競争が激しいんですが、皮膚科は数が少ないので恐らく大丈夫だろう、とか。

あー、需給バランス見てマーケティングっぽい考え方をするんですね。

まさにマーケティングです。 だから我々が開業のお手伝いをする時はその地域にどれぐらいの競合がいるのかを調べますし、地元の商店街に行ってその地域のお医者さんの評判の聞き込みをするんですよ。
そしたら「確かに競合はあるけど、あそこはあんまり評判が良くないから勝てるな」とか、「クリニックの数は少ないけどすごく信用されてるお医者さんが隣町に居るからちょっと厳しいな」とかそういうのを見るんです。朝晩の交通量調査もしますし、競合のクリニックにどれくらい患者さんが入ってるかも調べます。
今はもうそれぐらいやらないと、適当に自分の好きな地域で得意な科目を専門にして開業したらめちゃくちゃ苦労しますよ。開業するのって大変なんです。

なるほどなぁ。そうやって大変な思いをしたからこそ、お医者さんって自分の子どもを医者にしたがるんですかね。

そうですね。普通の会社ならの子どもが「継ぎたい!」とさえ言えば会社を継がせるのはそれほど難しくありませんが、病院はさっき言った通りお医者さんにしか出来ないので子どもを医者にするしかないんですよ。
苦労して開業して、地域の方々の信用を積み重ねてきた自分の病院を無くすのは忍びないし、そんな病院は自分の人生そのものだったりしますからなんとかして子どもに継がせたい。
だから多少の無理をしてでも自分の子どもを医学部に入れる。お医者さんが一生懸命働くのは子どもの学費を稼ぐためという側面も大きいんですよ。

ウケる。

医学部の学費ってものすごく高いですからね。国立ならそうでもないですが、私立なら卒業までに諸々で4,000万~1億円ぐらいかかります。これはもう、普通のサラリーマンに払える金額ではないので。
お医者さんって高収入なイメージがありますし、確かに収入は高いのですが、子どもを二人医学部に入れよう、なんて思ったらお医者さんの収入でもかなり大変ですよ。

うーん、じゃあ、病院の名前ぐらい好きにつけても良いのでは?最近、変な名前なパン屋さんとか、タイトルが長いライトノベルが流行ってるじゃないですか。あんな感じで、

「絶対に治らないと言われていた、親父のガンがあっさり治ったのはここの先生のおかげかもしれない病院」とか作ったらどうでしょう。

フフッ。

今鼻で笑いましたね。

まず、医師会が難色を示すでしょうね。それに、広告の規制にひっかかります。医療機関には広告の規制がかかりますので「治る」とかそういう言葉を簡単に使えません。そもそもその名前で患者さんが集まりますかね?

うーん、じゃあこういうの!「こういう病院を作ったらどうか?」っていう絵を描いたんで見て頂けますか?

こういう病院です。敷地内にプールがあって、バーがあって、DJが音楽かけてて、そんで八ツ星レストランがあってサウナと温泉と水風呂があって、

そんで、リッツカールトンみたいな内装で世界一の名医がいる病院。これなら世界中からセレブが来るんじゃないかと思って……。

世界一の名医って、例えば神の手と呼ばれるような先生を想定したとしますね。

あ、そうそう。天皇陛下も執刀した天野先生みたいな。

ああいう先生が執刀する必要がある患者さんって、命に関わる病気をしてるのでカジノで遊ぶ体力なんて無いですね。

え──。

だって、音楽聞いてお酒飲んでプールで泳いでカジノで遊べる患者さんって、健康そのものじゃないですか。病院に行く必要無いですよ。

すごい。グウの音も出ない正論。

あと、レストランにしろカジノにしろ、 病院が直接経営する事は出来ないんですよ。病院って公共性を認められているので、そのぶん普通の法人に比べて税金の上限が安いんですね。
税金が安いぶん他の会社より有利なので、病院がカジノやレストランを経営したら他の企業はたまったもんじゃないですよね。だから、やるとしても別の会社に入ってもらうような形になると思います。

「ツーポイントホスピタル」では大事な収入源になるゲーム機器やカフェの運営ですが、実際の病院ではどこかの業者に委託しないとダメなんだそうだ。

そして、そういう、委託する形であればこういう施設は実際にあります。さすがにカジノはありませんが、病室も豪華で食事も専属のシェフがついて美味しいものが提供されるっていう。ただし病院というよりはリハビリ施設とか療養施設と呼ばれるようなものですね。認知症の方が入るような施設でコンシュルジュがついていたり。

おー。あるんだ──。

こういう施設の経営で難しいのが、やはり マーケティングの概念を理解してるかどうか なんですね。どういう内装にしたら喜ばれるかとか、どういう食事を出せばいいのかとか。金額はいくらなら人が集まるだろうか、とか。広告をどこにいくらで出そうかとか。
開業の時と同じく、医療そのものではなく、マーケティングの部分はどうしてもお医者さんは苦手なので、その代わりに我々のような会社がお手伝いをさせて頂く、というイメージです。

ボコボコに論破されて落ち込む僕。やっぱり病院を経営するのは面倒臭そうなのでゲームでやるぐらいに留めておいた方が良さそうです。

そんなわけで「時間泥棒ゲーム」ことツーポイントホスピタルですが、

・普通に進めるだけならそこまで覚える事も多くなく、サクサク進められる
・ただし、「全てのステージで星3つクリア」などを狙うには高度な戦略が必要になる

という具合で、初心者から上級者までまんべんなく楽しめるつくりになっております。例えば こちらの攻略サイト を見ると「こんなにやる事があるのかよ」とビビッてしまうことうけあいですが、「とにかく先に進めて行く」ぐらいなら割ととっつきやすく遊べるのではないかと思います!

とはいえ、こんな風に赤字が先行しはじめたら挽回するのは厳しい!ゲームが進むにしたがって、適当に進めてるだけではなかなかクリアできなくなるぞ!

ちなみに、僕って行動力だけは無駄にあるけど、細かい作業とか調整とか死ぬほど嫌いなタイプなんですが、そういう人間って病院経営に向いてますかね?

向いてないでしょうね。

ライター
自称“無職”のボードゲーム好き。
ライターとしてさまざまな媒体で面白記事を執筆。
現在はメディア運営のアドバイザーやWEBライター塾の講師としても活動している。
Twitter:@yoppymodel

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