今までは私と考えの合う人なんて滅多にいないんだわ。
普通にしていないと!
目立たないようにしなくちゃ。
あまり、変わった言動をしないようにしなきゃ。
目立たないように、息を潜めて、まわりに馴染むように。
本当は、全然違うのに合わせようとして、息苦しくなっていた。
周りから見たらバレバレなのに、必死で隠そうとして、馴染もうとして。
バレてるけどあえて指摘しない人の優しさにも甘えていたな。
『ぞうのエルマー』って絵本、知ってますか?
私はいつも周りと違う行動をしたくなり、でも、目立つのは嫌で隠れようとしていましたが、うまく隠せなくて、ひどい時には悪目立ちして、嫌味を言われてしまったり、仲間外れにあったりして。
またそんな自分が情けなくて、悔しくて、頑張ってみてもうまくいかなくて。
あなたはあなたのままでいいのよ、と言われる事が、どこか諦められていると感じて寂しくて。
素直に嬉しいと言えなかった。
普通になりたい。
みんなと同じがいいと思ってました。
でも、みんなと違ってもいい、それも個性。
みんなと違っている人が、よーく探してみるとそこかしこにいるし、さらには実の所、全く同じ人なんていなくて。
同じように見えている人達にも少しずつ違いはあって。
目立つ目立たないの差だった。
そして、私には無い良さがその人にはあり、また、私にもその人には無い良さがあるという事。
私にもきっと他の人から好かれる何かがあるはず。
私にもきっと誰かを笑顔にできる事があるはず。
私にもきっと、何か良いところがあるはず。
きっと、私を好きでいてくれる人がいるはず。
だから、すぐに諦めないで、もう少し頑張ってみようと思いました。
エルマーが、そのままで愛されたように、きっと私をそのままで認めてくれる人がいるはず。
もしかしたら、もうみんな普通に認めてくれているのかも。
違う、違う、全然ダメ!と私を認めていないのは、私のほうだったりしてね。(笑)