ケムリクサとは、自主制作アニメーション集団irodoriが制作に関与したアニメーション作品。自主制作版とテレビアニメ版の2種類が存在する。
この記事ではテレビアニメ版を中心に扱う。
概要
irodoriが『けものフレンズ』の次に手がけた、たつき監督降板事件後初の地上波公開アニメーション作品。
元々はアマチュア時代にニコニコ動画とYouTubeに投稿された「自主制作アニメ」であり、テレビアニメ版はそのリメイクになる。
また、たつき監督降板事件を受けて、ヤオヨロズのプロデューサー福原慶匡が提唱した製作委員会を関与させない体制「パートナーシップ制度」のプロトタイプ作品ともされているが、実際は既存の製作委員会制度(ヤオヨロズケムリクサプロジェクト、YKP)が採られている。
自主制作版
2010年から2012年にかけて、ニコニコ動画を中心に短尺の新作映像が投稿されていた。同年2月にはニコニコ動画とYouTubeにて長尺版が投稿された(総再生時間約28分)。2012年の第24回CGアニメコンテストでは作品賞を受賞している。
だが、2019年4月には「諸般の事情」により、ニコニコ動画では第3話を含んだ長尺版全編が、YouTubeでも同じく第3話を含んだ長尺版後編が削除された。「諸般の事情」についてたつきおよびirodoriは「公開終了」「一区切り」と表明しているが、エンディングテーマ『新世界へのプロローグ』の権利者である箸休の要請により削除された可能性が高い。
後述するテレビアニメ版との相違点は、キャラクターデザイン以外にも、登場人物の名前に「凛」「律」「鳴」などのが当てられている、ケムリクサが紙巻きたばこの形状である、鳴(りな)が7人に分裂している、などが挙げられる。
スタッフ
監督・アニメーション - たつき
キャラクターデザイン・2D - 平安
モデリング - タチ
背景美術 - ゆっこ
音 - ちゃぼ、かきね
制作 - irodori
エンディングテーマ『新世界へのプロローグ』
箸休/hashiyasume
テレビアニメ版
製作過程
ヤオヨロズケムリクサプロジェクト (YKP)の構成企業は公開されていないが、スタッフリストの企画、プロデューサー等に挙げられた人名から、おおよその参加企業を特定できる。
正式な制作告知は2018年2月11日だが、2017年12月29日に開催されたコミックマーケット93の時点でirodoriから新作の制作告知がなされていた。
テレビアニメ以外にも『ウルトラジャンプ』2019年2月号から4月号に「本編並走型副音声コミカライズ」としてたつきが描く『わかばメモ』が連載されており、メディアミックス作品としても展開していた。
ちなみにたつきは『けものフレンズ』(テレビアニメ)の放送中に「けものフレンズの制作に500日かかった」旨をツイートしているが、『ケムリクサ』(テレビアニメ)放送開始時から500日溯ると丁度「ざっくり」ツイートの前後になる。
また、タイトル発表の半年前の時点で「廃墟が舞台となる新作アニメ」の制作に取り掛かっていたという証言*1もある。
以上のことを踏まえると、『ケムリクサ』のタイトル発表は2018年2月のことであり、そこから逆算すると2017年9月には既に『ケムリクサ』の制作に取り掛かっていたということになる。そのため「『けものフレンズ』のアニメ2期制作を最初から受ける気はなかった」ないし「条件が見合わないとして早期に交渉を打ち切っていた」可能性も挙げられていた。
『けものフレンズ』(テレビアニメ)との類似点
たつきファンの間では、人物や舞台設定などに『けものフレンズ』との共通点があり、これは「『ケムリクサ』(自主制作版)にあった要素を『けものフレンズ』に持ち込んだためである」といった主張がなされている。
だが、自主制作版からは主人公のわかばが凛に助けられる場面以外に共通点を見出すことが難しく、テレビアニメ版との共通点もほぼ「ストーリー終盤に明かされる主人公の設定の類似点」に集約されている。そもそも自主制作版は短尺でありストーリー展開も少ないため、自主制作版を元に『けものフレンズ』を制作した可能性は低いとみなされている。
そもそも、作品が世に出た順番は『けものフレンズ』が先であるため、『ケムリクサ』中に『けものフレンズ』に似ている要素があれば、時間の流れを考えると『けものフレンズ』の要素を『ケムリクサ』に流用したと考える方が自然である。
なお、登場人物の一人「りく」は、自主制作版からデザインと性格が大幅に変更されている。テレビアニメ版のりくは、フードを深めに被った服装や男性的な口調が『けものフレンズ』のツチノコに若干寄ったものとなっている。
「ケムリクサ」の大幅改変
題名にもなっている物体「ケムリクサ」は、作中では非常に重要なアイテムとして登場する。自主制作版でのケムリクサは紙巻きたばこの形状をしており、ひと目で「ケムリクサ」すなわち「タバコ」であるとわかる代物だった。登場人物の「凛」はケムリクサを吸うことで様々な効能を得て、敵である「アカムシ」と戦っている。また、「凛」や「わかば」の名前の由来も、実際のたばこの商品名に由来しているのではないかとする説もある。
だが、地上波放送ではたばこや喫煙に関する表現規制が厳しい昨今、登場人物がフィクションの産物であるケムリクサを吸う場面も「喫煙」を想起してしまうため、自主制作版にあった煙が出る描写は削除されて、形状も単なる「色がついた葉(草)」に変更されることとなった。なお、形状は植物のタバコの葉以外にも複数の植物をモチーフとしたものが登場する。なお、オープニングアニメーションや次回予告に煙の描写があるが、特段ケムリクサと関連づけられたものではない。
ただし、ケムリクサそのもの意味を歪めてまで改変するのはたつき含む制作陣も何か思う所があったのか、作中の1シーンでとある人物が喫煙するシーンがある。
『ケムリクサ 12.1話』
ケムリクサ放送終了後の1週間後に追加エピソードである12.1話をニコニコ動画及びyoutubeで公開している。
これはけものフレンズ1期の「ばすてき」の手法と非常に酷似している。
つまりこの手法は2回目であり、ばすてき同様たつき監督の独断であれば同じ手を2度も通用するとは思えず、ヤオヨロズが事前に承諾して公開したものと考えられる。
ただ、それは「ばすてき」の時でもヤオヨロズは知っていたのでは?という推測は充分に成り立つ。
コラボレーション
日清「どん兵衛」とのコラボレーションCM
2017年9月の『けものフレンズ』とのコラボレーションに引き続き、『ケムリクサ』でも日清の「どん兵衛」とのコラボレーションCMが放送された。
なお、現在日清の公式サイトには『ケムリクサ』に関する記述は存在しないが、これはコラボレーション商品が発売されなかったためであり、同時期にコラボしていた『ひもてはうす』『荒野のコトブキ飛行隊』は公式サイトにコラボレーションのことが記載されている。
ドン・キホーテでのコラボ商品の発売
ディスカウントストアチェーンドン・キホーテがかねてより行っていたアニメコラボグッズの一環として『ケムリクサ』グッズが発売された。
発売日は2019年9月21日。ただし、新規に書き下ろされたイラストはたつきの描き下ろしではない。
ちなみに同時期にコラボが行われた『SSSS.GRIDMAN』『ゾンビランドサガ』は第二弾以後もコラボレーションが行われたが『ケムリクサ』は一回に留まった。
コラボレーションの停止が売上が原因なのか、あるいは権利問題(後述)によるものかは明らかではない。
評価
たつきファンからは絶賛されている。また、けものフレンズ2アンチやKFPアンチを兼ねている層からは「本作こそが『けものフレンズ』の続編」とする主張が強い。
しかしながら、作風は『けものフレンズ』とは真逆のシビアな世界観であり、「黒と赤の陰鬱とした、荒廃した世界」「死ぬか生きるかのサバイバル」「男女の恋愛要素」などの要素を受け入れられない視聴者もいた。だが、世界観に関しては「『けものフレンズ』の優しいフィルターを取り払っただけで、厳しい世界を仲間たちと協力して生き抜くという点は共通している」という考察もある。
なお、放送終了直後は続編の制作を期待する声がファンから多数上がっていたが、ヤオヨロズの解散頃から熱心なたつきファンが「綺麗に終わったから続編は必要ない」という主張を強めているため、続編を望んでいるファンは同じファンからたしなめられることがある。
Blu-ray Disc『ケムリクサ』の売上
Blu-ray Disc『ケムリクサ』第1巻(上巻)の売上数は、15,326枚だった。この数字は2019年に放送された作品の中では3位に入るもので、たつきファンは「覇権アニメ」である自負をより高めることとなった。
2019年円盤第1巻売上順位(12/29日15:00時点)
*1 27,890 冬 マナリアフレンズ
*2 22,773 春 鬼滅の刃
*3 15,326 冬 ケムリクサ
なお、映像ソフトの売上は発売初週が最大の数値になり、その後は徐々に数値が下がっていく(いわゆる「右肩下り」)のが通例だが、『ケムリクサ』は発売初週~3週目*2までがほぼ5000枚前後のまま推移し、4週目から1000枚前後まで落ちる」という特異な売れ方をしていた。
そのため、ヤオヨロズアンチからは「ヤオヨロズの自社買いによる数字の誤魔化しが入っているのでは」という疑惑の目が向けられた。ただし、あまりにも不自然すぎるため「工作ならばもっと自然な数字を出すはず」「こんなあからさまに不自然な数字は作らない」という反論もなされた。
一方で、当時売り切れになっていたはずのBlu-ray Discが「ジャストプロ」名義でAmazonマーケットプレイスに大量出品されていることが確認された。
これに対してはヤオヨロズアンチだけでなく界隈外からも疑義が生じたが、福原慶匡を含む数名の関係者は「売り切れになる前に確保しておいた」という不可思議な発言をしている。
また、商品の梱包はソフト制作会社や流通会社ではなくたつきを含むirodoriや、ヤオヨロズ、ジャストプロの社員が梱包して、自分たちの手で発送するという通常の販売形態とは異なる流通をしていた。
余談だが、足立淳は上記の自社買い疑惑をネタにした漫画の執筆を思いついたが「状況証拠しか存在せず確証に欠ける」として断念している。
なお、足立はKFPアンチから「疑いを向けた時点で真フレである」として攻撃を受けることとなった。
その後x話のDVDが発売。たつきはツイートでケムリクサのDVDが米国で大人気の「アベンジャーズ エンドゲーム」を越えた事を報告している。
(なんでやねん…数全然読めん…でもありがとうございます、荷が間に合うように3人でがんばりますー)
午後2:08 · 2019年9月6日·Twitter Web App
現状直接無関係だったりソースのない数字をもとにした憶測以外存在しておらず陰謀論の粋を出ない。
問題点
過酷な制作環境
ヤオヨロズの福原慶匡によるインタビューによれば、同社は「たつき監督の作りたいものを具現化するためのスタジオ」であると明言されていた。この発言をそのまま受け取れば、昨今労働環境の過酷さが取り沙汰されるアニメーション業界の中では、かなり優遇された環境であると考えることができる。
しかし、当のたつきは2019年4月7日のツイートにて「1年弱家に帰っていない」「半年ぶりに布団で寝て気持ち良すぎて怖い」等と発言している。たつきの発言を真とするならば、『ケムリクサ』の制作現場は「ヤオヨロズに年単位で泊まり込み」をして、かつ「仮眠室等の環境は整っていない」環境であったことになる。
これらは第三者から見ても理想の制作環境とは言い難く、インターネット上ではたつきの健康を心配する声が上がったものの、たつきファンからは武勇伝として捉えられてしまい、インターネット上での絶賛する風潮からヤオヨロズに対する批判や炎上は起きなかった。
たつきの発言に懐疑的な層からは、この発言をたつきの脚本費・脚本印税未払い発言事件と並ぶ、「仕事相手に対する告発」ではないかと推測する動きもあったが、真意は明らかになっていない。
『けものフレンズ2』の監督である木村隆一は、たつきのTwitterでの発言に対し、「アニメ業界であれ何の仕事であれ、家に帰ってないなんて自慢にならない。身体壊すほど働かなきゃいけないならアニメなんて作る必要はない。無理をしてしまう時はある、けど身体を壊しては元も子もない。他人にそれを強要しないよう自戒したい」とTwitterで発言した。たつきの発言が自慢に基づくものかは定かではないが、木村のこの意見表明は過酷な労働環境が蔓延しているアニメーション業界に一石を投じるものでもあった。だが『けものフレンズ2』炎上の余波から、木村のこのツイートに対してけものフレンズ2アンチやKFPアンチ、ネットイナゴから多くのバッシングが寄せられることとなった。
DVD『ケムリクサ .xおまけ』の不具合
irodoriは2019年8月のコミックマーケット96にて、DVD『ケムリクサ .xおまけ』を頒布した。だが、同DVDは頒布当初から再生できないとの声が一部で上がっており、Amazonでの販売が開始されて以降も、再生できないとの不具合報告が多数出ることとなった。この件についてとある人物が実物を用いた検証を行い、再生できない原因は「オーサリングの設定ミスにある」との結論に至った。
すなわち、DVD規格を前提にしつつも、映像がDVD規格になっていなかったことが原因だった。
一方、Twitterを通した多数の不具合報告を受けて、たつきは声明を発表した。
ここでは不具合に対する形式的な謝罪はなく、「所有に値しないDVD」という一般には聞き慣れない表現が用いられたが、たつきファンはこれを「神対応」と評価した。
商標登録の拒絶
YKPの参加企業であるストロベリーミーツピクチャーズ(以下ストロベリー)*3は、2019年夏ごろに『ケムリクサ』の商標登録を特許庁に申請した。なお、同社は『ケムリクサ』の正規グッズ販売を請け負う会社であり、『邪神ちゃんドロップキック』とともに『ケムリクサ』グッズの販売イベントを開催していた実績もあった。
だが、同社は「たつきとの関係性が不明」として商標登録を拒絶され、その後は再度申請されることなく現在に至っている。これらの事情から、現在『ケムリクサ』の商標権というのは存在せず、宙に浮いている状態となってしまっている。これが直接の原因かは不明だが、『ケムリクサ』の商業展開は2019年9月のドン・キホーテとのコラボレーションを最後に途絶えている。このような商業展開の早期終了は、ヒットといえる数字を出したテレビアニメの中でも、異様の速さとなっている。
同社の主力業務は創作物の商標や権利の管理であるため、商標拒絶はアニメ制作会社がアニメ制作に失敗するのと同等の大失態である。また、『ケムリクサ』の権利について主導権を持っているヤオヨロズが製作委員会の参加企業にこのような扱いをさせたことは、業界内でも前代未聞のこととされる。
商標の取得には、原作者であるたつきやヤオヨロズにも事前の交渉および契約があり、商標権そのものについての対価もたつきおよびヤオヨロズに支払われるはずである。すなわち、商標権が取れなかったことは『ケムリクサ』の貴重な商品が失われたのと同義である。商標拒絶についてはたつき、ヤオヨロズの双方とも一切言及しておらず、何故商標が取得できないままに終わったかは現在でも不明のままである。
なお、福原慶匡は現在でも『邪神ちゃんドロップキック』のグッズ販売を通してストロベリーミーツピクチャーズの関係性は続いているため、福原やヤオヨロズが問題の発生源とは考えにくい。
日本SF大賞への多重エントリー
一般社団法人日本SF作家クラブが開催している第40回日本SF大賞*4において、作品のエントリー掲示板に『ケムリクサ』を推す文章が大量に投稿されるという事態が発生した。
同賞は1980年に創設された権威ある賞で、年1回、9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品*5の中から最終候補作を選び、日本SF作家クラブの総会で選ばれた数名の選考委員による討議を経て、受賞作を決定している。なお、審査作品は一般読者が推薦したいものを公式サイトの専用掲示板から「エントリー」するもので、個人が匿名(ハンドルネーム)で、なおかつ複数作品の推薦が可能となっている。
『ケムリクサ』のエントリー数は、エントリー総数274件中78件にも上り、全体の約3割にも及んだ。前後の第39回と41回のエントリー候補ページはいずれも9ページ程度に収まるエントリー数だが、『ケムリクサ』が大量にエントリーした第40回は14ページにも渡っている。
だが、日本SF大賞は日本SF作家クラブの会員投票によって選出されるものであったたため、『ケムリクサ』は最終候補に選ばれることなく落選した。そもそも、エントリーは多数決で選出が優位になるというわけではないため、たつきファンによる集団投票は無意味に終わった。また、第35回においてもテレビドラマ『安藤ロイド』で同様の事例が発生しており、その際には「多数決で決めたという印象を与えかねないので、大量の推薦文はむしろマイナスの評価になる」という審議が下されている。
なお、この件を受けてのことか第41回SF大賞のエントリー募集要項には、次のような一文が付け足された。
日本SF作家クラブ(SFWJ)公式ウェブサイト 第41回日本SF大賞エントリー募集についてのFAQ(よくある質問と答え)より(魚拓)
エントリーには何を書けばいいの?
エントリーの際の評価基準は、SFとしてすぐれた作品であり、「このあとからは、これがなかった以前の世界が想像できないような作品」や「SFの歴史に新たな側面を付け加えた作品」です。
推薦される方の、絶対評価、個人的な評価でかまいませんが、作品のどこが優れており、日本SF大賞にふさわしいかがわかるようなエントリーコメントをお願いします。
あらすじなどの作品紹介のみのエントリーは、お受けすることができません。
なお、作品を未読・未見の方への配慮として、コメントにネタバレ要素がある場合には、冒頭に【ネタバレ注意】の表記を入れてくださるようお願いします。
表記がない場合でも、運営委員会がネタバレ要素ありと判断した場合には、一覧に掲載する際に【ネタバレ注意】の表記を入れることがあります。ご了承ください。
『ケムリクサ』の落選により投票に関わったたつきファンやKFPアンチは日本SF作家クラブに対して敵意を向けるたが「真フレに隙を作ることになる」という理由で矛を収めた。
なお、一部KFPアンチの間で「KADOKAWA作品以外は受賞できない出来レースである」という声が上がっているが、アニメーション作品では25回で『イノセンス』(徳間書店)、29回で『電脳コイル』(NHK)が受賞しているほか、35回では『魔法少女まどか☆マギカ』(芳文社)が候補に上がっており、事実に反している。なお、KADOKAWA作品は18回の『新世紀エヴァンゲリオン』のみである。
ゲーム開発計画
『ケムリクサ』の製作に参加していたサイバーステップは、2019年8月の株主総会で開発中の新作ゲームに関して次のような答弁を行っている。
https://tegered.work/2019/08/29/2019-08-29-231854/
Q.新作ゲームについて、一部ではIPモノが『ケムリクサ』と言われているが、実際どうなのですか。
A.製作委員会の関係もあるので、サイバーステップ社だけの判断でゲーム内容を公表できない。製作委員会の監修が絡む関係がある。しかし、今期中のリリースを目指しており、アニメが公開されてから時間のたたないうちにゲームも公開したいと考えている(鮮度の問題だろう)。
発表のタイミングから、この「ゲーム」とはほぼ『ケムリクサ』のことを指していたと思われる。だが、2021年現在『ケムリクサ』のゲームは存在しない。
ヤオヨロズ解散による影響
制作会社であるヤオヨロズがケムリクサ放映後わずか1年ちょっとである2020年3月31日に解散。ケムリクサはヤオヨロズの最後のアニメ作品となった。
現在ケムリクサの版権を所持しているのはジャストプロになる。*6