2021/10/14 19:30
中間市の3歳息子“虐待死” 245カ所の傷痕 174カ所はタバコの火かスタンガンか 福岡県
福岡県中間市で3歳の息子に虐待を繰り返し死亡させたとして傷害致死の罪などに問われている元夫婦の初公判で、元妻は起訴内容の一部を否認しました。
起訴状などによりますと、末益愛翔ちゃん(当時3)は2020年8月、中間市の自宅で両親の末益涼雅被告(24)と歩被告(23)から虐待を受けて死亡したとされ、2人は傷害致死などの罪に問われています。
10月14日に福岡地裁小倉支部で開かれた初公判で、涼雅被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、歩被告は「共謀していない」と一部否認しました。
検察側は法廷で、当時、2人がやりとりしていた「LINEの内容」を明らかにしました。
◆歩被告
「ももちゃん(ペットのフェレット)の砂食わせてみた」
「おいしくないってさ」
◆歩被告
「うごききらんのか いたいみたい」
◆涼雅被告
「でしょーね」
「思いしれてね」
◆歩被告
「アバラのとこ蹴ったら吹っ飛んだ笑」
さらに検察側は、司法解剖の結果、愛翔ちゃんには245カ所の傷痕があり、そのうち174カ所がタバコの火かスタンガンによるものである可能性が高いと指摘。
「暴力と虐待が日常化していた」と強調しました。
判決は、11月5日に予定されています。
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