コマーシャルフォト

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俺は長年
コマーシャルフォトを生業としていた

広告写真というものですね



だけど悲しいかな広告にクレジットは入らない
撮影 櫻井ヒロムってね
当たり前の事だけどなぁ~

でもね
1つあるんだよ~
近鉄アート館という立派なホールの
ポスターとリーフレットになった写真がね~
















これは
月田秀子ってファド歌手のものだけど
彼女とは呑み友だったので
「撮ってよ~」
と言われ別の会場で撮影した写真を
近鉄アート館の刷り物に使った訳ですね

注目点は左肩のクレジットです














Photo : H.SAKURAI

はい
俺の事ですね~



これは
撮影料金を大幅値引きした代わりの措置なのです
料金+呑み代で手を打った訳だね(笑)

デザインも優れていて
特色白オペーク1色刷りのもの

カッコイイでしょ~





こんな事は滅多にない事で
関西の某私鉄のポスターとか
関西系洋酒メーカーのパンフレットや
神戸の珈琲会社のレストランメニューや
大手電話会社の会社案内や
大学の学校案内
西日本の某車メーカーとか
大手通販会社の通販カタログ等々

有名無名ありとあらゆる会社の
広告写真や宣材写真を撮ってきたけど
俺なんぞは無名なのだよねぇ~

だけど
その代わりにギャラはイイのよ
色んなプロカメラマンでは広告が1番稼げるのよ
これはホントの事なのです



バブルが弾け広告の制作が東京に変わり
俺は雑誌に手を出した
それしか仕事がなくなったのだよ

だけどギャラは1/10になった
1日何軒か取材に回って3万とか
疲れるだけの仕事だけど
安い代わりに名前が載るのですね

でもね
「無名でイイから金をくれ」(安達祐実風にね)
なんて思ったものだよ(笑)

主に車、バイクの雑誌の関西担当でしたね
色んな出版社に出していたけど
今はなきPD(プレイドライブ)が好きでした
俺もラリー屋だったからね

記事も書いてたんだよ
安かったけどな~




最近のギャラを聞いたら
昔より安くなっている
そんな事は相手には言わないけどな

それもデジタル化で
誰でもプロとして撮れる時代になった弊害だな

なんて事を考えていたGWの中日でした




因みに最近の仕事で多いのは
「生前遺影」と「ショップのHP用撮影」
それと「プロフィール用ポートレイト」です

広告はボチボチ営業していきますよ







Canon   nF-1
NFD   85/1.2L




1つ前のブログで今日はおしまいとしたが
暇なので書いてた

「やくならマグカップも」を見ながらです



ところで皆さんは
プロの広告カメラマンの名前って知ってますか?

いや知らなくて当然です
「コマーシャルフォト」って雑誌を読まないと
普通は解らないからね~

広告写真のプロカメラマンって
掃いて捨てるほど存在してるんですよ

でも上の最上位でないと名前は出てこないの



えっ
俺ですか?
俺は馬の骨だけど
上の最下層でしたね~(笑)

一応ポスターとか
通販カタログ撮影のチーフとか
有名企業の仕事もしてたから上にしたけど
それでも上の最下層です






白鳥真太郎なんて知らないよね~








おやすみなさい

良い夜を






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