ファミリーマート=曽根田和久撮影
ファミリーマートは18日、「お母さん食堂」や「ファミリーマートコレクション」などのプライベートブランド(PB)の名称を、19日から「ファミマル」に統一するのを前に発表会を開いた。「お母さん食堂」の名称には「食事は母親が作るものという意識を植え付ける」との批判も出ていた。
ファミマルは、全国約1万6600店で順次展開する。これまで特定のブランド名を付けていなかったおにぎりやサンドイッチなども含む約810種類の商品が対象。
同社の細見研介社長は18日の発表会で「会社の顔であるプライベートブランドを大々的にリニューアルするのは、変化をし続けていくというファミリーマートの意思表明。売上比率を、2024年度末までに35%以上にすることを目指していく」と述べた。
総菜ブランド「お母さん食堂」を巡っては、有志の高校生らが名称変更を求めるオンライン署名活動を展開。これに対し、ネット交流サービス(SNS)では「言葉狩りだ」などとする声も上がっていた。
同社の足立光マーケティング本部長は「ファミリーマートコレクションとお母さん食堂の刷新は以前から決まっており、署名活動自体は刷新の意思決定の要因になっていない」とした上で、「いろんなご意見、署名もいただいた。老若男女、全ての性別、世代の皆さんに受け入れられるような名前やコンセプト、パッケージを含めて、十分な検討をした結果がファミマルになる」と述べた。【松山文音】
毎日新聞